インフラエンジニアへの転職、インフラエンジニアからの転職は難しい?平均年収を経験年数や雇用形態別などに分けて解説 2025/8/4版

インフラエンジニアとは、ネットワークやサーバなどITシステムの基盤を支えるエンジニアです。現代のIT社会において、システムやサービスを根幹から支えるITインフラの需要は日々高まっているため、インフラエンジニアを目指す方も少なくありません。
しかし、今後インフラエンジニアを目指していく中で、年収が気になる方もいるでしょう。
この記事では、インフラエンジニアの平均年収について詳しく解説します。また、仕事内容や年収を上げるためのスキルも合わせて紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
インフラエンジニアの平均年収は約750万円
厚生労働省が調査した情報によると、インフラエンジニアが含まれる基盤システムのシステムエンジニアの平均年収は約750万円です。これは、国税庁が調査した国民全体の平均年収460万円を約300万円も上回っており、高い水準です。
しかし、この金額はあくまで平均年収のため、経験年数や雇用形態によっても異なります。
ここでは、インフラエンジニアの平均年収を以下の項目に分けて解説します。
- 経験年数別
- 雇用形態別
<参考>
システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁
経験年数別
インフラエンジニアの平均年収は経験年数を重ねるごとに高くなり、15年目を超えると約573万円になります。これは、経験を積むごとに担当できる範囲が変化し、上流工程やチームリーダーなど責任の大きな立場を任せられやすくなるためです。
以下の表は、経験年数ごとの月収と年収換算です。
経験年数 | 月収(平均) | 年収換算 |
0年目 | 38.6万円 | 約463万円 |
1〜4年目 | 35.93万円 | 約431万円 |
5〜9年目 | 42.75万円 | 約513万円 |
10〜14年目 | 45.69万円 | 約548万円 |
15年目以上 | 47.74万円 | 約573万円 |
参考:システムエンジニア(基盤システム) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
雇用形態別
インフラエンジニアの収入は、雇用形態によっても大きく異なります。
たとえば、正社員として企業に所属する場合の平均年収は約500万円となっており、安定した環境で着実にキャリアを積んでいきたい方に向いています。
一方で、フリーランスの平均年収は約860万円です。これは、高いスキルと実績があれば大幅な収入アップが期待できることを示しています。
その他、インフラエンジニアは派遣社員やアルバイトといった柔軟な働き方も可能です。自身のライフステージやキャリアプランに合わせて最適な雇用形態を選択できるのも嬉しいポイントです。
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雇用形態 | 平均収入 |
正社員 | 約500万円(年収) |
派遣社員 | 約2,400円(時給) |
アルバイト・パート | 約1,300円(時給) |
フリーランス | 約860万円(年収) |
インフラエンジニアとは?各職種についても解説
インフラエンジニアは、ネットワークエンジニアやサーバエンジニア、データベースエンジニアなどいくつかの職種の総称です。大規模なシステムでは役割分担がなされる為呼称が異なりますが、小規模のシステムにおいては全てを単独でこなすこともあります。
ここでは、インフラエンジニアを構成する主要な職種について、それぞれの役割と特徴を解説します。
- ネットワークエンジニア
- サーバエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアとは、コンピューター同士を繋ぐ通信環境の設計や構築、運用を専門とするエンジニアです。
ルーターやスイッチといった機器の設定や、通信障害が発生した際の迅速なトラブルシューティングなどネットワークに関する全般的な仕事を担当します。
今や多くのアプリケーションがインターネットや、社内ネットワークを介して利用されています。
ゆえに、サーバ(アプリケーション)や、インターネットを繋ぐネットワークの役割はとても重要です。ネットワークエンジニアには、そうした通信環境をを安定した状態で維持することが求められます。
サーバエンジニア
サーバエンジニアは、企業のサービスのデータや情報を提供するサーバを構築・管理するエンジニアです。主にサーバの選定やOSのインストール、環境の設定、運用保守などを担当します。
近年では、自社内に物理的なサーバを設置するオンプレミス環境に加え、クラウド上のサーバを扱うスキルも同様に重要視されています。
様々なアプリケーションは、サーバの上で稼働しています。
したがって、堅牢であり即時性や安定性等が求められます。
ゆえに、平常時はサーバが安定して稼働するように監視し、万が一システム障害が発生した際には、原因を迅速に特定し、サービスを復旧させる高度な対応力が必要です。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、企業が扱う情報を効率的かつ安全に管理するためのデータベースを専門に扱うエンジニアです。
主な業務は、MySQLやOracleといったデータベースソフトの設計・構築に加え、システムの応答速度を向上させるためのチューニングや、安定維持するための運用保守など多岐にわたります。
データの破損や情報漏洩は、企業の信頼低下につながります。そのようなリスクを避けるためにも、システム全体の安全性を担保することが求められる重要な役割です。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃やコンピューターウイルスから、企業のITシステムと情報資産を守ることを専門とするエンジニアです。
ファイアウォールやIDS/IPSといったセキュリティ機器を導入・運用し、不正なアクセスがないか常時システムを監視します。
企業の機密情報を守ったり、トラブルを未然に防いだりするためにセキュリティへの深い専門性が求められる職種です。
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インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアの仕事内容は職種によって異なりますが、大きく分けると4つのフェーズに分かれます。
ここでは、インフラエンジニアの業務内容を具体的に解説します。
- 要件定義
- 設計
- 構築
- 運用・保守
要件定義
要件定義とは、クライアントや自社の関連部署が抱える課題や要望を丁寧にヒアリングし、システムの目的と仕様を明確に定義する上流工程の業務です。
たとえば、「災害時にも事業を継続できるシステムが欲しい」といったクライアントのニーズを細かくヒアリングし、実現するように具体的な技術要件として落とし込んでいきます。
高度な技術知識や、実際に実務をこなしてきた経験からの見立て等が必要になるため、プロジェクトチームの中でも経験年数が長い有識者がおこなうことが一般的です。
また、相手の意図を正確に汲み取るヒアリング能力や、実現可能な計画を提案する折衝能力といった、高度なコミュニケーションスキルが求められます。
設計
設計は、要件定義で定められた内容をもとに、具体的なシステムの設計図を作成する上流工程のフェーズです。設計では主に以下の2つを実施します。
基本設計 | サーバやネットワーク機器の機種選定、回線速度などを決める |
詳細設計 | IPアドレスの割り振りや具体的な設定内容などを詳細に記述した設計書を作成する |
この設計書をもとに次の構築作業を進めるため、必要な機器やデータの割り振り、スケジュールなども細かく決める必要があります。
構築
構築は、実際にインフラ環境を作り上げる下流工程のフェーズです。設計の工程で完成した設計書にもとづいて、実際にシステムとして稼働できるように組み立てていく業務です。
たとえば、ネットワークエンジニアの場合は実際にネットワーク機器を必要な数だけ用意し、配線や接続、IPアドレスの設定などを実施します。また実際に問題なく稼働できるようにテストを実施し、完了すると構築の業務が終了します。
もし、設計書と異なる方法で接続してしまうとシステム全体に影響が出てしまうため慎重さが求められる業務です。
運用・保守
運用・保守は、実際に稼働し始めたITインフラが正常な状態を維持するために、システムを管理する下流工程のフェーズです。
システムの稼働状況を24時間365日監視し、障害の予兆を検知または発生した際の対応をおこないます。
また、定期的なソフトウェアのアップデートやセキュリティパッチの適用、日々のログ分析を通じたパフォーマンス改善の提案など業務が多岐にわたります。
ITの経験が少ない方でも担当できるため、入社して最初に配属されやすいポジションです。
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インフラエンジニアは将来性がある?
「クラウド化によってインフラエンジニアの仕事はなくなるのではないか」と心配する方もいるでしょう。
しかし、インフラエンジニアの将来性は高く、今後も社会に必要とされる職種といえます。
実際、物理的なサーバを自社で管理するオンプレミス環境から、クラウドサービスへ移行する企業は増えています。しかし、セキュリティやカスタマイズといったことからオンプレミス型の需要が一定数あるため、すぐにインフラエンジニアの仕事がなくなるわけではありません。
また、クラウドに移行するとしてもサーバやネットワークといった知識や技術が必要なため、クラウド環境を前提としたITインフラスキルといった形で、今後もインフラエンジニアの役割は求められます。
一方で、オンプレミスしか対応できないインフラエンジニアは今後の仕事の幅が狭くなる危険性があります。積極的にクラウド関連のスキルや、セキュリティ関連スキル等を身につけることで、市場価値の高いエンジニアとして長く活躍し続けられるでしょう。
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インフラエンジニアが年収を上げるために必要なスキル・知識
インフラエンジニアとしてキャリアを築き、年収を上げていくためには需要の高いスキルや知識を身につけていく必要があります。スキルや知識が増えることで、担当できる業務の幅が広がるため上流工程やチームリーダーなどのポジションも狙えるでしょう。
ここでは、インフラエンジニアが年収を上げるために必要なスキル・知識を5つ解説します。
テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、インフラエンジニアの業務を遂行する上で必要となる専門技術や知識の総称です。それぞれの職種によって求められるスキルが異なるため、何が必要かを把握して継続的に学習をしましょう。
以下は、インフラエンジニアに必要なテクニカルスキルの一例です。
職種 | 求められるテクニカルスキルの例 |
ネットワークエンジニア | ・ネットワークの基礎知識 ・プロトコルの知識 ・TCP/IPの知識 ・OSI参照モデルへの理解 |
サーバエンジニア | ・サーバOSのスキル ・ハードウェアの基礎知識 ・ミドルウェアの知識 |
データベースエンジニア | ・システム開発のスキル ・データベースの知識 ・データモデルの知識 ・ミドルウェアの知識 |
セキュリティエンジニア | ・経営や法律などの知識 ・規格認証の知識 ・セキュリティの知識 ・サーバやネットワークの知識 |
問題解決能力
問題解決能力は、システム障害といった予期せぬトラブルが発生した際に、必要なスキルです。
インフラエンジニアの現場では、「サーバにアクセスできない」「Webサイトの表示が遅い」といった問題が日常的に発生します。こうした状況において、ログの分析や切り分け作業を通じて障害の原因を特定し、スピード感を持って解決策を実行するために問題解決能力が求められます。
問題解決能力には、専門知識を土台とした論理的思考力や分析力が必要です。実務経験を通じて身につけられるスキルのため、日々の業務の中で意識的に取り組むのがおすすめです。
知的好奇心
これまで対応したことのない新しい領域に挑戦したり、業務の幅を広げたりするためには知識やスキルが求められます。その際、自主的に学び続けるためには知的好奇心が必要です。
また、IT業界の技術はクラウドを含め日々アップデートしているため、自分から情報をキャッチアップしていくことが大切です。もし知的好奇心が少ないと情報を取りに行くのが億劫になってしまい、知識やスキルが身につきにくくなります。
休日や業務後の時間を使って新しいクラウドを調べてみたり、資格取得に挑戦したりすることで、数年後に大きな変化につながります。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは、プロジェクトとして業務を円滑に進めるために必要な能力です。
プロジェクトは多くのメンバーとの連携によって進むため、進捗状況の報告や課題についての相談といった円滑な情報共有が求められます。もし、トラブルが発生しても情報共有がされていない場合、被害が大きくなってしまうこともあるでしょう。
また、上流工程に携わるようになると、クライアントに対して悩みをヒアリングしたり分かりやすい言葉で説明したりする場面も増えます。
プロジェクトを円滑に進めるためにコミュニケーションスキルが必要になります。
プロジェクトマネジメントスキル
プロジェクトマネジメントスキルは、中堅以上のインフラエンジニアがリーダーや管理職へとキャリアアップしていく上で必須となる能力です。
このスキルではプロジェクト全体を俯瞰し、成功へと導くための管理能力が求められます。
具体的には、以下への対応力などが必要です。
- プロジェクトの目標設定(QCD、スコープ等)
- 技術的要件の策定
- 必要な作業の洗い出し
- 工数見積もり
- メンバーへのタスク割り振り
- 進捗管理
- 予期せぬリスクへの対応
これらのスキルを身につけることで、プロジェクトマネジメントを担当できるようになるため、年収の向上も期待できます。
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インフラエンジニアへの転職と、その後のキャリア
インフラエンジニアは、未経験からの挑戦のしやすさと、その後のキャリアパスの豊富さに大きな魅力があります。
ここでは、インフラエンジニアへの転職と、その後のキャリア展開について解説します。
- インフラエンジニアへの転職
- インフラエンジニアからの転職
インフラエンジニアへの転職
未経験からインフラエンジニアへの転職は可能です。
インフラエンジニアはソフトウェア開発の基盤を設計・構築する役割から、常時提供型のサービスに用いられるサーバやネットワークなど、24時間365日の体制でITインフラを支える役割まで幅広いニーズがあるため、人手が足りていないのが現状です。実際の求人情報でも「未経験者歓迎」を掲げている企業も数多く存在しているため、未経験でも転職しやすいといえるでしょう。
ただし、一般的に年齢が上がるにつれて即戦力としてのスキルを求められる傾向が強まるため、転職の難易度は上がります。
20代であればポテンシャルを重視されるケースが多いため、興味がある方はできるだけ早めに転職活動を始めるのがおすすめです。
インフラエンジニアからの転職
インフラエンジニアから別の職種に転職する場合、これまで培ってきたスキルや経験をアピールすることでキャリアチェンジが可能です。
たとえば、サーバやOS、ネットワークに関する深い知識は、バックエンド開発するプログラマへのキャリアチェンジに役立ちます。さらに、インフラのスキルは社内SEのポジションでもそのまま役立つことでしょう。
また、問題解決能力やコミュニケーションスキルは、IT業界に限らず多くの職種で通用するスキルです。セキュリティ回りの理解も含め、コンサルタントなどの職種への適性も出てきます。
まずは、自身がこれまで身につけたスキルを振り返り、転職先の職種でも活かせるものがないか確認するのがおすすめです。
これまで培った経験をもとに自身のスキルを具体的に提示することで、採用担当者に魅力的なアピールができるでしょう。
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未経験からインフラエンジニアになるときにおすすめの3つの資格
未経験からインフラエンジニアを目指す際、資格の取得は自身のスキルと学習意欲を客観的に証明するための有効な手段です。
ここでは、未経験からインフラエンジニアになるときにおすすめの3つの資格を解説します。
- CCNA
- LinuC
- AWS認定
CCNA
CCNAは、世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が認定する、ネットワーク技術に関する国際的な資格です。この資格では主にネットワークの基本的な仕組みから、ルーティングといった技術まで、幅広い知識を持っていることを証明できます。
とくにネットワークエンジニアを目指す場合には、登竜門のような資格とされており、多くの企業の求人要項で歓迎スキルとして挙げられています。
実務に直結する知識が多く含まれているため、学習することで転職後の業務にもスムーズに入っていけるでしょう。
LinuC
LinuCは、NPO法人のLPI-Japanが提供する、Linux技術者のスキルを証明する認定資格です。サーバのOSとして使用されるLinuxの基本的な知識やスキルに加え、クラウドに関する知識やオープンソースのリテラシーなども資格の範囲に含まれます。
4段階のレベルが用意されており、未経験の場合はレベル1の取得を目指しましょう。
LinuCは、実際の運用管理やシステム設計を想定した実践的な内容が問われるため、取得すると一定のスキルレベルであるとアピールできます。
類似する資格としてLPICという国際資格がありましたが、2018年8月以降LPICの実施は停止され、今後はLinuCのみを提供していく形となりました。
AWS認定
AWS認定は、クラウドコンピューティングサービスの「Amazon Web Services」に関する専門知識とスキルを証明する資格です。AWSは世界トップレベルのシェアを誇り、現場でも多く使用されているため、内容を理解しておくことで業務の幅が広げられます。
基礎レベルから専門レベルまで12個の資格があるため、自身の難易度に合わせて取得を検討するのがおすすめです。
未経験からの第一歩としては、クラウドの基本的な概念の理解が求められるクラウドプラクティショナーの取得から始めましょう。
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未経験からインフラエンジニアになるための4つの手順
未経験からインフラエンジニアへの転職を成功させるためには、やみくもに行動するのではなく、計画的にステップを踏んでいくことが重要です。
ここでは、未経験からインフラエンジニアになるための4つの手順を解説します。
- 自己分析を実施する
- 入社したい業界や職種について調べる
- インフラエンジニアに必要なスキルを習得する
- エージェントを活用して転職活動を始める
STEP1.自己分析を実施する
転職活動を始めるときには、まず自己分析をおこないましょう。
自己分析することで、自身のやりがいや仕事の価値観を理解できるため、入社後のギャップを減らした転職活動が可能になります。また、これまでのスキルや経験、強みを改めて認識できるため、転職活動のアピールポイントとして活用できます。
自己分析の際には以下の項目を考えましょう。
- これまでどんな会社で働いていたか
- どんなユーザや顧客を対象としていたか
- どんなサービスや製品を扱っていたか
- どのように仕事を進めたか
- 身につけたスキルは何か
- 前職を退職した理由は何か
- 次の会社で何を求めたいか
もし、一人で自己分析するのが難しい場合は、エージェントサービスを活用してアドバイザーと一緒に進めるのがおすすめです。
STEP2.入社したい業界や職種について調べる
自己分析で自身の方向性が定まったら、次にインフラエンジニアが活躍する具体的な業界や企業について情報収集します。
インフラエンジニアと一口に言っても、所属する企業によって働き方や求められるスキルは大きく異なります。また、ネットワークエンジニアやサーバエンジニアなど専門分野の中で、どれを主軸にキャリアを築きたいかを考えることも重要です。
実際の求人情報に目を通したり、現役エンジニアのブログやSNSを参考にしたりして、具体的な仕事のイメージを掴みましょう。
STEP3.インフラエンジニアに必要なスキルを習得する
進むべき方向性が明確になったら、転職活動を有利に進めるための専門スキル習得に取り組みます。
未経験の場合、まずはITインフラの根幹であるネットワークやサーバに関する基礎知識を身につけるのがおすすめです。これらの知識は、参考書やオンライン学習サイトを活用して学べます。
さらに、学習の目標として「LinuC」や「CCNA」といった資格の取得を目指すことで、知識を体系的に整理しながら効率的に習得を進められます。
一部の企業では入社後に研修を行い、こうした資格取得を前提とした採用をしている会社もあります。
それ故に、意欲や強い動機が求められますが、そうした求人であれば、資格取得や学習経験が浅い段階であってもチャレンジできる可能性はあります。
STEP4.エージェントを活用して転職活動を始める
基礎的なスキルの習得と並行して、転職エージェントに登録して本格的な転職活動を開始しましょう。
とくにIT業界未経験の場合は、IT特化型のエージェントを活用するのがおすすめです。IT特化の場合、業界に精通したプロのアドバイザーが求職者の状況を丁寧にヒアリングして、1人ひとりにマッチした企業を紹介してくれます。
また、職務経歴書の添削や模擬面接といった、具体的な対策をマンツーマンで受けられます。未経験業界に転職する際にプロのサポートが欲しい場合は転職エージェントを活用しましょう。
インフラエンジニアはスキルや知識を高めることで高収入を目指せる職業!
インフラエンジニアは現代のITインフラを支える将来性の高い専門職です。平均年収は国内平均を大きく上回り、経験とスキルを積み重ねると、さらなる高収入を目指すことが可能です。
本記事で紹介したような着実なステップを踏んで準備を進めれば、IT業界で活躍する目標は達成できるでしょう。
愛知や静岡エリアで転職をお考えの方には、Achieve Career(アチーヴキャリア)がおすすめです。
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<執筆者:朝日 良(Akira Asahi)>
愛知県出身、24年間の地元で培った郷土愛を胸に仕事の関係で上京。以前までは、愛知県内で製造業やITエンジニアとして働く。現在はWebライターとして、愛知県の転職情報やUIターン支援など、地域の魅力を発信する記事中心に幅広いジャンルを執筆。地元で過ごした時間と、県外での視点を活かしながら、愛知県の地域活性化に寄与できる情報発信を目指しています。