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【愛知県への移住者必見】三河弁の意味と一覧まとめ|「じゃん・だら・りん」などを解説 2026/7/21版

移住:三河弁

三河弁とは、愛知県東部に位置する三河地方で使われている方言です。同じ愛知県内で話されている名古屋弁とは、語彙やイントネーションの点で異なる特徴を持っています。

三河出身の人と会話をする中で、「言葉の意味が理解できない」と戸惑いを経験した方もいるのではないでしょうか。

とくに、進学や転勤、移住などをきっかけに三河地方で新生活をはじめる方にとっては、こうした言葉の違いが思わぬコミュニケーションのすれ違いを生む原因になる可能性があります。

本記事では、三河地方で生まれ育ち、三河弁をネイティブに使いこなす筆者が、日常生活でよく耳にする言葉の意味や使い方を、具体的な例文とともに詳しく解説します。

三河弁とは?方言がかわいいと人気!

ここでは、三河弁の基本的な分類や、他県民が混同しやすい名古屋弁との違いについて以下の内容を解説します。

  • 三河弁とは|東三河と西三河でも方言が違う
  • 尾張弁(名古屋弁)とは違う?
  • イントネーションの特徴

三河弁とは|東三河と西三河でも方言が違う

三河弁は、愛知県東部にある三河地方で広く使われている方言です。
実は三河弁の中でも、「西三河」と「東三河」の2つの地域で言葉の傾向が異なります。

たとえば、岡崎市や豊田市を中心とする西三河では「じゃん・だら・りん」などの語尾が多用されています。
一方で、豊橋市などを中心とする東三河では「のん・ほい・だに」という表現が主流です。

しかし、近年では両地域に大きな差は見られなくなっています。

名古屋弁(尾張弁)とは違う?

名古屋弁(尾張弁)とは、名古屋市を中心とするエリアで話されている方言で、「〜だがや」「〜みゃあ」などの独特の語尾や濁った響きが特徴です。

他県から来られた人の多くは、「愛知県の言葉=名古屋弁」というイメージを持っていますが、実は三河弁と名古屋弁は若干異なります。

三河地方の出身者に対して名古屋弁で親しげに話しかけると、かえって違和感を持たれるので注意が必要です。

イントネーションの特徴

三河弁のアクセントは、一般的には標準語と同じ東京式アクセントに近いとされます。
そのため、名古屋弁などで用いられる「内輪東京式アクセント」とは音の上がり方が異なる点が特徴です。

標準語を話す方が三河弁を聞いた場合、発音そのものに強い違和感を覚える可能性は低いでしょう。

一方で、「いつ」や「どこ」などの疑問詞を、語尾を上げずに平らな調子で発音する「平板型」のイントネーションが用いられるなど、独自の一面も持っています。

【基本編】避けては通れない!これだけは覚えておきたい三河弁と意味

ここでは、日常会話でとくに登場回数の多い代表的な三河弁について、以下の項目に分けて解説します。

  • 「じゃん・だら・りん」:西三河の代名詞
  • 「のん・ほい・だに」:東三河の代名詞
  • 「だもんで」「だで」:〜だからね
  • 「しとる」「しとった」:〜している、していた
  • 「ど〜」:すごい、めちゃくちゃ

「じゃん・だら・りん」:西三河の代名詞

「じゃん・だら・りん」は、西三河地方を代表する方言であり、「〜だよね」「〜でしょ」「〜しなよ」などの共感や同意を相手に求める際に使われる語尾です。

それぞれの役割や意味としては以下の通りです。

三河弁意味例文
「じゃん」事実の断定や念押しだから言ったじゃん
「だら」相手への推量や確認明日も学校だら?
「りん」優しい命令や誘い早く寝りん

「のん・ほい・だに」:東三河の代名詞

「のん・ほい・だに」は、豊橋市などの東三河エリアを象徴する方言であり、「ねえねえ」と呼びかけたり、「〜だよ」と語気を和らげたりする際に使われます。

三河弁意味例文
「のん」相手への同意今日はいい天気だのん
「ほい」親しい人への呼びかけほい、これ持っていきん
「だに」自分の主張を伝える場面で用いる明日は仕事だに

なお、東三河地区の豊橋市にある動植物園が「のんほいパーク」と名付けられているほどこの表現は地元に根付いています。

「だもんで」「だで」:〜だからね

「だもんで」や「だで」は、「〜だから」や「〜なので」といった理由を説明する際に用いられる、三河弁特有の接続詞です。

何か言い訳をしたり、前後の文章を論理的に繋いだりする際に頻繁に使われ、会話の中では語尾を伸ばして「だもんでぇ」と発音されることもあります。

【例文】今日は雨だもんで、外に出たくない(今日は雨が降っているから、外に出たくない)

「しとる」「しとった」:〜している、していた

「しとる」は「〜している」、「しとった」は「〜していた」という、動作の継続や過去の進行状態を表す表現です。

これは西日本特有の言い回しであり、三河弁においても現在進行形や完了の状態を示す動詞の活用形として日常的に定着しています。

【例文】さっきまでテレビ見とっただけど、気づいたら寝落ちしとった(さっきまでテレビを見ていたんだけど、寝落ちしていた)

「ど〜」:すごい、めちゃくちゃ

「ど〜」は、形容詞や動詞の頭につける、程度の強さを表現する接頭語です。

「すごく」「とても」「めちゃくちゃ」などの最上級の強調を表し、とくに東三河を中心によく使われています。
「ど」+「すごい」の「どすごい」や「ど」+「えらい」の「どえらい」のように組み合わせると、感情の大きさを強くアピールできます。

【例文】このラーメン、ど美味い!(このラーメン、すごく美味しい!)

【要注意編】トラブルを防ぐ!標準語を勘違いしやすい三河弁と意味

移住:三河弁

三河弁の中には、標準語と同じ言葉でありながらまったく異なる意味を持つものが存在し、それが原因でコミュニケーションのすれ違いが起きることもあります。

ここでは、仕事や生活上のトラブルを未然に防ぐために知っておくべき、誤解されやすい三河弁について以下の内容を解説します。

  • 「ずる」:ものを引きずって動かす
  • 「うら」:後ろの方
  • 「お値打ち」:同じ品質で安く買えること、お得
  • 「鍵をかう」:鍵をかける
  • 「車校」:自動車教習所
  • 「放課」:授業と授業の間にある短い休み

「ずる」:ものを引きずって動かす

三河弁の「ずる」とは、重い机や椅子などを持ち上げずに、そのまま「引きずって動かす」という物理的な動作を意味します。標準語における卑怯者を表す「ずるい」と似た表現ですが、内容は異なります。

学校や職場の掃除の時間などで頻繁に使われる表現であり、悪口を言われていると勘違いしないように気をつけましょう。

【例文】床が傷つくもんで、机ずらんで!(床に傷がつくから、机を引きずらないでください)

「うら」:後ろの方

三河弁の「うら」は、「裏側」ではなく「後ろ」や「背面」の方向を指す言葉です。

方向を示す際に日常的に使われる表現で、たとえば「うらの黒板」と言われた場合は、教室の後方にある黒板を意味します。

標準語の「裏」という漢字のイメージから、正反対の場所を想像してしまう方も多いため、注意が必要な表現の一つです。

【例文】プリント、うらの机の上に置いといて(プリントは後ろの机の上に置いておいて)

「お値打ち」:同じ品質で安く買えること、お得

三河弁で使われる「お値打ち」という言葉の意味は、単に値段が「安い」だけでなく、価格以上に価値があり、コストパフォーマンスが優れている状態を表します。

これは愛知県民の買い物における重要な価値観であり、「安かろう悪かろう」ではなく「品質が良いのにお買い得」というポジティブなニュアンスを持っています。

【例文】このスーパーのお肉、お値打ちだね(このスーパーのお肉、すごくお得だね)

「鍵をかう」:鍵をかける

三河弁の「鍵をかう」とは、お店で鍵を購入するという意味ではなく、戸締まりをして鍵をかける動作を指します。

この言葉の意味を知らないまま「鍵をかっておいて」と頼まれた場合、購入の意味だと勘違いし、戸締まりを忘れてしまう重大なミスにつながるおそれがあります。

【例文】最後に出る人は、忘れずにドアの鍵をかってね(最後に出る人は、忘れずにドアに鍵をかけてね)

「車校」:自動車教習所

「車校(しゃこう)」とは、運転免許を取得するために通う教習所や自動車学校を略した言葉です。

愛知県をはじめとする一部の地域で広く浸透している独自の呼び方であり、標準語の「教習所」という言葉よりも使用されています。

初めて聞いた方は何を意味する言葉か分からず戸惑いやすいため、事前に知っておくと安心です。

【例文】車校に通って免許をとる(自動車教習所に通って運転免許を取得する)

「放課」:授業と授業の間にある短い休み

三河弁において「放課」は、授業の間にある短い休み時間のことです。

これは、三河地方に限らず愛知県全域で使われている学校用語で、10分間の休憩を「10分放課」、昼休憩を「昼放課」と呼びます。一般的な学校が終わった後を意味する「放課後」とは意味が異なります。

お子さんが「放課に遊んだ」と話している場合、学校が終わった後ではなく授業の合間の休み時間を指している点に注意しましょう。

【例文】次の放課に、みんなで校庭に行って遊ぼう!(次の休み時間に、みんなで校庭に行って遊ぼう!)

【感情・状態編】近所付き合いが楽しくなる!相手の気持ちを理解する三河弁と意味

ここでは、相手の気持ちに寄り添い、人間関係を深めるために知っておきたい三河弁について以下の内容を解説します。

  • 「おいでん」:歓迎の言葉、おいでよ!
  • 「えらい」:体がしんどい、疲れた
  • 「えばる」:威張っている様子
  • 「わや」:めちゃくちゃな状態のこと

「おいでん」:歓迎の言葉、おいでよ!

「おいでん」は、「こっちにおいでよ」「いらっしゃい」など相手を好意的に誘い、心から歓迎する気持ちを表す温かい言葉です。

三河弁の中でもとくに親しみやすさを感じさせる表現であり、豊田市で開催される有名なお祭り「おいでんまつり」の名称の由来にもなっています。

【例文】今週末はうちでバーベキューやるもんで、家族みんなでおいでんよ(今週末は家でバーベキューをやるから、家族みんなでおいでよ)

「えらい」:体がしんどい、疲れた

三河弁の「えらい」とは、地位が偉いという意味ではなく、体力が奪われて「しんどい」「疲弊している」など、体調不良を表す言葉です。

職場や家庭において、ため息混じりに使われやすい表現です。また、運動した後、息が上がっているようなタイミングでも使われます。

相手から「えらい」と言われた場合は、褒め言葉ではなく体調を気遣うべきサインと理解しておきましょう。

【例文】久しぶりに運動したけど、体がどえらい(久しぶりに運動をしたら、体がとてもしんどい)

「えばる」:威張っている様子

「えばる」とは、態度が大きく「威張っている」という様子が、少し訛って変化した表現です。

横柄な態度をとる人や、自己中心的な振る舞いをする相手に対して使われる批判的な言葉であり、標準語の「威張る」が変化して定着しました。

日常会話の中で自然に定着している表現のため、職場などで耳にする機会も少なくありません。

【例文】あの先輩、いっつもえばっとるで嫌だわ(あの先輩、いつも威張っているから嫌なんだよね)

「わや」:めちゃくちゃな状態のこと

「わや」とは、物事が台無しになったり、部屋が散らかっていたりする「めちゃくちゃな状態」を表す言葉です。

予定が狂った際や、取り返しのつかない失敗をしたときに、落胆や呆れの感情を深く込めて「わやだ」と表現します。

主に西三河地方などで使われやすく、三河の人々の喜怒哀楽に密接に関わっているため、感情を理解する上で大切な方言です。

【例文】雨が降ってきて、せっかくのキャンプがわやになっちゃった(雨が降ってきて、せっかくのキャンプが台無しになってしまった)

【暮らしの動作編】家事や日常生活の会話で出てきやすい三河弁と意味

日々の家事や生活の中で発生する動作に関する三河弁を知っておけば、同居する家族や周囲の人との意思疎通がスムーズになります。

本項目では、家庭内や職場でのちょっとした作業の際によく飛び交う生活用語について、以下の内容を解説します。

  • 「いじくる」:触る、弄る
  • 「ちゃっと」:素早く、急ぐ
  • 「ちみくる」:つねる
  • 「ほかる」:捨てる、その辺に置いておく
  • 「パーパー」:窓や扉が全開になっている状態
  • 「バーバー」:大量に流れている状態、雨などに使われやすい

「いじくる」:触る、弄る

「いじくる」は、手を使ってむやみに「触る」、または必要以上に「いじる」「もてあそぶ」などの動作を意味する言葉です。

単に軽く触れるだけでなく、好奇心から余計な手を出したり、機械の複雑な構造を勝手に操作したりしてトラブルを招く際によく使われます。

とくに子どもが大切なものを触ろうとした場面や、仕事のデータを勝手に変更されたくないときなどに、注意を促す目的で頻繁に発せられます。

【例文】パソコンの設定を勝手にいじくって、壊してしまった(パソコンの設定を勝手に触って、壊してしまった)

「ちゃっと」:素早く、急ぐ

「ちゃっと」は、「すぐに」や「急いで」行動するよう相手に強く促す際に用いられる言葉です。

「チャチャっと終わらせる」という表現のニュアンスに近く、相手に急いで準備をしてほしいときなど、スピード感を求める場面で多用されます。

【例文】時間がないで、ちゃっと支度して出かけるよ!(時間がないから、すぐ準備して出かけるよ!)

「ちみくる」:つねる

「ちみくる」とは、人の肌を指先で強く「つねる」「つまむ」といった、チクリとした痛みを伴う物理的な動作を意味します。

子ども同士の喧嘩や、親が我が子を軽く叱る際によく登場する言葉であり、つまむよりも少し攻撃的なニュアンスを含みます。

【例文】「弟と喧嘩して、腕をちみくられた」(弟と喧嘩して、腕をつねられた)

「ほかる」:捨てる、その辺に置いておく

「ほかる」は、不要になったゴミを捨てたり、物をそのままの状態で放置したりする動作を意味する言葉です。

ゴミ出しの場面で「ほかっといて」と言われた場合は捨てることを指しますが、人や物に対して使うときは「放っておく」という意味でも使われます。

そのため、文脈や状況によってどちらの意味で使われているかを冷静に判断し、勘違いによるトラブルを防ぐよう注意が必要です。

【例文】「このプリントはもういらんもんで、ほかっといて」(このプリントはもういらないから、捨てておいて)

「パーパー」:窓や扉が全開になっている状態

「パーパー」は、部屋の窓やドアが開けっ放しになっていたり、全開のまま放置されていたりする様子を表す独特の擬態語です。

戸締まりを忘れて出かけようとしたときや、冷暖房を入れているのに扉が大きく開いている際に、注意を促す言葉として頻繁に使われます。

【例文】「窓をパーパーにしとくと虫が入ってくるよ」(窓を開けっ放しにしておくと虫が入ってくるよ)

「バーバー」:大量に流れている状態、雨などに使われやすい

「バーバー」とは、水が勢いよく「ダダ漏れ」になっていたり、雨が「ザーザー」と大量に降っていたりする様子を強調するときに使用する擬音語です。

とくに梅雨の時期や台風が接近している際など、天候の変化を大げさに伝えるときにも多用される、ユニークな響きを持つ方言です。

【例文】「雨がバーバー降ってきた」(雨がすごい降ってきた)

【番外編】知っていると会話が弾む!ユニークな三河弁

移住:三河弁

ここでは、意味を知っているだけで地元の方との会話が一段と弾むような、特徴的な三河弁について以下の内容を解説します。

  • 「ちんちん」「ちんちこちん」:物理的に熱い状態を指す言葉
  • 「トキトキ」「トッキントッキン」:さきが尖った状態
  • 「ケッタ」「ケッタマシーン」:自転車
  • 「ぞぞげがたつ」:鳥肌が立つ

「ちんちん」「ちんちこちん」:物理的に熱い状態を指す言葉

「ちんちん」とは、沸騰したお湯や直射日光を浴びた金属など、物が熱い状態になっている様子を指す言葉です。

他県の人が初めて耳にすると驚くことが多いですが、三河地方をはじめとする愛知県では、物理的な熱さを表現する真面目な方言として定着しています。

また、さらに熱さが極限に達している状態を表現する際には、「ちんちこちん」という言葉に変化します。

【例文】「やかんがちんちこちんだで、火傷しないように気をつけて」(やかんがすごく熱くなっているから、火傷しないように気をつけて)

「トキトキ」「トッキントッキン」:さきが尖った状態

「トキトキ」は、鉛筆の芯などが極限まで「鋭く尖っている状態」を指す言葉です。

学校生活の中で頻繁に使われる言葉で、鉛筆削りで極限まで細く削り上げた状態を、愛知県の子どもたちはトキトキと誇らしげに表現します。

さらに尖り具合が強い場合には、「トッキントッキン」という表現が使われます。

【例文】「明日のテストのために、鉛筆をトキトキに削っておいた」(明日のテストのために、鉛筆を鋭く尖らせて削っておいた)

「ケッタ」「ケッタマシーン」:自転車

「ケッタ」や「ケッタマシーン」とは、「自転車」を指す言葉です。

自転車のペダルを強く踏む動作の「蹴り倒す」に由来すると言われており、東海地方で広く使われています。

最近の若い世代の間では使用頻度が減りつつありますが、一定の年齢以上の方と会話をする際には一定の確率で登場します。

【例文】「明日は晴れるみたいだから、ケッタに乗って遊びに行こう」(明日は晴れるみたいだから、自転車に乗って遊びに行こう)

「ぞぞげがたつ」:鳥肌が立つ

「ぞぞげがたつ」とは、寒さや恐怖によって体に「鳥肌が立つ」現象を表す言葉です。

「ぞくぞくする」という表現が変化したものと言われており、ホラー映画を見た際や、冬の冷たい風に吹かれたときなど、ゾッとする感情とともに使われます。

なお、近年ではこの表現を使わない方も増えてきています。

【例文】「怪談話を聞いたら、怖くてぞぞげがたった」(怪談話を聞いたら、怖くて鳥肌がたった)

これが言えたら三河弁マスター?!他県の人だとリズムがとりにくい言葉

三河弁には、短い言葉にさまざまな助詞や否定形が複雑に組み合わさっており、他県の人にはスムーズな発音が難しい文章が存在します。

ここでは、三河弁話者以外には難易度が高いとされる有名なフレーズをわかりやすく解説します。

「キットカット買っとかんといかんかったのに、あんたが買っとかんかったもんでいかんかっただわ」

これは標準語に訳すと、「キットカットを買わないとダメだったのに、あなたが買わなかったのでいけなかったのですよ」という意味になります。

この文章を分解すると、以下のようになります。

要素意味
キットカット有名なチョコレート菓子の商品名
買っとかんと「買っておく」という動詞に否定の「ん」が結合して、「買っておかないと」という意味
いかんかった「いかん(ダメだ)」の過去形であり、繋げると「買わなきゃダメだった」となる
のに期待外れを示す逆説の接続助詞
あんたが親しい間柄で多用される「あなたが」という二人称
買っとかんかった「買っておく」の否定過去形であり、「買っておかなかった」事実を示す
もんで「〜から」や「〜ので」など理由を表す接続詞
いかんかっただわ目的が果たせなくて「ダメだった」結果を指す

このように、同じような音が連続するためリズムがとりにくいため、このフレーズを自然なイントネーションで発音できるようになれば、立派な三河弁マスターになるでしょう。

「三河弁・標準語」変換一覧表

移住:三河弁

これまでに解説してきた代表的な三河弁と、それに対応する標準語の意味をひと目で確認できるよう、便利な変換一覧表にまとめました。

日常生活で言葉のニュアンスに迷った際や、会話の中でとっさに意味を調べたいときなどに、ぜひこの表を活用してください。

三河弁標準語への変換・意味
じゃん・だら・りん〜だよね、〜でしょ、〜しなよ
のん・ほい・だにねえねえ、〜ね、〜だよ
だもんで・だで〜だから、〜なので
しとる・しとった〜している、〜していた
ど〜すごく、とても、めちゃくちゃ
ずる(重いものを)引きずって動かす
うら後ろ、背面
お値打ち同じ品質で安く買える、お得
鍵をかう鍵をかける、戸締まりをする
車校(しゃこう)自動車教習所
放課授業の合間にある短い休み時間
おいでんこっちにおいでよ、いらっしゃい
えらい体力が奪われてしんどい、疲れた
えばる威張っている、偉そうにしている
わや予定や部屋がめちゃくちゃな状態
いじくる手でむやみに触る、もてあそぶ
ちゃっとすぐに、手早く、急いで
ちみくる肌を強くつねる、つまむ
ほかるゴミを捨てる、そのまま放置する
パーパー窓や扉が開けっ放し、全開の状態
バーバー水がダダ漏れ、雨が大量に降る様子
ちんちん・ちんちこちん触れないほど熱い状態
トキトキ・トッキントッキン鉛筆の芯などが鋭く尖っている状態
ケッタ・ケッタマシーン自転車
ぞぞげがたつ寒さや恐怖で鳥肌が立つ

三河弁をマスターして豊かな移住生活を!

愛知県の三河弁は、徳川家康の時代から現代へと大切に受け継がれており、温かみのある独自の言葉の一つです。
ぜひ本記事を活用して、愛知県への移住後も周囲の人とスムーズなコミュニケーションをとりましょう!

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<執筆者:朝日 良(Akira Asahi)>
愛知県出身、24年間の地元で培った郷土愛を胸に仕事の関係で上京。以前までは、愛知県内で製造業やITエンジニアとして働く。現在はWebライターとして、愛知県の転職情報やUIターン支援など、地域の魅力を発信する記事中心に幅広いジャンルを執筆。地元で過ごした時間と、県外での視点を活かしながら、愛知県の地域活性化に寄与できる情報発信を目指しています。 

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