「文系」出身でも未経験20代からITエンジニア転職を成功させるためには?〜失敗しないためのリアルとコツを解説〜 2023/10/17版
未経験ITエンジニア転職を目指してこの記事を見ていただいている皆様の中には、いわゆる「文系」出身という人も多くいると思います。
なんとなくのイメージでは、「ITエンジニア = 理系の仕事」というふうに考える人も多いかもしれません。しかし、実際には文系出身者もITエンジニアとして活躍している人はたくさんいます。
(ちなみに、文系・理系として明確に2つに分けて、文理の溝がとても深い状態は日本独特のようです。)
それでは、文系出身者でもITエンジニアとして活躍できるには何が必要なのか、どういう努力の方向があるのかを今回は取り上げていきます。
お読みいただいた後には、「自分は文系だからITエンジニアは無理」という考えから脱却できていると嬉しいです。
なぜ、「文系」はITエンジニアに向いていないという風潮なのか?
文系がITエンジニアに向いていないという風潮については、誤解と現実があります。
まず誤解について説明します。
文系がITエンジニアに向いていないという「誤解」
誤解の1つ目は、「理系的なバックグラウンドが文系にはない」です。
数学や物理学などの一見プログラムを作るために必須と思われる知識を文系は深く学ばないため、ITエンジニアに向いていないという理由です。しかしこれは誤解で、実際多くのプログラミングやITエンジニアとしての仕事において、理系的に数学や物理学などの学問を習得している必要はありません。
誤解の2つ目は、「文系は論理的思考力が苦手で、ITエンジニアは論理的思考力が必要だから文系には向いていない」です。
皆さんはどう思いますでしょうか。
これも大きな誤解で、文系の学問と言われている文学、経済学、経営学、哲学など、およそ学問として体系化されているものは論理的に考えて仮説を立て、実験や調査を行い、論理的に論文に落とし込んでいきます。つまり、文系だから論理的思考力が苦手、というのは誤解ということになります。
文系がITエンジニアに向いていないという「現実」
続いて、文系がITエンジニアに向いていないと言われていますが、実際どうなのかについて、
リクナビNEXTのTech総研の『理系出身vs文系出身SE出世事情のウソ☆ホント』という調査を参考に見ていきます。
昇進のスピードや給与・待遇に関する違いは、文系出身・理系出身で大きな違いはないと回答した割合が一番多く出ました。
また、実際にITエンジニアになってから入社1年目〜3年目くらいまでは、先行して専門知識を持っている理系側が有利ではありますが、文系側は業務要件の把握やコミュニケーション力などで優位性が出ているようです。
3年目以降になると、業務上の技術差は少なくなり、自分の向いている場所を見つけて価値を発揮するようになってきます。そして転職に関しては、理系・文系での差はほとんどなくなってくるということです。
意外だったかもしれませんが、1つの調査結果としてはこのように出ているのです。
「文系だから、ITエンジニアに向いていない」という誤解は多く存在しているとわかります。
ITエンジニアに必要な能力やスキルとは?
文系理系関係なくITエンジニアとして活躍していけることは調査から分かってきましたが、ITエンジニアに必要な能力やスキルというと何を思い浮かべますでしょうか。
今回は5つ紹介します。
- 論理的思考力・問題解決能力
- 常に学ぶ姿勢
- コミュニケーション
- チームワーク
- 言語の理解やアルゴリズムの理解など技術的なスキル
論理的思考力
ITエンジニアの場合問題解決能力とも言い換えることができます。
仕事というのは、誰かの問題や課題を解決することですので、複雑な問題や課題であっても論理的に考えて効果的な解決策を見つけることが必要です。
常に学ぶ姿勢
IT技術の進歩はとても速く、1年後には今使っている技術から別の新しい技術に代替されているということも珍しくありません。そこで、ITエンジニアは常に新しい技術や言語、ツールに対して興味関心を持ってキャッチアップを行い、学習を継続することが重要です。
コミュニケーション
会社に属しているITエンジニアでも、フリーランスでも仕事を1人で完結させることは殆どないはずです。チームでゴールに向かってコミュニケーションを取りながら進めていくことが多く、更には社内の別部門との調整やお客様とのコミュニケーションも必要になる場合があります。コミュニケーション能力はITエンジニアにはとても大切な能力です。
チームワーク
チームで1つのものを作っていくためには、コミュニケーションの先に他者と協力してタスクを実行していく力、チーム内での自分の役割を果たすだけでなく、チームに良い影響を及ぼせるか、というチームワークも必要です。
言語の理解やアルゴリズムの理解など技術的なスキル
最後は技術的なスキルです。
プログラム言語への理解やWeb、インフラ、AIなど自分が関わる分野における技術力があること、Gitなどのチームで開発をしていくためのツールや技術が分かっていること、プログラミングにおけるアルゴリズムの理解があることなど、技術的なスキルは必須です。
以上、5つの必要な能力やスキルを紹介しましたが、文系の人でも身についている能力や、これから努力をすることで身につけられる能力がほとんどではなかったでしょうか。
文系出身でもITエンジニアとして成功するためのコツ
ここまでの内容から、実は文系出身でもITエンジニアとして成功するためには以下のコツが大切だと言えます。
- 技術に対する継続した学習
- 顧客理解やコミュニケーションといった、文系の強みを磨くこと
- 自ら情報発信、ネットワークを築く
- 人一倍の努力
- 明確な目標を持つ
文系の特徴を弱点だと思わず長所と捉えて仕事をしていくこと、自分はなぜITエンジニアになったのかを明確にイメージして目標を持って取り組むこと、そして技術への興味と継続的な学習により理系よりも努力をすることが成功の秘訣であると言えます。
未経験ITエンジニア転職の進め方として、専門家を味方につけよう
今回は、「文系出身者でも未経験でITエンジニアとして勝負できるのか」をアンケート結果やいくつかのポイントを取り上げて説明してきました。
未経験でのITエンジニア転職は、分からないことだらけだと思います。
そういった場合には、すでにITエンジニアとして活躍している人たちの声を聞くことが重要です。
道標がないと自分でいざ行動しようと思っても、正しい努力ができているのかが自分だけでは分からないため、効率的ではないケースも多くあります。
未経験からのITエンジニア転職は、個人の戦いでは難しいこともたくさんあります。
そのため、一人ひとりのキャリアから一緒に考えてくれるサービスを使い、技術や転職のことをまとめて相談して決めていくほうが効果が高いです。
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20代後半、未経験からのITエンジニア転職はAchieve Tech
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また、単純にプログラミングを覚えるためのIT研修という立ち位置ではなく、ITエンジニアとして就職することを目的としたIT研修なので、ドキュメントの書き方やビジネスマナーなども取り扱います。更にこのIT研修後はITエンジニアの就職支援のための「エージェントサービス」も無料で受けることができるため、皆様のキャリアをサポートできるサービスです。
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Achieve Tech