転職ノウハウ・コラム

プログラミング研修「TechSeed」成果発表会2025 2025/08/04版

2025年6月27日、新宿にて企業向けプログラミング研修「TechSeed」成果発表会が開催されました。
3ヵ月にわたる学習と実践を経て、受講生たちがチームで開発したアプリケーションを発表するこの発表会は、まさに集大成の舞台。企業担当者・講師陣・運営スタッフが見守るなか、受講生たちは緊張と達成感が入り混じる表情で登壇していきました。

【TechSeed】とは…

株式会社アルバイトタイムス(東証スタンダード上場)が年間を通じて提供する、開発・インフラの技術研修です。今回お知らせするのは、4月~6月の3か月間、各システム開発会社に入社された新卒社員向け研修において、各チームに分かれ開発演習を行う成果発表会の様子となります(7月以降は中途採用向け2ヵ月研修を毎月開講)。

今回の成果発表会での各グループでの発表内容は、以下のシステム開発に関して行われました。
「アバターオーダーシステム」
「服飾管理売買システム」
「釣果共有システム」
「移動経路提案システム」
「多機能メモ帳」
「エンターテイメントシステム」
※個人発表を除く

この研修では、「未経験から独力でWebのCRUDシステムを構築できるようになる」ことを技術的なゴールとしており、開発演習という実務に近い環境での実践演習と講師からのフィードバックは、TechSeedでも最も力を入れているメニューの1つです。

発表前の一言にこもる重み。「うぉ~、緊張する~」

発表直前、ある受講生が小さく口にした「うぉ~、緊張する~」という一言。その言葉には、3ヶ月間の学びと努力の全てが凝縮されているようでした。
テックシードの特徴は、ただのITスキル習得にとどまらず、「社会人マナー」「主体性」「理解度」「計画実行管理」「コミュニケーション」「思考・文章力」といった、“目標を達成するための人物像”としての総合力を育む点にあります。
この発表会は、単なるプレゼンテーションではなく、彼らの成長の証を、具体的なアウトプットとともに示す機会でもあります。

人生初のチーム開発で見えた、受講生個々の課題と成長

今年の発表会では、各グループが設計・要件定義から実装・納品までを行った成果物を発表しました。
プロジェクトを通じて、多くの受講生が自らの「課題」と「強み」に気づく経験をした様子が印象的でした。

たとえばある受講生は、成果発表会の感想コメントにて、次のように話してくれました。

「システム全体を把握した上でのスケジュール作成が不十分だった」
「結合テストで、どういう情報共有が必要か分かっていなかった」
「作業速度に課題を感じた」

こうした内省は、講師の綿密なフィードバックや、プロジェクトを通じて生まれる“仲間とのズレ”を丁寧に拾うプロセスがあるからこそ生まれるものです。
一方で、次のような前向きな声も聞かれました。

「開発の進捗共有を習慣にしていたことで、遅延が起きてもフォローできた」
「コーディングには自信がついた」
「コミュニケーションは確実に改善できた」
「メンバーと支え合うことで、最後までやりきれた」

各チームとも発表では、実装技術だけでなく、役割分担の工夫や、進捗管理の難しさ、設計段階での葛藤など、リアルな開発の現場を思わせる“生々しさ”が伝わってきました。

講師陣による“的確かつ人に寄り添う”フィードバック

新宿教室のメイン講師である須貝智裕講師による全チーム、全受講生個々へのフィードバックコメントにも、見学された企業担当者から、「受講生のキャリアにつがかるフィードバック」と評価を頂いております。
マナーや時間管理といった“社会人としての基本”を含むフィードバックにおいて、単なる注意や指導ではなく、受講生本人が「腹落ち」できる表現で伝える姿勢に、全ての参加者が頷いていたのが印象的です。

受講生一人ひとりの良い点をしっかり評価し、同時に改善点に対しては「どう克服するか?」までを具体的に提示する。

「問題が起きるとすぐにWEB検索に頼ってしまい、まず“自分で考える”ことが抜けていた」
といったフィードバックには、受講生自身も真摯に耳を傾けていました。

またメイン講師だけでなく、サブ講師陣も受講生をサポートしております。開発演習中だけでなく、不明点発生時にすぐそばにいる、聞きやすい関係性を築く事を全サブ講師が心がけておりました。「講師が一人である」という従来の研修の限界を超えた手厚い支援体制が実現されています。

成果発表会で見えた「本当の学び」

今回の発表会を通じて見えたのは、「ITスキルがある」だけでは通用しない現実と、「自分の弱点に気づき、克服に向かう姿勢」事が、現場で求められる人材=テックシード受講後に身につくスキル・マインドであるという事が、発表会で感じた事です。
発表内容の多くが、設計や仕様調整といった“非技術的領域”の難しさに向き合ったエピソードだったことも、それを裏付けています。

受講生たちはこの3ヶ月で、自らの強み・弱み、コミュニケーションの壁、スケジュールの見積もりの甘さ、実装力の手応えなど、多面的な“自分”と出会いました。
それはまさに、TechSeedが目指す「現場で活躍できるIT人材」の土台となるもの、である事を願っています。

                          文責:アチーヴテック事業推進部 藤原啓之

▼TechSeed成果発表会のアーカイブ動画をご覧になりたい方は、下記までお問合せ下さい。
sales@techseed.jp 担当/廣濱(ひろはま)

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