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【移住先で人気の静岡県】中部エリアで人気№1! 地方暮らしの良いとこ取りが叶う静岡市 2025/07/28版

移住先を考える際に、どんな暮らしをしてみたいと思いますか?
「仕事がある」「利便性が高い」「ほどよく都会」「自然を身近に感じられる」
静岡市は、こうした理想の地方暮らしを叶える移住先として人気があります。

まずは、「移住先で実現したい夢や希望」を、ぜひノートに書きだしてみてください。
きっと夢がふくらみ、ワクワクしてくるのでないでしょうか。

今回は、静岡県の中部エリアにある政令指定都市「静岡市」の魅力と、移住支援制度、住みやすさのポイントについてご紹介します。

まずは知っておきたい、静岡市のこと

静岡市は、静岡県のほぼ真ん中に位置している政令指定都市で、県庁所在地です。人口は約67万人(静岡市役所2025年6月末統計)で、県内で2番目に人口が多く、「暮らしやすいまち」として知られています。平成の大合併により、旧静岡市・旧清水市・旧蒲原町・旧由比町の2市2町が合併し、現在は、政令指定都市として葵区・駿河(するが)区(旧静岡市)と清水区(旧清水市・旧蒲原町、旧由比町)の3区で構成されています。

東京・名古屋までは東海道新幹線(ひかり号)で約1時間。首都圏へ通勤・通学している方も多くいます。また、大都市圏への日帰り旅行も気軽に楽しめます。JR東海道線の停車駅は10駅あり、私鉄(静岡鉄道)、新静岡駅~新清水駅までを約25分で結びます。また、市内を走るバス(静鉄バス)は約100路線あり、市民にとって欠かせない足となっています。

静岡駅から車で30分も走れば、自然豊かな中山間地域へアクセスできます。海までも車で30分圏内。市内は、平坦な場所が多いため、サイクリングにもぴったりな環境です。山梨県へのアクセスもよく、静岡市清水区~山梨県甲府市を結ぶ国道52号線「中部横断自動車道」を使えば、週末日帰りドライブを楽しむこともできます♪

静岡市は太平洋に面しており、黒潮の影響で年間を通じて温暖な気候です。平野部は山に囲まれているため、冬でも冷たく強い風が吹くことは少なく、雪が滅多に降らないため、雪が降ればニュースになるほど!ごくまれに「風花(かざはな)」が舞うことがありますが、すぐに消えてしまうため、見られた日には嬉しい気持ちになる方も多い印象です。
また、夏は駿河湾から吹く海風の影響を受け、涼しいと言われていますが、2024年の七夕に、全国1位の気温40度を記録したことがあり、温暖化の影響を感じています。

山間部の冬は、雪が積もることもあります。特に標高1400mに位置する井川地区には、市営「リバウェル井川スキー場」があり、気軽にスキーを楽しめるスポットとして親しまれています。山間部は、オクシズと呼ばれています。「オクシズ」は、紅葉の季節は、美しい景色を楽しめます。また温泉も魅力です。

徳川家康公が愛した静岡市の魅力

静岡市は、徳川家康公が晩年を過ごした地としても知られています。中心市街地にある駿府城公園には、家康公御手植えみかんや銅像、櫓(やぐら)、発掘現場などを見ることができ、歴史を感じられるスポットです。まちの中心部にあるため憩いの場にもなっており、市民に愛されている公園です。

中心市街地には、城下町の面影が今もわずかに残されています。例えば、町名や碁盤の目状に整備された道路から、当時の街づくりを感じ取ることができます。

また、市内には6つの東海道旧宿場(蒲原・由比・興津・江尻・駿府・丸子)があり、今も尚、歴史を感じられる街並みが残っています。

静岡市といえば、お茶やみかん、まぐろ、静岡おでんを思い浮かべる方が多いでしょう。

海と山の幸を存分に楽しめるのも魅力です。例えば、駿河湾で水揚げされる桜エビは、由比漁港(静岡市清水区)でとれます。「駿河湾の宝石」と称されるほど美しく、透き通ったピンク色をしています。また、用宗漁港(静岡市駿河区)で水揚げされるしらすは、生で食べられるほど新鮮です!桜エビもしらすもとても傷みやすく鮮度が落ちやすいのですが、市内のスーパーで購入できることもあります。

静岡市は農業も盛んで、地場野菜を安く手に入れられるお店が多くあります。筆者は市街地から少し離れた住宅街に住んでいますが、路地販売で、採れたての野菜や果物(たいてい1袋100円台!)を購入することもあります。

また、家康公の好物だったと言われる「折戸なす」は、清水区の三保・折戸(おりど)地区で現在も栽培されており、スーパーなどで購入することができます。普通のなすに比べて、肉厚で濃厚な味わいが特徴です。

徳川家康公が愛したと言われる「本山茶(ほんやまちゃ)」は、美しい緑色でほのかな甘みと苦みのバランスが良いお茶です。

歴史を感じられる恵みを、今の時代も味わうことができるのも静岡市の魅力です。

静岡市のお祭り・文化・スポーツイベント紹介

静岡市を代表するお祭りと言えば、毎年4月に開催される「静岡まつり」です。徳川家康公に扮した有名人が、御台所や大名役を演じる市民約400名を引き連れて市街地を練り歩く「大御所花見行列」は、迫力があります。

筆者も子どもの頃から毎年楽しみにしていて、子どもの頃に祖母や家族と一緒に大御所が通るのをワクワクしながら待った思い出があります。海外から友人家族が遊びに来たときには、大御所花見行列を一緒に見たあと、駿府城公園で夜桜を楽しみました。夜には手筒花火の迫力に一同感動!歴史ある祭りと文化に触れられたことがとても印象深く、静岡での滞在が素敵な思い出になったそうです。

夏には、清水区で「七夕まつり」が開催されます。
商店街や学校など、多くの方々が手作りした飾りがまちを華やかに彩ります。露店もずらりと並び、子どもから大人まで楽しめる賑やかなお祭りです。筆者も清水区のまちおこしに携わっていた頃に七夕飾りを作ったことがあります。仕事の合間を縫って、半年ほどかけて作った飾りは、「かわいい!素敵!」と大好評で、とても嬉しかった記憶があります。ひとつひとつお花紙を手折りして作る飾りは、世界にひとつだけのもの。毎年、どんな飾りが並ぶのか、訪れる人々は楽しみにしているようです。

秋には、国内外のパフォーマーが集まる「大道芸ワールドカップ」が開催され、街中が劇場化します。ジャグリングやアクロバティックなど迫力ある演技を間近で楽しめるため、イベント期間中は、街中を歩いているだけでもワクワクした気分になります。筆者が静岡市に住み続けている最大の理由が、「大道芸ワールドカップ」があるから!と言っても過言ではないぐらい毎年楽しみにしています。

「大道芸ワールドカップ」では毎年、イベントをサポートするボランティアを募集しています。ボランティアを通じて友人ができたり、結婚相手と出会ったという話もあるそうです。移住後に地域と関わるきっかけとして、参加してみるのもお勧めです!

冬になると、街の中心にある「青葉シンボルロード」や清水港周辺は、華やかなイルミネーションで彩られます。毎年、どんなテーマで飾られるか楽しみにしている市民も多くいます。

他にも、年間を通じてお祭りやイベントが多く開催されています。移住後、街中での暮らしをしている方からは、「毎週末、何かしらのイベントが開催されていて、とても楽しい!」と言った声がありました。

静岡と言えば、サッカー!をイメージする方も多いのではないでしょうか。市内にはJリーグ「清水エスパルス」のホームスタジアム「IAIスタジアム」があります。市内でオレンジ色の車を見かけることが時々ありますが、高確率で清水エスパルスのサポーターです。

静岡市には、サッカー以外にも様々なプロスポーツチームがあります。

2018年に創設された男子バスケットボール・Bリーグの「ベルテックス静岡」、女子バスケットボールの名門「シャンソンVマジック」、静岡県初のプロ野球チーム「くふうハヤテベンチャーズ静岡」、男子ラグビーの「静岡ブルーレヴズ」、2022年に誕生した男子卓球の「静岡ジェード」。プロスポーツチームが誕生したことで、スポーツに関心を持つ人が増えています。

子育てしやすい街・静岡市の教育環境

静岡市は、子育て支援が充実しているまちとして知られています。

市内には、公園図書館美術館日本平動物園のほか、屋内で遊びながら学べる「静岡科学館る・く・る」や静岡市こどもクリエイティブタウンまあるなど、子どもが楽しめる場所がたくさんあります。また、市民に親しまれてきた大浜公園プールが、2025年7月にリニューアルオープンしました。

市内2か所にある子育て支援センターでは、子どもが自由に遊べるプレイルームをはじめ、子育てに関する相談対応や生後2ヶ月から就学前までの一時預かり、交流サロンなど様々な支援を提供しています。特に県外在住者の方も利用できるのが特徴です。

静岡市では、第2子以降の保育が無償化、子育て家庭を支援する制度も充実しています。2025年7月からは、駿河区の「静岡済生会総合病院」内に急病時あんしん預かり保育が開設されました。登園先で子どもが体調不良になった場合に、保護者の代わりに看護師がお迎えから預かりまで対応してくれるそうです。

小・中・高に関しては、公立と私立の学校があり、それぞれに特色があります。

また、大学に関しては、県内の大学に進学をする方も多くいますが、首都圏に進学する方もいるため、新幹線通学定期券の一部を貸与する新幹線通学費貸与制度があります。

静岡市の充実した移住支援制度と相談窓口の紹介

静岡市は、移住を支援する多様な施策が用意されています。例えば、令和7年1月にスタートした移住者住宅確保応援補助金では、県外からの移住者を対象に、住宅確保にかかる費用を補助しています。さらに、令和7年4月からは、移住者就職応援補助金として、市内の中小企業に就職した移住者1人あたり50万円を補助する制度が始まりました。

このほかにも静岡市移住・就業補助金静岡市お試しテレワーク体験事業など、ニーズに応じた施策が用意されています。ただし、いずれも条件があるため、詳細は静岡市の公式ホームページをご確認ください。

移住を検討する際は、先ずネットで情報収集をされる方が多いかと思います。

その次のステップとしてお勧めなのが、静岡市専門の移住相談員へのご相談です。移住相談に対応する専任スタッフがなんと!5名も在籍しています。

担当は以下のとおりです。

【東京窓口】東京・有楽町 交通会館内 ふるさと回帰支援センター: 田邊さん、長命(ちょうめい)さん

静岡窓口静岡市役所 総合政策局 企画課 移住・SDGs推進係:淺羽さん、石川さん

清水窓口清水区役所 地域総務課地域振興係:畑田さん

それぞれの窓口が連携しながら、丁寧に相談対応を行っています。

静岡窓口の石川さんは、以前、国が運営する職業訓練機関やハローワークで相談員として勤務されていた経歴を持ちます。履歴書や職務経歴書の添削、面接の指導など、就職に関する実務経験が豊富なため、移住相談だけでなく仕事探しのサポートにも対応可能です。

実際に静岡市内を見てみたい方には、「まち歩き案内」がおすすめです。
相談窓口のスタッフが一緒にまちを歩きながら、生活の視点で地域を案内してくれます。

現地にいる人の案内で、暮らし目線でまちを見学することで、見えてくることがたくさんあると思います!気になる方は相談窓口までお問合せしてみてください。

静岡市への移住を本格的に考え始めた方にぴったりなのが、静岡市お試し住宅です。
短期間、実際に静岡で暮らしてみることで、生活の雰囲気を体感できるほか、滞在中に物件探しや転職活動も行えます。※利用するには、移住相談窓口で具体的な移住相談をする必要があります。

「静岡市は気になるけれど、まだ相談までは…」という方には、“移住関連イベントに参加してみる”のがお勧めです!! オンラインや現地開催、内容もそれぞれ。気軽に第一歩を踏み出すことができます。

移住コンシェルジュが伝えたいこと

左:石川移住コンシェルジュ 右:淺羽移住コンシェルジュ

R6年度の窓口での相談件数は、約2,600件にのぼり、実際に静岡市へ移住された方は211世帯・415名に達しました。年々その数は増加傾向にあります。

静岡窓口の移住コンシェルジュ淺羽さんは、「移住先では、自分の望むライフスタイルや自己実現していただきたいという思いから丁寧な相談対応を心がけています。」

また、「仕事や住まいに関する相談先も含めて、ワンストップで対応できるのが静岡市の移住相談窓口の魅力です」とも語ってくれました。

同窓口の石川さんは、「求職に関する具体的な相談にも応じられるのが強みです」と話しており、これまでの経験をもとに就職面でも親身なアドバイスをしてくれます。

静岡市では、年に1回、「移住者交流会」を開催しています。

「悩み事の解決ができた」「同じ趣味を持つ友人ができた」など、参加者から好評なのだそうです。

静岡市に移住した方々からは、「空が広い」「適度な人混みが良い」「通勤が楽になった」「街中から自然が近い」「魚が美味しくて安い!」と言った声が多く寄せられていると淺羽移住コンシェルジュは話します。

ほどよく都会感を感じられ、自然も身近に感じられる静岡市。まだまだ魅力はたくさんありますが、今回はこのあたりで。次回のコラムでも静岡市を取り上げたいと思います。

静岡市への移住についてもっと詳しく知りたい方や、相談予約をご希望の方は、ぜひ下記のサイトをご覧ください。

静岡市移住・定住サイト『いいねぇ。静岡生活』

https://shizuoka-seikatsu.jp

Achieve Career(アチーヴキャリア)は、静岡県・愛知県への移住時の転職をサポートしております。地場の求人媒体社である株式会社アルバイトタイムスが運営し、3,100案件を超える豊富な案件ラインナップを含め、移住時の支援金に関する情報提供もさせて頂いております。又、静岡県が推進する「ふじのくにに住みかえる推進本部」構成員として、国内・海外から静岡県への移住者の転職サポートを行っております。


移住時の転職に関しては「移住アドバイザー・藤原啓之(ふじわらひろゆき)」までお問合せ下さい。

【コンサルタント紹介】
藤原啓之 https://achieve.atimes.co.jp/career/consultant/fujiwara
お問合せ 0120-887-708
     https://achieve.atimes.co.jp/contact/


執筆者:齋藤綾(Aya Saito)

静岡生まれのUターン移住経験者。社会人2年目に上京し、「静岡県移住相談センター静岡窓口」で移住コーディネーターとして3年間務めた後、本業を持ちつつ社会的課題をミッションとする団体の広報やサポートを行うパラレルキャリア。旅行と音楽、季節の手仕事が好き。 

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