転職ノウハウ・コラム

【移住先で人気の静岡県Part.4】東部エリア・富士市、富士宮市への移住

移住を検討している方にとって、移住先の生活環境はもちろん、どんな地域柄でどんな移住者さんが多いのか、馴染めるのか?など気になりますね。

静岡県は東西に広く、東部、伊豆、中部、西部に分かれています。

今回は東部エリアで、転職を伴う移住者も多い富士市・富士宮市への移住についてお伝えします。

~富士山に隣接する自治体~ 富士市、富士宮市の概要と交通

地域概要(人口、自然、産業)

富士市の人口は約25万人で、浜松市・静岡市に次いで県内の市町で3番目に多く、富士宮市は8番目の約13万人です。市域は富士山の麓から山頂にわたり、富士市は海(駿河湾)側に、富士宮市は山梨県の南側に位置します。豊富な富士山の湧水を活用した産業が盛んで、製紙や医薬品といった製造業のほか、お茶や果樹など農業も活発です。富士市には田子の浦港、富士宮市は朝霧高原の酪農など、海と高原の恵みを享受できる地域です。

交通

富士市は海側にJR東海道本線が横断し、東海道新幹線の新富士駅もあります。東京までの所要時間は新幹線で1時間ほどです。富士宮の市街地からも新富士駅まで車で20~30分ほどの距離のため、両市から首都圏へ通勤する市民は多いようです。東海道本線の富士駅と山梨県の甲府駅を繋ぐJR身延線は富士市内に5駅、富士宮市内に6駅あります。東海道本線JR吉原駅から東側へ走る私鉄の岳南電車は、工場夜景が有名でローカル感も楽しい鉄道です。

バス路線は、富士市富士宮市ともに複数あります。東名高速道路と新東名高速道路が東西に走り、インターチェンジとスマートインターチェンジが計3か所あるので東京や名古屋、大阪へ車でも行きやすいエリアです。両市から東京・大阪方面への高速バスも運行しています。海沿いには東海道と国道1号線も並行しています。富士山の西側には国道139号線が南北に伸び、山梨・富士五湖方面へ抜けられます。

富士市、富士宮市 どんな移住者がいる?

なんといっても富士山が魅力のこのエリアは富士登山で国内外から多くの観光客が訪れます。富士山本宮浅間大社、富士山こどもの国、まかいの牧場、富士ミルクランドといった人気スポットやキャンプ場も多く、旅や観光が移住のきっかけになっています。

中には、パラグライダーで頻繁に訪れていたのがきっかけで、東京からIターン移住した家族もいます。

富士市・富士宮市出身のUターン者や、出身者の知り合いから聞いて興味を持った方、友人が移住したことがきっかけというIターンの移住者も多くいます。

夫婦や家族での移住と単身移住の割合は半々くらいで、20代から50代まで幅広い年代の方が移住しています。

また富士山の湧水が豊富なため、移住して有機農業を営む方も多いです。山梨県との行き来も盛んで、移住がブームになる前から移住者が一定数いたこともあり、「よそもの」に慣れている地域のため、移住のハードルは低いと言えるでしょう。

富士市・富士宮市への移住 どんなメリットがある?

1:目の前に富士山がいつもある

家族の転勤のため、私は富士宮市に住み、子育てしていたことがあります。日々の暮らしの背景にはいつも雄大な富士山がありました。

しかし、近いとはいえいつも富士山が拝めるわけではなく、天候によっては雲に隠れている日もあります。朝にはくっきり見えていても午後には雲隠れ、夕方またひょっこり顔を出す・・・など、外に出ると何となく富士山をいつも確認していた記憶があります。富士山の雲を見てその日の天気を予想する市民も多いのではないでしょうか。

朝起きてドーンと富士山が見えると今日も頑張ろう!と気持ちが前向きになり、嫌なことがあった日も雄大な富士山に癒されることも多かったです。お正月には朝霧アリーナで富士山を背に凧揚げをした写真が残っていて、今振り返ると贅沢な経験でした。富士山は住民の心のよりどころなんだなと実感した2年間でした。

富士市のお出かけ情報などはふじ応援部を、富士宮のお出かけ情報はふじのみやNAVIをチェックしてくださいね。

2:家を建てたい移住者に人気

首都圏から移住希望の方は、新幹線駅が近いことで心理的ハードルが低いようです。

首都圏から近い静岡県東部の新幹線駅には、新富士の他にも熱海や三島がありますが、富士市・富士宮市は比較的地価が低いため、家の購入を検討している希望者にとっては魅力的な土地のようです。

3:地元の「食」が豊富!

富士市の田子の浦港で水揚げされるしらすは絶品です。漁協食堂は多くのお客さんが訪れ大人気スポットで、現地で味わう生しらすや釜揚げしらすは格別に美味しいですよ。


漁協食堂公式Instagram  https://www.instagram.com/tago.no.ura.sirasu/

富士宮は多くの野菜をはじめ、牛肉、豚肉、鶏肉と全て地産のブランドがあります。そしてB級グルメの発祥地で全国に知られる富士宮やきそば、朝霧高原の乳製品、清流で育ったニジマスなどグルメに事欠かないエリアです。https://fujinomiya.gr.jp/food/

4:移住者・子育てファミリーに嬉しい団体や施設

▼富士市

富士このみスタイル

移住に関する情報、仲間作りを目的とした様々なイベント情報が発信されています。

交流イベントでの仲間作りや、移住を機に新しい働き方を考えられるきっかけがあるのは嬉しいですね。

富士このみスタイルの最新の情報はFacebookページをチェックしてくださいね!

「みらいてらす」

廃園になった市立幼稚園の園舎を改修した複合型の子育て拠点です。

1階は子育て支援センターと放課後児童クラブ、2階は子どもと一緒に過ごせるワーク&交流スペースがあり、親子向けのイベントや各種セミナーが開催されています。ミーティングルームで仲間と打合せ、ワークルームで仕事に勉強に集中する、1階の子育て支援センターで子供を思いきり遊ばせて2階でランチをする等々、多目的に利用できる施設です。

「広い公園が多い!」

薔薇の名所である中央公園や広見公園、子どもが楽しい遊具がたくさんある富士西公園、海から近いふじのくに田子の浦みなと公園、夜景が見事な岩本山公園、他にも自然豊かな大型の公園が多くあります。https://www.city.fuji.shizuoka.jp/fujijikan/bringup/kb719c00000004rc.html

▼富士宮市

特定NPO法人母力向上委員会

子育て中のメンバーが運営している団体。妊娠・出産・子育てと、子どもを育てる人みんなが自分らしく生き、子育てを楽しめるよう、様々な講座やイベント、市の事業などを運営・開催しています。

オーダーメイドの産後デイケアがあり、子連れでもパパママが自分の時間を過ごせます。スキルアップ講座や親子の遊び場、個別相談など、同じ目線で子育てをサポートしてくれる場は嬉しいですね。

ベビステ(ふじのみやベビーステーション)

コンビニエンスストアや飲食店、買い物やレジャー施設などで、ミルクのお湯の提供や紙おむつ販売・授乳スペースなど、子連れだと荷物が多くなるお出かけを応援するサービスです。

移住前の市内見学におすすめの宿泊施設や体験情報

▼富士市

富士市の市街地には多くのビジネスホテルもありますが、街中を知る視点を楽しみたかったら、吉原商店街にあるビルをリノベーションしたゲストハウスで様々な人と交流するのも面白いですね。

14Guest House Mt.Fuji

郊外にある農業体験や畑キャンプができる農家民宿「やまぼうし」を利用して富士市の自然を満喫してみるのもありかもしれません。

▼富士宮市

田貫湖と富士山の自然を満喫できる、休暇村富士。体験アクティビティや日帰り温泉、コテージもおすすめです。

より本格的な自然体験をしたいなら、ホールアース自然学校がおすすめ。

親子向け、大人向け、子ども向けに自然で遊び学べる多様なメニューがあります。

富士市・富士宮市への移住応援・サポーター、推進団体は?

▼富士市移住定住応援団

富士市に移住したい人へ情報提供やお困り事のサポート、移住後の生活を応援している企業や店舗一覧です。

https://iju.fujicity.jp/support/supporter/

▼富士宮市 Fujinomiya life Supporters

移住相談や住まい支援、コミュニティ支援など、企業や移住者がサポートしています。

https://www.fujinomiya-life.com/supporters/

富士宮市と連携し移住定住を地域がサポートしている地区

移住受け入れの歴史が長い里山「稲子地区」 https://www.fujinomiya-life.com/inako/

朝霧高原の西側にある「猪之頭地区」 https://www.fujinomiya-life.com/inokashira/

市街地から近い高台「青木平」 https://aokidaira.com/

富士市・富士宮市への移住支援(補助金、移住関連サイト)

▼富士市

多世代同居・近居支援奨励金https://www.city.fuji.shizuoka.jp/kurashi/c0306/tasedaidoukyokinnkyo.html

テレワーク移住アシスト(富士市先導的テレワーク移住者支援補補助金)

https://www.city.fuji.shizuoka.jp/kurashi/c0308/rn2ola000002na0s.html

そのほか結婚新生活支援補助金など、移住に関する補助金はこちらをご覧ください。

https://iju.fujicity.jp/support/sien/

▼富士宮市

移住・定住奨励金

https://www.fujinomiya-life.com/support/support01/

テレワーク移住アシスト(富士市先導的テレワーク移住者支援補助金)

https://www.city.fuji.shizuoka.jp/kurashi/c0308/rn2ola000002na0s.html

そのほか移住・就業支援金など移住に関する補助金制度はこちらをご覧ください。

https://www.fujinomiya-life.com/support/

富士山のまち富士市と富士宮市の移住については、東京での出張相談会開催や、オンライン相談を随時受け付けています。

詳しくは各移住定住のホームページをご覧くださいね。

富士市移住コトハジメ https://iju.fujicity.jp/

富士宮市移住定住ポータルサイトFujinomiya Life   https://www.fujinomiya-life.com/

 

 

Achieve Career(アチーヴキャリア)は、静岡県・愛知県への移住時の転職をサポートしております。地場の求人媒体社である株式会社アルバイトタイムスが運営し、3,400案件を超える豊富な案件ラインナップを含め、移住時の支援金に関する情報提供もさせて頂いております。又、静岡県が推進する「ふじのくにに住みかえる推進本部」構成員として、国内・海外から静岡県への移住者の転職サポートを行っております。


移住時の転職に関しては「移住アドバイザー・藤原啓之(ふじわらひろゆき)」までお問合せ下さい。

【コンサルタント紹介】
藤原啓之 https://achieve.atimes.co.jp/career/consultant/fujiwara
お問合せ 0120-887-708
     https://achieve.atimes.co.jp/contact/

執筆者:宮嶋千恵美(chiemi miyajima)

浜松移住コーディネーター。国家資格キャリアコンサルタント。沼津市、浜松市、静岡市、富士宮市に転職&移住経験を経て、2015年~認定NPOふるさと回帰支援センター内の静岡県移住相談窓口にて移住相談員を務めた後、2020年浜松市へUターン。移住した方々との交流や、地元食材を使った料理とドライブが趣味

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