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豊橋市への移住やUIターンはおすすめ?メリット・人気エリア・支援金について解説 2024/5/15版

豊橋市への移住やUIターンはおすすめ?メリット・人気エリア・支援金について解説

愛知県豊橋市への移住やUIターンを検討している人にとって、移住のメリットや家賃相場、おすすめのエリアなどは事前に知っておきたい情報でしょう。

海・森・山と自然が豊富で、子育て支援も充実している豊橋市は、移住先としてどのような場所なのでしょうか。本記事では、豊橋市の基本情報をはじめ、移住の際に役立つ情報を紹介します。

【基本情報】豊橋市ってどんなところ?

愛知県豊橋市は、愛知県南東部に位置します。静岡県との県境にある東三河地方の中核都市で、人口は約37万人です。

市内は、豊かな森や山々、広大な太平洋などの自然に囲まれており、温暖な気候のため、農業も盛んに行われています。豊橋市の農産物は、大葉(青じそ)・豚・トマト・生乳・米・うずらなど多岐にわたり、市内でも地域ごとに特色のある農産物が生産されています。

また、伊古部海岸・葦毛湿原・石巻山など、海・森・山のすべての自然環境がそろっているのも特徴です。夏は海、春や秋は山へ行くなど、季節ごとのアウトドアを楽しめるのは、豊橋市の大きな魅力でしょう。

他にも、豊橋市はオリンピックのメダリストやプロスポーツ選手を数多く輩出しています。映画やドラマのロケ地にも選ばれており、観光地としても人気のスポットとなっています。

豊橋市の人口

豊橋市の人口は以下の通りです。

全人口367,142人
男性183,999人
女性183,143人
世帯数165,167世帯

(令和6年4月1日時点)

平成17年に人口約37万人に到達して以降、令和に入っても大きな変化は見られません。令和6年の人口データでは、36万人台に減少しているため、徐々にではあるものの少子高齢化の影響を受けているといえるでしょう。

そうした背景もあり、豊橋市は子育て支援策や親子で楽しめる施設などを充実させ、ファミリー世帯が住みやすい街づくりに注力しているため、比較的人口減少が緩やかな傾向にあります。
いわば、移住者に住みやすい街づくりですね。

参考:「人口・世帯数」豊橋市

豊橋市の家賃相場

豊橋市の家賃相場は、間取り全体で約5万円です。ワンルームから2DKまで安価な物件が多く、ファミリー向けの物件も充実しています。

例えば、豊橋市のワンルームの家賃は3~4万円台、1K~2DKなら4~5万円台の物件が多くなっています。名古屋市の同じ間取りの物件が4~7万円台であることを考えると、1〜2万円ほどの差があります。

2LDK以上の物件に関しても、豊橋市は名古屋市と比べてリーズナブルな家賃設定になっており、ファミリーでも暮らしやすいといえます。

豊橋市の交通

豊橋市の交通手段は、鉄道・バス・タクシーが中心となっています。以下のように多くの路線があり、豊橋駅を中心に放射状の路線網を形成しているのが特徴です。

鉄道JR東海道新幹線JR東海道本線JR飯田線名鉄名古屋本線豊鉄渥美線豊鉄東田本線
バス豊鉄バスコミュニティバス

JR東海道本線の豊橋駅から名古屋駅まで新快速で約50分、名鉄名古屋本線の豊橋駅から名鉄名古屋駅まで特急で約50分、JR東海道本線の豊橋の駅から浜松駅まで新快速で約35分で移動できます。

また、東海道新幹線のひかりを利用すれば、東京・新大阪まで約1時間30分、名古屋駅まで約20分で移動できるため、県外への移動もスムーズに行えます。

バスは、豊鉄バスが路線バスを運行しており、市内全域に展開しています。路線バスが廃止された地域では、コミュニティバスが移動手段になっています。

加えて、豊橋市には複数の国道が走っており、自動車でも快適に移動できます。高速道路は、名古屋・静岡方面へ向かう東名高速道路が走っており、豊川ICから東京まで約4時間、音羽・蒲郡ICから名古屋まで約1時間30分、大阪までは約3時間で移動できます。

豊橋市に移住するメリット

豊橋市は、自然環境に恵まれ、家賃もリーズナブルで住みやすい地域です。ここからは、豊橋市に移住するメリットを紹介します。

子育て支援が充実している

豊橋市は、日本経済新聞社と日経BPが実施した「共働き子育てしやすい街ランキング2023」で、2年連続全国3位に選ばれています。中京圏では唯一10位以内にランクインしており、子育て支援が充実しているのが特徴です。

豊橋市が行う乳幼児の子育て負担軽減策としては、家事代行サービスクーポンの配布や、条件付きで幼児教育・保育の無償化などが挙げられます。私立学校授業料補助や学校給食の無償提供などの制度も設けており、子どもが通学するようになってからのサポートも手厚く行っています。

また、育児をしている女性のキャリア支援や、男性の育児休業取得推進セミナー、家事セミナーなども開催しており、子育てに関する大人の意識改革も推進しています。市としてワークライフバランスに配慮した企業への認定・表彰も行っており、子育てに協力的な体制構築に注力している企業も増えています。

こうした子育て支援の取り組みにより、豊橋市は待機児童0人を達成しています。全国でも有数の子育てのしやすい地域といえるでしょう。

交通の利便性が高い

豊橋市は、東海道新幹線とJR東海道本線が東西に走り、名古屋や浜松へのアクセスに優れています。また、豊橋駅からは東京や大阪方面への高速バスも発着しており、県内外へのレジャーや出張などにも便利です。

市内の移動には、市内全域に展開する路線バスや路面電車が活用できます。路面電車は「豊鉄市内線」と「豊鉄渥美線」が走っており、市役所駅前や南部の海沿いの地域へ簡単に移動できます。

さらに、複数の国道が通っており、自動車での移動もスムーズに行えます。国道1号線は名古屋・静岡方面まで続く県内外を結ぶ主要道路で、市内の車移動に便利です。国道23号線は市中心部から海沿いの地域を結んでおり、工業地帯・農業地帯へのアクセスに重要な経路になっています。

鉄道・バス・自動車と、さまざまな移動手段が整備されており、県内外にスムーズにアクセスできるのが豊橋市の魅力の1つです。

自然豊かでのびのびと暮らせる

豊橋市は、山と海に囲まれた自然豊かな地域です。温暖な気候と広大な大地、豊富な水資源に恵まれ、アウトドアや農業が盛んに行われています。

市内には魅力的な自然スポットも点在しています。中でも、「伊古部海岸」はアオウミガメの産卵地やサーフィンのメッカとして知られ、市内外から多数の人が訪れる有名なスポットです。

他にも、珍しい植物が多い「葦毛湿原」や、標高358mで登りやすい「石巻山」など、魅力的な自然スポットが多数あります。

自然環境以外でも、動物園・植物園・自然史博物館が一体となった「のんほいパーク」では、動植物と触れあいながら生物の進化を学べます。

自然に囲まれてリフレッシュでき、動植物を身近に感じられるため、子どもたちの成長・教育にも良い影響を与えられるでしょう。

豊橋市に移住するならどこがおすすめ?人気エリアを紹介

ここからは、豊橋市でもとくに人気のある3つのエリアを紹介します。

豊橋駅を中心とした豊橋市中央部エリア

豊橋市中央部エリアは、豊橋駅を中心とする利便性の高い人気エリアです。市役所や美術博物館、歴史的建造物の吉田城などもあります。

豊橋駅には新幹線が停車し、名古屋鉄道・飯田線・市内線・渥美線など、多数の路線があるため、市内外への移動や通勤・通学に便利です。また、豊橋駅周辺には、複合商業施設「emCAMPUS」や商店街があり、日常の買い物に困ることもありません。

ただし、豊橋市中央部エリアは利便性が高い一方で、栄えている分人口が多く、豊橋市の中でも平均家賃が高めです。

自然あふれる豊橋市東部エリア

豊橋市東部エリアは、「のんほいパーク」や「岩田運動公園」などの人気施設がある自然豊かな地域です。東海の小尾瀬と呼ばれる「葦毛湿原」もあり、四季折々の美しい景色を楽しめることも魅力でしょう。

東部エリアには、JR二川駅や路面電車の停留所が多数あり、豊橋市中心部へのアクセスにも優れています。そのため、通勤・通学の面でも利便性が高いといえます。

また、教育・文化施設も充実しており、犯罪発生率も低いため、子育て世帯にも適しているでしょう。家賃も相場より安く、豊橋市の中でもとくにリーズナブルに暮らせます。

自然と利便性が共存しているため、単身からファミリーに至るまで、さまざまな世帯が暮らしやすい地域です。

閑静な住宅街でゆったりと過ごせる豊橋市南部エリア

豊橋市南部エリアは、閑静な住宅街が広がる地域です。近くには、愛知大学や豊橋技術科学大学のキャンパスがあるため、学生の一人暮らしにも人気があります。

豊橋鉄道渥美線が通っているため、豊橋駅にもアクセスしやすいです。愛知県最大級の「道の駅とよはし」では、豊橋グルメを楽しんだり、地元のお土産を購入したりすることもできます。

また、南部エリアの人気スポット「表浜海岸」では、サーフィンや釣りをはじめ、キャンプ・バーベキュー・海水浴などを楽しめます。自然環境の中でも、海に魅力を感じる人にとくにおすすめしたいエリアです。

豊橋市への移住は補助金を活用しよう

豊橋市では、移住者や市民の暮らしをサポートするため、さまざまな補助金制度や施策を用意しています。ここでは、「移住支援事業」と「豊橋市歩いて暮らせるまち区域定住促進事業費補助金」の2つの制度を紹介します。

移住支援事業

「移住支援事業」は、東京圏から豊橋市に移住し、移住元・移住先・就業などの一定の要件を満たす場合に交付される支援金制度です。豊橋市内への移住や定住の促進と、地域の中小事業者などの人手不足の解消を図るために行われています。

支給金額は、単身の場合60万円、世帯の場合100万円が支給され、18歳未満の世帯員を帯同して移住した場合、子ども1人につき上限100万円が追加で支給されます。

豊橋市歩いて暮らせるまち区域定住促進事業費補助金

「豊橋市歩いて暮らせるまち区域定住促進事業費補助金」は、日常の生活を支える機能を特定の区域に集積し、過度に自動車に頼らず徒歩でも便利に生活できるまち作りを目指す計画(豊橋市立地適正化計画)です。

まちの将来像を「歩いて暮らせるまち」「暮らしやすいまち」「持続可能なまち」と捉え、将来の人口減少に備えて、都市機能を集積させ、中長期的に居住を促進することを目的としています。

また、機能の集積だけでなく、新たに家屋を取得して居住する人への補助金の交付も実施しています。補助内容は以下の通りです。

家屋にかかる固定資産税の3年間の補助所有する土地にかかる固定資産税の3年間の補助中学生以下の子どもに対して、1人10万円の奨励金を交付
※令和7年度の補助申請をもって廃止

【まとめ】豊橋市の求人を探すなら

愛知県南東部に位置する豊橋市は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれた住みやすい街です。家賃相場は名古屋市や東京と比べてリーズナブルで、市内には東海道新幹線や主要国道が通り、市内外への移動もスムーズに行えます。

また、子育て支援にも注力しており、ファミリー層にも暮らしやすい街となっています。そのため、単身者からファミリーまで、幅広い世帯の移住先としておすすめできる地域といえるでしょう。

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