転職ノウハウ・コラム

運用保守の仕事内容とは?必要なスキルや未経験から目指す方法も解説 2025/10/23版

運用保守の仕事内容とは?必要なスキルや未経験から目指す方法も解説

運用保守の役割は「ITシステムを、安定して動かし続ける」ための重要な仕事です。

しかし、具体的な仕事内容を深く理解しないまま、「未経験でも始めやすいらしい」といった漠然としたイメージだけで、キャリアの選択肢として検討している方も少なくありません。

一方で、プログラマやインフラエンジニアに比べて、技術的要件が高くないこともあり、早期のキャリアアップを目指すうえでは「運用保守 やめとけ」といったキーワードが想起されることもあるようです。

このように、仕事内容への理解が曖昧なままだと、せっかく「運用保守エンジニア」として、ITエンジニアデビューを果たせるチャンスを得たとしても、入社後にミスマッチを感じてしまい短期離職につながるのでは勿体ありません。このような事態を避けるため、「運用保守」の役割について事前に理解しておくのが大切です。

本記事では、運用と保守の具体的な業務内容の違いから必要なスキル、目指すための方法まで解説します。

運用保守とは?仕事内容を解説!

運用保守の仕事は、大きく「運用」と「保守」の2つに分類されます。
運用と保守のそれぞれの役割を通して、企業などのITシステムを正常に稼働する状況を維持し続けます。

上記2つの業務は「システムの安定稼働」という共通の目的を持つため、同じ人やチームが担当することが多いですが、具体的な業務内容は別物です。

ここでは、「運用」と「保守」のそれぞれの仕事内容について解説します。


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運用とは?

運用の主な仕事は、システムやサービスが止まることなく、毎日正常に動き続ける状態を維持するための監視や管理です。一般的には、システムを開発した会社が、ユーザ企業へ導入後、そのまま「運用保守契約」を結び、利用の支援やサポートする事が多いです。

具体的には、以下のような業務を担当します。

  • サーバーやネットワーク機器のチェック
  • 定期的なバックアップ作業
  • システムの稼働状況の記録や監視
  • ソフトウェアのバージョン更新

運用の業務は発生する障害を未然に防ぎ、利用者が安全で快適な利用ができる状態を目指します。
作業は手順書やマニュアルに基づいて進められることが多く、未経験者でも比較的取り組みやすいのが特徴です。

保守とは?

保守の主な仕事は、システムに障害やトラブルが発生した際に、原因を特定して迅速に復旧させる業務です。

具体的には、以下のような業務を担当します。

  • システムに発生した障害の対応作業
  • プログラムの修正や機器の交換(納品物に対して)
  • 定期的なメンテナンス対応
  • 障害の復旧後の再発防止策の検討
  • システムの性能を向上させるためのアップデート作業

突発的な障害の対応をするため、専門的な知識や課題解決力が求められます。状況によっては上司や開発に報告する必要があるため臨機応変な対応力も必要でしょう。
マニュアルが用意されているケースもありますが、状況にあわせて対応する必要があるため運用よりも専門性が高まります。

エンジニア目線で言えば、この「保守作業」の延長線上で「システムの改修」や「追加機能の依頼」などに繋がることもあります。それゆえに、未経験の方がITデビューを果たした際「運用保守」の役割からスタートし、職務に従事していく中で、改修を目的としたプログラミング等の機会を得る事で、経験を積む機会にもなったりします。

運用保守の仕事を始める3つのメリット

ここでは、運用保守の仕事を始める3つのメリットについて解説します。

  • 未経験からでも始めやすい
  • 専門職へのステップアップになりやすい
  • システムの全体像を見られる

未経験からでも始めやすい

運用保守は、未経験からでも始めやすいのが特徴です。

開発業務ではプログラミングスキル、インフラ業務ではサーバやネットワークの構築スキルが求められるケースが多いのに対し、運用保守のポジションでは、そうした知識に不足があっても研修やOJT、マニュアルなどである程度補填し、業務に差しさわり内程度まで習得できる環境が整っている傾向にあるためです。

IT系の仕事の中でも未経験者OKの求人が比較的多く、ITエンジニアへのキャリアのスタート地点として選びやすい職種といえます。

また、運用保守の業務を通じて、サーバやネットワークなどのIT基盤技術に触れるため、IT業界のキャリアを築く際の一歩として有効な選択肢です。

専門職へのステップアップになりやすい

運用保守の経験を積み上げることで、専門職へのステップアップにつなげやすくなります。

運用保守の現場では、さまざまなシステムやインフラ機器に触れる機会が豊富にあり、実務を通じて幅広い技術知識を習得できるためです。

例えば、運用保守によって以下のようなスキルや経験が身につきやすくなります。

  • サーバの知識
  • ネットワークの知識
  • データベースの知識
  • 実践的なトラブルシューティング能力
  • プログラミング言語(保守や改修が行われるケースがあれば)
  • 所定の業界・業務フローの知識

日常の業務の中で培った経験やスキルにより、プログラマやインフラエンジニア(サーバエンジニアやネットワークエンジニアなど)へのステップアップが可能です。

システムの全体像を見られる

運用保守の担当者は、システムがどのように連携して動いているのかを全体的に見られます。トラブル対応や安定した運用には、システムの一部分だけでなく全体像を把握して作業を進める必要があるためです。
また、プログラマやインフラエンジニアのような「今から作るシステム」に対する視点では無く、運用保守の担当者は「完成したシステム」からの視点で仕事をすることになる点もその一因です。

例えば、Webサイトの表示が遅いというトラブルが発生した場合、以下のような多角的な視点で原因を調査しなければなりません

  • アプリケーションの作りに問題がないか
  • サーバの性能不足が起きていないか
  • ネットワークの遅延が発生していないか
  • そもそもの仕様上の事情ではないか

運用保守の経験を積み上げることで、システム全体の構造を理解できるため、IT業界でのキャリアを長期的に築く上で有利になるでしょう。

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運用保守の平均年収

厚生労働省の調査によると運用保守に携わるエンジニアの平均年収は、628.9万円と言われています。国税庁が調査している正社員の平均年収が530万円のため、比較すると高い水準といえます。

一方、運用保守はITエンジニアのキャリアのスタートとして位置付けられることが多く、未経験から転職した方などに割り振られやすい職務です。そのため、勤続年数や年齢が若いほど運用保守の年収が下がりやすくなる点には注意が必要です。

具体的な年齢による平均年収は以下の表をご覧ください。

年齢平均年収
〜19歳287.47万円
20〜24歳375.65万円
25〜29歳465.57万円
30〜34歳593.8万円

年収を上げるためには、運用保守を長く続けてプロフェッショナルになったり、経験を通じてキャリアアップをしたりするのがおすすめです。

【参考】
運用・管理(IT) – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)
令和5年分 民間給与実態統計調査|国税庁

運用保守に将来性はある?

運用保守の仕事は、適切なスキルアップを行えば将来性のある職種です。

企業活動においてITシステムの安定稼働は重要であり、運用保守の役割は無くならないと思われるためです。特に、クラウド環境の運用管理やセキュリティ対策、システムの最適化といった高度な業務は、今後も継続的に需要が見込まれます。
また、パッケージソフトやSaaS等の予め完成されたソフトウェアを一部カスタマイズして導入するといったニーズもありますが、そうしたシーンでも「カスタマイズ」や「導入」、「導入後の運用設計」「使用方法のレクチャー」「マニュアルの整理」「ヘルプデスク」といった運用保守の経験が活きる役割は必要性があるためです。

一方で、単純な監視作業やルーチンワークは今後自動化が進む可能性が高いため、付加価値の高い業務にシフトできるスキルを身につけることが必要です。
例えば、所定の業界や業務に関連するスキルや知識の勉強をしたり、資格を取得したりすることで市場価値を高め付加価値をつけられます。

運用保守の経験をベースに、時代のニーズにあわせたスキルを積極的に学び続ける姿勢を持つことで、長期的に安定したキャリアを築けるでしょう。

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運用保守に必要な3つのスキル

ここでは、運用保守エンジニアとして活躍するために必要とされる、3つのスキルについて解説します。

  • 担当システムに関する知識
  • 障害対応スキル
  • コミュニケーション能力

担当システムに関する知識

運用保守を担当する上で、自身が扱っているシステムに関する深い知識が求められます。

システムに関する仕様や状況などの知識がない場合は、平常時の監視業務や異常時の迅速な対応が困難になるためです。

具体的に押さえておきたい知識は、以下のとおりです。

  • OS
  • サーバー
  • ネットワーク
  • データベース
  • システムの構成
  • 動作原理
  • 各コンポーネントの役割

日々の業務を通じて知識を蓄積することはもちろん、システムの設計書や構成図を確認して、常に学び続ける姿勢を心がけましょう。

障害対応スキル

保守の業務にて迅速かつ適切な対応をするために、障害対応スキルが求められます。障害は予期せぬタイミングで発生するため、冷静さを保ちながら論理的に原因を切り分けていく思考力が求められるためです。

障害対応スキルとして必要な行動の例は、以下のとおりです。

  • トラブルが発生した際に原因を迅速に特定する
  • 過去の類似事例や手順書を確認しながら、最適な復旧手順を選択する
  • 迅速かつ的確な復旧作業を実施する
  • 影響範囲を把握し、関係者に適切に情報共有する

障害対応スキルは経験を積むことで向上するため、発生した障害の内容や対応方法を記録し、振り返ることで着実に成長できます。

コミュニケーション能力

運用保守の仕事を進める上で、コミュニケーション能力は必須スキルの一つです。運用保守の業務では一人で黙々と作業するだけでなく、多くの人と連携しながら進める場面が多いためです。

例えば、システムに異常を発見した際には、チームのメンバーや上司に状況を正確に報告する必要があります。また、障害の状況や影響範囲を相手にあわせて、分かりやすく説明することも求められます。

相手の立場や知識レベルにあわせて、情報を的確に伝え、円滑な人間関係を築くコミュニケーション能力は、現場で重宝されるでしょう。

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運用保守に向いている人の3つの特徴

ここでは、どのような方が運用保守の仕事で活躍しやすいのかを3つの特徴について具体的に解説していきます。

  • 柔軟性がある
  • ルーチンワークが問題なくこなせる
  • 課題解決が得意

柔軟性がある

運用保守は、柔軟性が求められる場面があります。

というのも「運用保守」の役割として、24時間365日体制でシステムを維持・監視する事が求められるケースがありるためです。

例として、運用保守の対象となるシステムが、有名なサブスクリプション型の動画配信サービスのシステムだったとしましょう。そうしたサービスは「24時間365日いつでも、好きな映画やアニメが見られる」という価値提供から、月額使用料という対価を得ています。
ところが、そのサービスが突然利用できなくなったとしたら、あなたが利用者だった場合にどのように感じるでしょうか? 大きなトラブルでありクレームに繋がるのではないでしょうか。

そうしたシステムの「運用保守」を担ったとするならば、対象とするシステムやサービスの安定的な稼働を維持するという目的において、夜勤や休日出勤なども繋がるケースもある ・・・となる訳です。
また、大規模な障害が発生した場合には、復旧作業のために長時間勤務となることもあり、負担を感じる可能性も考えられるでしょう。

このような、不規則な生活リズムに対応したり、長時間の監視業務にも耐えられる集中力を維持したりするためには体力や柔軟性が必要となります。

もちろん、すべての「運用保守」の役割が上記の例に挙げたようなシステムを担当している訳ではありませんから、皆が揃って24時間365日のシフト制の仕事をしていることもありません。むしろ、対象とするシステムが法人企業の社内基幹システムだった場合には、企業のお休みにあわせる形で平日日中のみの勤務形態となる訳ですから、求人情報をよく確認することが重要です。

ルーチンワークが問題なくこなせる

運用保守の仕事には、システムの監視やデータのバックアップなど、毎日決まった手順で行うルーチンワークが多く含まれています。

ルーチンワーク作業も、一つのミスがシステム全体の障害につながる可能性があるため、常に注意深く作業を行わなければなりません。

そのため、正確かつ丁寧にこなせる几帳面さや責任感の強さがある方は、運用保守に向いています。

また、ルーチンワークの中にも改善点を見つけ、効率化を提案できる視点を持つことで、需要の高いエンジニアになれるでしょう。

課題解決が得意

課題解決が得意な人は運用保守が向いているといえます。運用保守の仕事では、システムに発生した問題を解決する業務が含まれているためです。

システムに発生した障害や課題に対して、状況やトラブル内容などさまざまな情報を手掛かりに、原因を論理的に突き詰めていく能力が求められます。また、同じ問題が再発しないよう、根本的な改善策を考え実行することも、運用保守エンジニアの重要な役割です。

こうした「原因を特定する能力」や「課題解決能力」は運用保守だけでなく、あらゆるITエンジニアの職種においても必要な能力のため、その後のキャリアアップにも有利になるでしょう。

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運用保守はやめとけと言われる理由3選

ここでは、運用保守はやめとけと言われる理由について3つの視点で解説します。

  • 労働が不規則になる可能性がある
  • 日々の作業が単調になりやすい
  • スキルアップしにくい

労働が不規則になる可能性がある

運用保守が「やめとけ」と言われる理由の一つとして、勤務時間が不規則になりがちな点が挙げられます。運用保守の業務では、システムを24時間365日監視するケースも発生するため、そうしたシステムの担当となった場合は、夜勤や休日出勤を含むシフト勤務が発生するためです。

また、システム障害は時間を選ばずに発生するため、休日や深夜に緊急の呼び出しがかかることも考えられます。自身のプライベートな時間を重視する方にとっては、不規則な働き方が負担となる可能性があるでしょう。

日々の作業が単調になりやすい

運用保守では日々の業務が、システムの監視や定期的なバックアップといったルーチンワーク中心になりやすく、単調だと感じてしまうため、やめとけと言われています。

特に、安定して稼働しているシステムを担当する場合、トラブルが発生する機会も少ないため、手持無沙汰になってしまいモチベーションが下がるケースも少なくありません。

そのような状況の場合は、日々の業務を効率化するために行動したり、新しい技術を自主的に勉強したりするなど能動的に動くことで単調な状況から抜け出し、スキルアップにつなげられるでしょう。

スキルアップしにくい

運用保守の業務は、マニュアル化された定型作業が多いため、業務を通じて新しいスキルを習得する機会が限られやすく、スキルアップしにくいといった特徴があります。

さらに、運用保守の経験だけでは、システム設計や開発といった上流工程のスキルが身につきにくいため市場価値を高めにくくなります。

日々の業務をこなすだけではスキルアップしにくいため、将来的により専門性の高い技術職を目指す場合には、業務外での自己学習が必要です。また、自身が担当するシステムの流れや、それによって何を解決しているのかといった点を整理して理解する事で、所定の業界や業務に関する知識を仕入れることが出来るはずです。

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運用保守を担うために取得しておくといい資格4選

ここでは、運用保守業務にも活用でき、キャリアアップにも役立つおすすめの資格を4つご紹介します。

  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • CCNA
  • LinuC

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格で、IT業界で働くための基礎的な知識とスキルを証明する資格です。

基本情報技術者試験は、以下のような幅広いIT知識が問われます。

  • コンピュータの基本的な仕組み
  • ネットワーク
  • データベース
  • セキュリティ
  • プログラミング

運用保守エンジニアとして働く上で必要となる、システムの構成要素や動作原理を理解するための土台となる知識が習得できるでしょう。

合格率は令和5年度の時点で47.1%と言われており、独学でも十分に合格を目指せるため、転職活動を始める前に取得しておくとよいでしょう。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格で、より高度なIT知識と技術力を証明する国家資格です。

システム設計やプロジェクトマネジメント、セキュリティ、データベースなど、実務で求められる幅広い知識が出題範囲となります。

運用保守の経験を積み、インフラエンジニアやシステムエンジニアへのキャリアアップを目指す際に、この資格が大きな武器となるでしょう。

合格率は令和7年度春期の時点で22.1%と言われており、少し難易度は高い資格です。運用保守の実務経験を積みながら学習を進めるのがおすすめです。

CCNA

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が認定する、ネットワークに関する技術者資格です。

本資格は、ネットワークの基本的な仕組みから、実際の機器(ルーターやスイッチ)の設定・運用方法まで、実践的な知識とスキルを証明します。

運用保守の業務では、ネットワークの監視や障害対応を行う機会が多いため、CCNAの知識は実務に直結します。

合格率は20〜30%ですが、独学でも十分に学習をすることで合格を目指せる資格です。

LinuC

Linux技術者認定資格「LinuC」は、サーバーのOSとして多くの企業で利用されている「Linux」に関する技術力を証明する認定資格です。レベルが1から3、システムアーキテクトの4段階で設定されており、状況にあわせて挑戦できる点が魅力的です。

なお、初学者向けのLinuC1では、試験内容として以下のような範囲が出題されます。

  • Linuxのインストール方法
  • 仮想マシン・コンテナの利用
  • ファイル・ディレクトリの管理や操作方法
  • GNUやUnixのコマンド操作

合格率は60%ほどと言われており、OSの理解を深めたい方におすすめの資格です。

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運用保守の転職は難しいのか?

ここでは、運用保守の転職について以下の2つの視点で解説します。

  • 運用保守への転職
  • 運用保守からの転職

運用保守への転職

未経験からIT業界を目指す場合、運用保守への転職は比較的しやすいといえます。現在、IT業界の多くの企業で人手不足が続いており、運用保守の未経験者向けの求人が豊富にあるためです。

特に、20代の方であれば、ポテンシャルを重視した採用が行われるケースが多く、ITへの学習意欲やコミュニケーション能力をアピールできれば、採用される可能性は十分にあります。
インフラを保守する役割という意図で「インフラエンジニア」や「ネットワークエンジニア」として「運用保守」の募集が出ていることも少なくありません。

一方で、誰でも簡単になれるわけではない点には注意が必要です。転職前には最低限のIT基礎知識を身につけておくことで未経験でも成功する確率が高まるでしょう。

運用保守からの転職

運用保守からの転職、つまりキャリアアップやキャリアチェンジについては、経験年数と習得したスキルによって難易度が変わります。

運用保守の経験を2〜3年以上積み、障害対応やシステム改善などの実績を持っている場合、インフラエンジニアやネットワークエンジニアなどへの転職は十分に可能です。
また、保守に伴うエラー改修や、機能の追加改修などに携わった経験があれば、プログラマやシステムエンジニアへのキャリアアップという流れも一般的です。
「運用保守のスペシャリスト」という切り口で言えば、業務フロー理解の深さや知識を活かして「運用設計」や「パッケージ導入SE」といったキャリアプランもありえます。

一方で、単純なルーチンワークのみを長期間続けながらも、スキルアップや研鑽をせずに過ごしてきてしまった場合には、次のステップへの転職が難しくなる可能性があります。

そのため、運用保守として働きながらも、常に新しい技術を学び、資格取得や社内での役割拡大を目指すことで今後のキャリアアップにつなげられるでしょう。

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未経験から運用保守になるために必要な3つの手順

ここでは、未経験から運用保守になるために必要な3つの手順について詳しく解説します。

  • 自己分析を実施して転職の軸を決める
  • ITの基礎を学習をする
  • 転職エージェントを活用する

自己分析を実施して転職の軸を決める

転職活動を始める前に、自分自身のキャリアの方向性や価値観を明確にするための自己分析をしましょう。

自己分析を通じて転職の目的や、何を叶えることを優先するのかといった「軸」を明確にすることで、求人選びの際に迷わず、自分に合った職場を見つけやすくなるためです。また、自己分析をすることで面接の際に志望動機やキャリアビジョンを明確に伝えられるため、採用担当者に好印象を与えられるといったメリットがあります。

なぜ運用保守の仕事に興味を持ったのか、IT業界で何を実現したいのか、5〜10年後にどのようなキャリアを築きたいのかを考えましょう。

ITの基礎を学習をする

転職の目的や軸が定まったら、次にITの基礎知識を学ぶための学習を始めましょう。未経験から運用保守の仕事に就く場合、基本的なIT知識を事前に習得しておけば、転職活動が有利に進むためです。

まずは、コンピュータの仕組みやネットワークの基礎といった基本的な知識を学びましょう。

もし、何から始めていいか分からない方は、基本情報技術者試験などの資格の勉強をすることで、ITの基本的な用語や仕組みを体系的に学べます。

転職エージェントを活用する

転職活動を効率的に進めるためには、IT業界に特化した転職エージェントの活用が有効です。

転職エージェントは、求人の紹介だけでなく、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策など、幅広いサポートを提供してくれるためです。

特に、未経験からIT業界を目指す場合、業界の動向や求められるスキル、企業の社風などの情報を得られることはメリットといえるでしょう。

また、転職エージェントは非公開求人を多数保有しており、自分では見つけられない優良企業の求人に出会える可能性があります。

転職エージェントを活用することでスムーズかつ高品質な転職活動を進められるでしょう。

運用保守の仕事を探している方はアチーヴキャリア

本記事では、「運用保守」の仕事内容から将来性、キャリアパスに至るまで解説してきました。

運用保守は、ITシステムの安定稼働を支える社会貢献度の高い仕事であり、未経験からでも挑戦しやすく、専門職へのステップアップの土台となる魅力的な職種です。

もし、未経験からITエンジニアとしてデビューしたい、そのために「運用保守」から始めたい・・・と考えている方には、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは求人紹介だけでなく、応募書類の添削から面接対策といったサポートも受けられるため効率的に転職活動を進められます。

特に愛知や静岡エリアで運用保守への転職をお考えの方には、Achieve Career(アチーヴキャリア)がおすすめです。

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