転職ノウハウ・コラム

【移住体験談】転勤族が浜松に移住・転職した理由と、後悔しない選び方 2026/7/27版

移住体験談vol.1

「子育てしやすい場所で暮らしたい」「今の働き方を見直したい」。
そんな思いから、移住や転職を考え始める人は少なくありません。

 

私たち家族は、第一子の小学校入学を機に浜松市へ移住しました。

移住先を決めるまでに要した期間は5年間。関東から関西まで20の自治体に相談し、そのうち18か所を実際に訪れ、暮らしやすさや子育て環境を比較・検討しました。

そして最終的に選んだのは、実家があるわけでも知り合いがいるわけでもなく、当初は移住候補にさえ挙がっていなかった浜松市でした。

この記事では、我が家の実体験を通して、

・移住先探しの過程と苦悩
・浜松市を選んだ理由
・移住と転職をどのように進めたか

をご紹介します。

浜松市への移住を検討している方はもちろん、子育てをきっかけに地方移住や転職を考えている方の参考になれば幸いです。

プロフィール、子連れ移住・転職を決断した理由

関西出身の私と、関東出身の夫、小学生・未就学児の子ども2人の4人家族です。

浜松市に移住するまでは、夫の転勤に伴い、全国各地で暮らしてきました。さまざまな地域でたくさんの人と出会い、その土地ならではの暮らしに触れ、慣れない土地で力を合わせて生活してきた日々は、今では貴重な財産です。

一方で、周囲に頼れる人がいない環境での子育ては想像以上に孤独でした。困ったときに相談したり、ほんの少し息抜きをしたりすることも簡単ではありませんでした。不安や心細さから、気持ちが落ち込んでしまった時期もあります。

そんな経験を通して「家族全員が心も体も健康で暮らせること」が、私たち家族にとって何よりも大切だと気づきました。

子どもたちが成長していく中で、転勤生活に区切りをつけ、家族みんなが納得した場所で腰を据えて暮らしたい。その思いが日に日に強くなり、移住と転職を本格的に考え始めました。

移住体験談vol.1

5年間で18の市町村へ視察するも、移住先選びは難航

移住を考え始めて最初に訪れたのは、大阪にあるふるさと回帰支援センターでした。ここでは、全国の自治体の移住情報を閲覧できるほか、相談員が希望条件に合わせておすすめの地域を紹介してくれます。

当時の私たちは、自然豊かな場所での暮らしに憧れていました。そこで相談員に「自然の中で子育てがしたい」「田舎暮らしをしてみたい」と希望を伝えると、いくつかの地域を紹介していただきました。どの地域もそれぞれに魅力があり、移住生活への期待が膨らみました。

しかし、お互いの実家から遠いことや、子どもの進学先などを考えると、現実的ではないという結論に。さらに、田舎暮らしの経験がない私たちにとって、今より生活環境が大きく変わる場所への移住には不安もありました。

そこで、「どちらかの実家近くで自分たちの条件に合う場所を探そう」と考え直しました。その後は、私の実家がある関西、夫の実家がある関東を中心に移住先探しを進めました。

視察旅行では、市役所の方にまちを案内していただいたり、お試し移住で古民家に宿泊したりと、家族でさまざまな地域を訪問。それでも、「ここで暮らしたい」と心から思える場所には出会えず、理想と現実の間で悩み続けていました。

数ある移住準備の中でも、私たちが最も時間をかけ、悩んだのが移住先探しです。

子どもを連れての視察は、想像以上に大変でした。私たちはスーパーや病院、保育園など、暮らしに欠かせない環境を見て回りたい。一方で、子どもたちは公園や観光地へ行きたい。限られた時間の中で思うように視察が進まず、移住そのものを諦めようかと思ったこともありました。

挫折しかけた私たちが最後に選んだ浜松市

遠州灘を望む景色

移住先探しが行き詰まり始めた頃、ふと思い出したのが、2023年に子どもの誕生日旅行で訪れた浜松市でした。

誕生日旅行では、浜松市楽器博物館スズキ歴史館で音楽やものづくりの魅力に触れ、うなぎや餃子などのご当地グルメも堪能し、家族みんなで思いきり浜松を楽しみました。

当時は関西への移住を検討していたため、静岡県は候補にすら入っていませんでした。それでも、たくさん視察を重ねる中で「浜松の雰囲気、なんだか良かったな」という感覚だけは、ずっと心に残っていたのです。

その後、2025年3月に改めて訪問。そして最終的に私たちは、浜松市を移住先として選びました。そこからは、子どもの小学校入学前のタイミングで移住できるよう、夫の転職活動や引っ越しの準備を進めていきました。

知り合いもいない、住んだこともない土地での新生活。とはいえ、不安よりも楽しみな気持ちのほうが大きく、「これからどんな人と出会い、どんな暮らしが待っているのだろう」とワクワクしていたことを今でも覚えています。

振り返ると、全国各地で暮らした経験が、どんな環境でも家族で乗り越えられるという自信につながっていたのだと思います。

候補になかった浜松市が移住先になった理由

赤鳥居と花火のコラボレーションが魅力の弁天島花火大会

たくさん悩みながら考えた、移住先選びの軸。

自然の中でのびのび子育てしたい。でも、それだけではなく、多様な人や文化に触れ、自分の世界を広げながら親子で成長していきたい。

自然と都市機能のどちらも諦めなくていい場所に住むことーーそれが、私たちの出した答えでした。

浜松市は、車で少し走れば湖、海、山があり、自然を身近に感じたいという夫婦の希望をかなえてくれる場所でした。また、進学先の選択肢が多く、音楽やものづくりの文化に触れられる環境が充実しており、子どもたちが興味や可能性を広げられる街だと感じました。

さらに、お互いの実家の中間に位置し、新幹線でも車でも帰省しやすく、外食や買い物など生活の利便性も十分。後から思うと、私たちの条件にぴったり当てはまっていました。

幅広い世代の子どもが楽しめる西岸中央公園

浜松市を視察した際には、移住コーディネーターの方が家族全員を車に乗せ、一日かけて案内してくださいました。

住宅街や商業施設、自然豊かなエリアだけでなく、子どもたちが飽きないよう市内で人気の公園にも立ち寄ったり、地元ならではのお惣菜店で昼食を楽しんだりと、さまざまな場所に連れて行ってくださいました。

当時感じていた「視察疲れ」を忘れるほど手厚くサポートしていただき、心から楽しめた一日だったことを覚えています。移住コーディネーターの方は、希望があれば、幼稚園・保育園の見学にも同行してくださるそうですよ。

さらに、翌日も浜松市内を見て回る予定だったため、子連れで立ち寄るとよい場所をたくさん教えていただきました。そのおかげで、限られた時間の中でも効率よく市内を見て回ることができました。

その方の案内で特に印象に残っているのは、主観を入れず、地域の特徴や事実を丁寧に伝えてくださったことです。良い面だけを勧めるのではなく、ありのままの情報を教えていただけたことで、先入観を持たず、自分たちの価値観で考えることができました。

移住コーディネーターの方をはじめ、さまざまな人との交流を通して、家族みんなが人生を豊かにしていける。そんな暮らしを想像できたことも、浜松市を選んだ大きな理由の一つです。

こうして2025年3月の視察を経て、私たちは移住を決意しました。

転職活動はどうだった?我が家のケース

浜松市への移住に興味を持った時、最初に利用したのがオンライン移住相談でした。

その際に「どんな暮らしがしたいか」「どんな仕事を希望しているか」などをヒアリングしてもらいました。驚いたのは、その場に就職相談の担当者も同席してくださったことです。

浜松市では、浜松商工会議所と連携した転職支援を受けることができます。移住を検討している段階でも、「どんな業種・企業があるのか」「これまでの経験を活かせる仕事はあるのか」といった相談に丁寧に対応していただけました。

その後、夫は移住を決めた2025年3月頃から、転職エージェントへの登録と商工会議所への相談を始め、本格的な情報収集をスタート。住んだことのない土地だからこそ、企業の情報や働き方を教えてもらえたことがとても心強かったと話しています。

また、紹介された求人だけでなく、自分でも興味のある業界や企業を調べ、複数の企業を比較しながら納得できる転職先を探しました。市内で住みたいエリアをある程度決めてから応募先を絞ったことで、通勤時間や子どもとの時間も考慮しながら転職活動を進めることができました。

結果的に、夫はこれまでとは全く異なる業界へ転職。初めての転職活動でしたが、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートを受けられたことで、大きな不安なく進めることができたそうです。

移住先での転職は、慣れない土地だからこそ情報収集が重要です。転職エージェントや自治体のサポートを活用することで、選択肢が広がり、安心して新しい一歩を踏み出せたと夫は振り返っています。

これから移住・転職する方へ

移住先探しの当初、私たちは「自然が豊か」「田舎暮らし」といった漠然とした希望しかなく、候補地を絞らないまま行き当たりばったりで行動していました。
そのため、視察を重ねるたびに新たな条件や悩みが増えていき、理想の場所を探せば探すほど決められなくなってしまったのです。

移住も転職も、人生における大きな決断です。子どもの将来や両親のことを考えると、自分たちだけの考えで決められるものではありません。すべての希望が叶う完璧な場所は、きっとないのだと思います。

だからこそ、譲れない条件と妥協できる点を整理し、自分たちなりの落としどころを見つけること。そして「ここにする」と決めたら、魅力を見つけながら前向きに暮らしていくこと。その気持ちこそが、移住・転職を成功させる一番のポイントだと感じています。

この記事をご覧くださった方には、自治体の制度や転職エージェントを上手く活用しながら、納得のいく選択ができることを願っています。

浜松市移住促進ホームページ「はじめよう、ハマライフ」や、静岡県公式移住・定住情報サイトゆとりすと静岡、浜松市公式の就職・転職支援サイトJOBはま!、浜松商工会議所・浜松市連携の相談窓口はままつUIJターン就職寄り添い相談もあわせてご覧ください。

Achieve Career(アチーヴキャリア)は、静岡県・愛知県への移住時の転職をサポートしております。地場の求人媒体社である株式会社アルバイトタイムスが運営し、3,100案件を超える豊富な案件ラインナップを含め、移住時の支援金に関する情報提供もさせて頂いております。又、静岡県が推進する「ふじのくにに住みかえる推進本部」構成員として、国内・海外から静岡県への移住者の転職サポートを行っております。

移住時の転職に関しては「移住アドバイザー・藤原啓之(ふじわらひろゆき)」までお問合せ下さい。

【アドバイザー紹介】

藤原啓之 https://achieve.atimes.co.jp/career/consultant/fujiwara

お問合せ 0120-887-708

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執筆者:金子萌花(Moeka Kaneko)

滋賀県大津市出身。夫の転勤に帯同し全国各地で暮らした後、浜松市へ移住。子連れスポット・グルメ・店舗紹介などの執筆を行うWebライター。

幼い頃から旅行好きで、これまでに46都道府県を訪問。移住後は、小学1年生と3歳の子ども達と市内のお出かけスポットを巡ったり、月に一度の県外旅行を楽しんだりする日々を送っている。

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