【移住先で人気の静岡県Part1】西部エリア・浜松市周辺への移住 2023/5/18版
移住を検討している方にとって、移住先の生活環境はもちろん、どんな地域柄でどんな移住者が多いのか、馴染めるのかなど気になりますね。
静岡県は東西に広いため、東部、伊豆、中部、西部に分かれています。
今回は西部エリア最大の都市で、静岡県で最も人口が多い浜松市にスポットを当て、著者の私・浜松移住コーディネーターによる贔屓やリアルも交えつつお伝えします。
★印は、コーディネーターからのワンポイント情報です。
移住者から聞いた浜松へ移住した理由
①自然と、ほどよく便利な街が身近にある「広く、便利な田舎感」
東に天竜川、南に太平洋の遠州灘海岸、西に浜名湖、北に広大な山間地といった大自然に囲まれていて、空・街・海・湖・山すべてが広く、日照時間が長いことから全体的に明るいイメージ。
★静岡県とはいえ富士山は晴れた日に小さく見える程度で、実は東京からの方が大きく見えるかも…。西部エリアの特徴で冬は強い風が吹くため、暖かいですが強風の日は体感気温は実際より低く感じることも。
中心市街地の浜松駅周辺も都会すぎずゆったりとしていて、広い公園が点在しています。鉄道駅(JR2路線・私鉄2路線)から離れた郊外であっても、どこでも買い物に不自由せず病院など生活に必要な施設も各地にあり、広い市域のどこに住んでも便利。
★車を持たず首都圏から移住する方は多くいらっしゃいます。が、お出かけスポットは郊外にも多く、ほぼ無料で駐車場が使える施設やお店が多くあるため、移住後1年以内に結局は車を購入する方が意外と多いです。駅近の住まいに固執し過ぎる必要はありませんが、まちなかに住みながらシェアカーを休日に上手に使っている移住者もいます。
②製造業、スタートアップ等多種多様な求人バリエーションがある
全国に名が知られた自動車や楽器、光技術を中心にした製造業の本社・主要拠点があり、これらの求人はもちろん、他にも多様な中小企業の求人が多くあります。
★浜松市を勤務地とする求人はこちら(アチーヴキャリアが運営するサイト「エンジニアコネクト」へのリンク)
③人なつこく、のんびりと熱さをあわせ持つ人柄と「やらまいか精神」
東京と大阪のほぼ真ん中にあるため、食・言葉・気質に東日本と西日本の文化をどちらも感じられます。古くから東海道、姫街道、秋葉街道などを通じ地域外との交流が盛んな土地柄です。また新幹線駅があることから大都市圏への通勤者や、都会で学生時代を過ごした住民、全国転勤者が多く「よそもの」へのアレルギーはほぼ無い印象です。
★移住者からは、「気軽に話しかけてくれる、人なつこく世話好きな人が多い」という声をよく聞きます。質問にたくさん答えてくれたり、この人に会うといいよなど人を紹介してくれたり・・・。遠慮しすぎず好意はありがたく受け取って。お断わりするときも笑顔で感謝の気持ちがあればOK!
広い土地柄もありのんびりな気質ですが、浜松まつりに代表される「祭り文化」は浜松だけでなく静岡県西部地域の特徴の一つで、皆で賑やかに熱く楽しむ祭りを楽しみにしている住民は多いです。
★移住して間もない方でも、希望すれば申込んでまつりに参加し皆さんと楽しんでいます。
身近な「ものづくり」を楽しむ文化としては、マルシェも根付いています。週末を中心に公園や商店街など各地で大小さまざまなマルシェ・イベントが催されており、会社員や主婦の方でもお菓子作りや雑貨など得意分野を活かし出店側になる人もいます。何事もまずはチャレンジ、やってみようという「やらまいか精神」が旺盛な土地柄です。
浜松在住の移住コーディネーターから見た、生活者目線のメリット
①食材の宝庫・浜松。美味しいがたくさん!
うなぎと餃子のイメージが強い浜松ですが、農家数が全国トップクラスで農業が盛ん。海と湖・山の幸に恵まれた地産の食物が、地元スーパーや各地にある農産物直売所などで手軽に手に入ります。
オーガニックや無農薬にこだわった産品などの選択肢もあり、首都圏から移住した方から、地元食材が美味しく料理が楽しくなったという声をよく聞きます。
幹線道路沿いなどに全国チェーンの店舗は多くありますが、おすすめは街の路地や住宅街の中にあるカフェなどInstagramをはじめSNSで発信している魅力的なお店が多くあります。また移住後に聞けるような、インターネット情報ではあまり出てこないような住民からの口コミは要チェック。お店まわりも楽しいですよ。
(参考)https://www.instagram.com/hamamatsu_cafe/
②住宅の選択肢が豊富!
不動産会社や建築会社が静岡県内で最も多い街の一つで、新築・中古・一戸建て・集合住宅にかかわらず賃貸・購入共に不動産物件の選択肢はエリアにもよりますが意外と多くあります。自分と相性がいい不動産業者さんを見つけることで、自分にとって納得できる物件に出会えるはずです。
★不動産物件が少ない山間地については、市の移住支援として地域の担い手となる移住者さんを受け入れる、地域ぐるみのWelcome集落制度などもあります。
また、住むエリアや移住について迷ったら、浜松市の移住促進ホームページ「はじめようハマライフ」へ。
③移住後は、より身近にディープに楽しめる!観光・歴史・文化・まちと繋がる
浜名湖周辺は浜松では最大の観光スポットです。(参考)https://hamamatsu-daisuki.net/
浜松は自然と街、市内の各エリアを繋ぐ道路網の整備が進んでいるため、移住後には目的地まで時間をかけず気軽にサイクリング、キャンプ、サーフィンや釣り・バイクを楽しむ方が多いです。
大河ドラマで話題の浜松城をはじめまちなかに点在する徳川家康ゆかりの地のほか、井伊家ゆかりの龍潭寺などの歴史探訪も風土を知るきっかけになります。
★観光路線として全国の鉄道マニアに有名な天竜浜名湖鉄道や、秘境駅も多い飯田線に乗るのも楽しいです!
「音楽のまち」ならではの各種楽器など音楽に親しむ人が多く、移住してお子さんがドラムを習い始めたという移住者もいました。
(参考)https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/miryoku/jiman/music.html
また、遠州綿紬や浜松注染などに興味を持ち、手ぬぐいなどの商品を作ったり、着物や染め物を楽しむ方もいます。
★浜松は中心市街地の空き物件や公共空間の活用など、リノベーションまちづくりが盛んです。まちで活動したい、活動する仲間が欲しい方はリノベーションスクールへの参加もおすすめです。https://hama-rino.com/
④みんなで子育て
子どもができたことがきっかけで、移住する家族は浜松に限らず多いです。
広々とした土地で、のびのび子どもを育てたい。困りごと、相談したい、つながりたい…子育て中は悩みもたくさん。親同士はもちろん、先ほどもお伝えしたように世話好きな土地柄ですので、地域で助けてくれる方々と繋がって、皆で子育てしていきたいですね。
浜松市子育て情報サイト「ぴっぴ」 には、気になる保育園の申請状況などの情報はもちろん、浜松での最新子育て情報を細かく知ることができます。
今、子育て中のママパパ特派員による「子連れでおでかけ」ブログは、浜松市内だけでなく気軽に子どもと日帰りで行った場所やイベントのレポートなどが頻繁にアップされています。
子どもの年齢に合わせて必要な情報が届くLINE登録もおすすめです。
⑤移住して馴染めるかな…ご近所のほか、いろいろな場所・人と繋がる
浜松市は各町で自治会という組織があり、加入率は95%あります。
エリアや町によって住民・世帯数や地域で必要とされることも違うため、自治会によって会費や活動内容はそれぞれ違います。ホームページや、デジタル回覧板を導入している自治会も少ないですが徐々に増えています。
移住後自治会の清掃活動に参加したら、挨拶だけの関係だった近所の方からよく声をかけてもらえるようになった等の経験談もあります。浜松に関わらず、地域活動への参加で地域ルールや特性を知ることも、住みやすさに繫がりますよ。
職場の他に、趣味や、お気に入りの飲食店を通じて知り合いや仲間ができたという方もいます。
★浜松で暮らす人と繋がりたい方へ。「好き」と出会う場所がまちなかにオープン。
シェアオフィス・コワーキングスペースDexi板屋の地下にある、浜松で働く様々な人が集えるイベントスペース「SOU」では、さまざまな飲食店を知れる「街食堂」が始まっています。移住したばかりの方から、このSOUで開催したダンスイベントに参加したという話があったりと、これから多様なイベントを通じ繋がりが生まれそうな場所です。
⑥浜松の移住支援情報(補助金等)
移住就業支援金や住宅取得費等補助金など、移住後に申請できる補助金もありますので、詳しくはホームページ「はじめよう、ハマライフ」をチェックしてください。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamalife/index.html
Achieve Career(アチーヴキャリア)は、静岡県・愛知県への移住時の転職をサポートしております。
地場の求人媒体社である株式会社アルバイトタイムスが運営し、3,400案件を超える豊富な案件ラインナップを含め、移住時の支援金に関する情報提供もさせて頂いております。
移住時の転職に関しては「移住アドバイザー・藤原啓之(ふじわらひろゆき)」までお問合せ下さい。
【コンサルタント紹介】
藤原啓之 https://achieve.atimes.co.jp/career/consultant/fujiwara
お問合せ 0120-887-708
https://achieve.atimes.co.jp/contact/
執筆者:宮嶋千恵美(chiemi miyajima)
浜松移住コーディネーター。国家資格キャリアコンサルタント。沼津市、浜松市、静岡市、富士宮市に転職&移住経験を経て、2015年~認定NPOふるさと回帰支援センター内の静岡県移住相談窓口にて移住相談員を務めた後、2020年浜松市へUターン。移住した方々との交流や、地元食材を使った料理とドライブが趣味