転職ノウハウ・コラム

未経験からでも失敗しない20代後半ITエンジニア転職のコツ、「キャリアプラン」の考え方

未経験からでも失敗しない20代後半ITエンジニア転職のコツ、「キャリアプラン」

20代後半になると、「今の仕事のままで、この先いいのだろうか」「別のことに興味があってやってみたいけど、まだ間に合うのかな」などとキャリアに関しての悩みが出てくるものです。

キャリアの進み方の中でも、ITエンジニアは転職先として魅力的です。
それは、今後もITエンジニア需要が増えていくこと、今やどの会社にもITエンジニアが必要になったことがあります。
2019年3月の「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材の需要と供給の差が、需要が供給を上回り、2030年には、最大で約 79 万人に拡大する可能性があると言われています。
参考:IT人材需給に関する調査

20代後半から、自分がどういうキャリアを歩んでいきたいかをしっかり考えていくことは重要です。それを「キャリアプラン」と呼び、この「キャリアプラン」を持っているかどうかで転職の成功と失敗に大きく影響してきます。

キャリアプランを持つためには

キャリアプランは、転職に関わらずすべての社会人が持っておくべきものです。
このキャリアプランが無いと、自分が仕事で何をしていきたいのか、どこに向かっていきたいのかがわからなくなってしまいます。いわば”目的意識の有無が仕事への動機にもつながる”…といった点ですね。

もし今、キャリアプランを持っていない場合は、この機会にしっかり検討してみてはいかがでしょうか。
面接で聞かれる可能性もありますので、しっかりイメージを持つようにしましょう。

キャリアプランとは?

キャリアプランとは、自分がどういったキャリアを作っていきたいか、を明示化した「仕事や働き方に関する具体的なキャリアの計画」を指します。

特に現代は仕事や働き方が多様化の一途です。
選択肢が多いと人間は逆に選べなくなってしまう生き物なので、自分のキャリアプランは早いうちに作っておくことで、キャリアの迷子になることを予防できます。

ちなみに、キャリアプランと近い言葉で、キャリアパスとキャリアビジョンがあります。

キャリアパスは、職位や職務に就くための道筋のことです。
いわば、どうやってそこに行くのか?…を示すロードマップですね。
同じ企業において、マネージャーになるためにはどういうスキルや成果が必要で、どういうステップを進まないといけないのか、ということを企業側が明示しているものになります。

キャリアビジョンは、キャリアプランの1つ上の考え方で、自分が社会人生活で思い描いている将来のなりたい姿を指します。
どういう能力や経験を積んで、どういう仕事に関わっていきたいか、なぜそのビジョンを描いているのか、自分の人生としてどういうふうに生きていきたいのかということも入ってきます。
まとめると、キャリアビジョンが一番上の考え方として存在し、そのキャリアビジョンを実現するための具体的な計画がキャリアプランという位置づけになります。

キャリアプランの作り方

キャリアプランは、キャリアビジョンがあってこそです。
まずは自分がどういう人生を生きていきたいのか?…を考え、その中の職務、経験、人材像としての理想的な姿を基準にしていきます。
その点を踏まえ、キャリアプラン設計のステップを説明します。

STEP1:キャリアの棚卸しを行う

まずは、現状理解です。
今のキャリアを振り返り、経験やスキルを棚卸しします。棚卸しの段階で、「上手くいったもの」「上手くいかなかったもの」「得意なもの」「不得意なもの」「楽しかったもの」「今後もやっていきたいと思ったもの」などの観点を入れていきます。

STEP2:仕事でやっていきたいこと、実現したいこと、ありたい姿(目的・ゴール)を考える

棚卸し(過去の振り返り)が終わったら、今後(未来の展望)の話です。
数年先、自分が仕事で何をやっていきたいのか、どうなっていきたいのかを考えます。
「マネージャーになって、自分のチームで成果を出したい」「SEとして、システムの設計もできるようになりたい」「新しいITサービスを作りたい」など、自分が将来これはやっていきたい、ということを考えます。

STEP3:自分の価値観として譲れないもの、今自分ができることを考える

STEP1とSTEP2をもとにして、自分の価値観として譲れないもの、今までのキャリアの中で自分ができること、やっていて楽しかったことなどを整理していきます。
「自分のキャリアの中では、チームで成果を出すということにやりがいがあった」「わからないことはとことん突き詰めることが好きだった」「Aさんのようなキャリアを歩みたい」「今までの仕事の中で突然頼まれた業務自動化のシステムを作ったのがITエンジニアに興味を持った転機になった」などです。

STEP4:STEP3までをもとに、そのために何が必要なのかを整理する

ここまできたら、自分の将来のイメージがおおよそついてきているはずです。
STEP4で行うのは、なりたい将来像に向かうために、具体的に何をするべきなのか、ということです。

当然今の自分とは大きなギャップがあろうかと思います。
その点を踏まえ、自分に足りないもの、今後身につけないといけないものを整理していきます。
「ITエンジニア(SE)になって企業のシステム設計ができるようになるために、今は実務経験がないのでまずはプログラマとして企業で働く。そのためには基本的なプログラムやサーバ、ネットワーク等の知識が必要なので学習する必要がある。更に、未経験でITエンジニア・プログラマーを採用してくれる会社を探して面接を突破するために準備をする。そのために・・・」と考えていくと、今何をしないといけないのか、今後何をしないといけなくなるのかが整理されてきます。

STEP5:どういうスケジュール感で達成するかをプランする

最後は、時間の観点を入れてスケジュールをします。これでプランが一通り完了となります。
プランとは、5W1Hの言語化です。

例えば、今から「5年後:ITエンジニア(SE)になって企業のプログラム設計ができるようになる。そのために、システム設計の案件や専門スキルを習得する。」「3年後:プログラマーとして、複数の案件を経験し活躍する。そのために、複数の言語の習得やできることを増やす。」「6ヶ月後:未経験転職でITエンジニアになる。そのために、自分でシステムを5つ作り公開する。」「3ヶ月後:一通りのITエンジニアとしての基礎知識を習得し、転職活動をする。そのために・・・」というような形です。

可能であれば、各STEPができたら他の人の意見を求めることができると、客観性も加わるためより良いキャリアプランになります。

20代後半までにキャリアプランを持っていくと良い理由

20代後半までに今回説明したようなキャリアビジョン、キャリアプランを持っていると、転職の失敗やミスマッチが減ります。
また、仮に転職した企業が自分に合わなかったとしても自分キャリアプランに立ち返り修正ができます。
キャリアの方向転換は、年齢が上がってくるほど難しくなりますので20代のうちに自分のキャリアプランを持っておくことは自分の人生において非常に大切と言えます。

一方、採用側目線で言えば、会社の目的と本人のキャリアプランとのマッチ具合が、離職率や動機にも影響が出る要素なので、見逃せないポイントでもあります。
そうしたこともあり、企業によっては上司とキャリア面談を実施するところもあります。
これは、各メンバーのキャリアプランに対して、今の会社でできること、できないこと、プランを実現するためには何が必要なのか、という方向性のアドバイスがもらえる場です。
実施の目的は、前述したような要素の不具合解消や、すり合わせを行うことで、会社・本人双方にとって有益な状況を作るという狙いがあります。

自分が働く企業でできること、できないことが明確になると、その後のキャリアの動き方も変えられますので、やはりキャリアプランというのは社会人にとって重要だと言えますね。

未経験ITエンジニア転職のためのキャリアプランには、「みちしるべ」が必要

今回は、20代後半の未経験からのITエンジニア転職を見た際の、キャリアプランの重要さについて紹介してきました。

記事を見ていただいた皆様は、一度1〜5のステップをやっていただけると嬉しいです。
とはいえ、未経験での他業種転職は、分からないことが多いものです。

いざ行動しようと思っても、正しい努力ができているのかが自分では分からないため、効率的ではないケースも多くあります。

未経験からのITエンジニア転職は、個人の戦いでは難しいこともたくさんあります。
そのため、一人ひとりのキャリアから一緒に考えてくれるサービスを使い、技術や転職のことをまとめて相談して決めていくほうが効果が高いです。
プログラミングやITエンジニア転職に必要な知識を2ヶ月ほどかけて短期集中で学ぶことができるサービスの1つにAchieveTechがあります。

20代後半、未経験からのITエンジニア転職はAchieveTech

今の仕事からの転職で、未経験でもITエンジニアという新たな職業にチャレンジしてみたいという方は、その方向性を示してくれ、プログラミングの知識も得ることができるサービスを活用するのが良いです。

未経験からITエンジニアへの転職を目指す20代の方向けのサービスで、おすすめなのがAchieve Techです。

これは、無料のITスクールとして転職希望の皆さんをITエンジニアの入り口まで支援するIT研修サービスです。
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また、単純にプログラミングを覚えるためのIT研修という立ち位置ではなく、ITエンジニアとして就職することを目的としたIT研修なので、ドキュメントの書き方やビジネスマナーなども取り扱います。
更にこのIT研修後はITエンジニアの就職支援のための「エージェントサービス」も無料で受けることができるため、皆様のキャリアをサポートできるサービスです。

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Achieve Tech

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