長久手市への移住やUIターンはおすすめ？
メリット・人気エリア・支援金について解説

愛知県長久手市への移住・UIターンを検討している人にとって、移住のメリット・デメリット、家賃相場、おすすめのエリアなどは事前に知っておきたい情報でしょう。

市民の平均年齢が若く、ジブリパークをはじめ、さまざまな観光施設があることで有名な長久手市は、移住先としてはどのような場所なのでしょうか。

本記事では、愛知県長久手市の基本情報を紹介し、移住の際に役立つ情報を解説します。

【基本情報】長久手市ってどんなところ？

長久手市（ながくてし）は、愛知県北西部に位置する人口約6万人の市で、中心都市である名古屋市の東に隣接しています。

市の特徴としては、西側エリアは商業施設・住宅地などが立ち並び、東側エリアには豊かな自然があります。西側にはカフェ・雑貨店・商業施設などオシャレな街並みで、東側はジブリパークが併設されている愛・地球博記念公園（モリコロパーク）などがあり、自然を活かした雰囲気が魅力です。

市内には保育園・幼稚園・小中学校が多くあります。また、いくつかの大学もあるため、一人暮らしの学生からファミリーまで、幅広い層にとって住みやすい街と言えるでしょう。

長久手市の人口

長久手市は平均年齢が日本一若い市として知られており、少子高齢化が叫ばれる中、若い世代を中心に人口増加し続けてる市でもあります。長久手市の人口は以下の通りです。

全人口	61,027人
男性	30,206人
女性	30,821人
世帯数	25,574世帯

長久手市の家賃相場

長久手市の家賃相場は、愛知県内で見るとおよそ平均的な金額だと言えます。1R・1K・1DKなら4万円～5万円台の物件もあり、一人暮らしの方なら家賃の負担を抑えて暮らすことができるでしょう。

長久手市の交通

長久手市には、日本で唯一の磁気浮上式リニアモーターカー「リニモ」が通っており、名古屋市・瀬戸市・豊田市・岡崎市など、他の市へのアクセスが良いのが特徴です。

また、長久手市から日進市まで通じている名古屋瀬戸道路（高速道路）が通っており、車による移動もしやすいです。名古屋瀬戸道路は日進JCTで東名高速道路と直結しているため、名古屋東部丘陵地域から全国に繋がる高速道路も利用できます。

その他にも、市内には100円で乗車できる市内循環バス「Nバス」が走っています。中学生以下の子ども・就学前の児童に同伴する保護者1名・障碍者手帳の所持者と介添者1名など、幅広い方が運賃無料で乗車できるのもメリットです。

基本的に車移動の方が便利ですが、東西の移動はリニモ、市内中心部や南北の移動はNバスを利用すれば、自家用車を持たない場合でも充分な利便性を持って移動できるでしょう。

長久手市に移住するメリット

若い世代が多く在住する長久手市ですが、具体的な移住のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。長久手市に移住するメリットを紹介します。

子育て支援が充実している

長久手市では、子育て世代の医療費の負担を軽減するため、子ども医療費助成制度を設けています。子ども医療費助成制度は、長久手市に住民登録があることと、日本の健康保険に加入していることを条件に、18歳になる年の年度末まで医療費が助成される制度です。

長久手市では、中学校卒業の時期（15歳の3月）まで自己負担分の医療費が助成され、その後の18歳になる年の年度末（3月）までは、保護者・または本人が非課税の場合、入院費を助成してもらえます。

また、長久手市は教育機関が充実しており、認可保育園・地域型保育施設は合計18カ所あります。
幼児教育・保育の無償化といった措置も、子育て世代には大変嬉しい施策となっています。
自然も豊富なため、子育て・教育環境として優れていることがメリットと言えるでしょう。

交通機関の利便性が良い

長久手市は、地下鉄東山線から乗り換え可能なリニモが運行しています。長久手市内の移動手段としてはもちろん、藤が丘駅を経由して名古屋市営地下鉄東山線に乗り換えて名古屋市へアクセスすることも可能です。

市内を走る市内循環バス「Nバス」は、市役所から出発し、愛知医大・福祉の家などの機関や、各駅、三ヶ峯ニュータウン・市が洞など、市内のさまざまな場所に停車します。

また、長久手市は名古屋市・豊田市の中間に位置しているため、都市部への通勤がしやすいこともポイントです。名古屋市には大手企業を始めとしたさまざまな求人があります。豊田市はトヨタ自動車の関連企業が多くあるため、アクセスの良い長久手市は住みやすい地域と言えます。

娯楽と自然のバランスが良い

長久手市は娯楽と自然のバランスが取れており、人工的な体験と自然体験の両方を楽しむことができます。

複合商業施設や大型スーパーには、IKEA・イオンモール長久手・アピタ長久手店などがあります。休日のショッピングだけでなく、飲食店がテナントで入っていたり、イベントなども開催されていたりするため、子どもを連れて遊びに出かけたり、デートスポットとしても楽しむこともできるでしょう。

観光施設には、2005年開催の愛・地球博の記念に建てられた「愛・地球博記念公園（モリコロパーク）」や、国民的なアニメジブリ作品の世界を楽しめる「ジブリパーク」、愛知県発祥の世界的企業トヨタの歴史がわかる「トヨタ博物館」などがあります。

また、長久手市は自然を感じられる公園施設も豊富です。徳川家康が軍議を開いた史跡周辺を公園として整備した「色金山歴史公園」や、徳川家康と羽柴秀吉（豊臣秀吉）が戦った仏ヶ根につくられた公園「古戦場公園」などが有名です。

愛・地球博記念公園内には、全町5.1kmのサイクリングコースや水遊びエリア・芝生広場もあります。どの公園も緑が豊富で、街中では感じられない自然の澄んだ空気と、開放的なアウトドア気分を体験できます。

長久手市に移住するならどこがおすすめ？人気エリアを紹介

ここでは、長久手市の中でもとくに人気のあるエリアを紹介します。各エリアの特徴を押さえておきましょう。

杁ケ池公園駅エリア

杁ケ池公園駅エリアは、イオンモール長久手・アピタ長久手店と2つの大型スーパーがあるため、日用品や食材などの買い物がしやすいことが特徴です。カフェなどの都会的なお店も多く、街並みがキレイでオシャレな雰囲気のため、とくに若い世代に人気のエリアです。

また、交通の利便性も良く、リニモの駅があるため日常の移動もスムーズです。長久手IC・名古屋ICもあるため、車移動がしやすいのも魅力的です。ただし、人気エリアのため居住のニーズが高く、愛知県内でも家賃相場は高めです。

藤が丘駅周辺エリア

藤が丘駅は、リニモと名古屋市営地下鉄東山線が通っているため、交通の利便性の高さが魅力です。東山線を利用すれば名古屋駅・栄駅まで電車1本で行くことができます。東山線の始発駅でもあるため、通勤の際は比較的座りやすいでしょう。

また、近くには大型スーパーのフレンドタウン長久手があるため、日常の買い物には困りません。温泉施設・病院などもあり、生活上で不便を感じることは少ないでしょう。

公園西駅エリア

公園西駅周辺は、愛・地球博記念公園やジブリパークに近いエリアです。自然豊かな公園が多数あり、のびのびと過ごせるため子育てがしやすい地域です。

商業施設としては、IKEAや多数の飲食店などがあります。スーパーが近くにないのがやや不便な点で、買い物の際はイオンモール長久手を利用する必要があるでしょう。

長久手市への移住は「移住支援金」を活用しよう

「愛知県移住支援事業（移住支援金）」は、東京圏（東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県）から長久手市に移住し、就業または起業した場合に補助金が交付される制度です。東京圏への人口の一極集中の是正と、地方にある中小企業の人手不足を解消するために発足されました。

支給金額は、単身の場合60万円、世帯の場合100万円が支給され、18歳未満の世帯員を帯同して移住した場合、子ども1人につき上限100万円が追加で支給されます。

支給対象になるには、移住元・移住先・就業・その他要件の、それぞれの要件を満たす必要があります。就業に関する支給要件は、都道府県が移住支援金を対象とする地元求人への就業者だけでなく、テレワーク就業者も対象になるのも嬉しいポイントでしょう。

より詳しく求職者向けの移住制度に関して知りたい場合は、「愛知県公式サイト」や愛知県「あいちUIJターン支援センター」をご覧ください。

【まとめ】長久手市の求人を探すなら

長久手市は、東京や大阪はもちろん、名古屋市と比較しても家賃相場は安く、自然豊かな公園が多く子育てにも適していることが魅力的なエリアです。公共交通機関は、リニモ・Nバスなどがあるため自家用車がなくても市内の移動に困ることは少ないでしょう。

また、長久手市は都市部である名古屋市・豊田市へのアクセスが良いことも特徴です。名古屋市は大手企業をはじめ、さまざまな仕事があり、豊田市はトヨタ自動車の関連企業が多いため、就業者の居住先としてもおすすめです。

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