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【静岡市清水区】自然・歴史・文化を感じられる美しい港まち 2025/9/30版

「清水」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

旧清水市を舞台にした小学生の女の子のほのぼのとした日常を描いた国民的アニメの舞台、マグロ、サッカー、世界文化遺産「三保松原(みほのまつばら)」など、いろいろ浮かんだ方も多いのではないでしょうか。

今回は、自然・歴史・文化を感じられる美しい港まち静岡市清水区をご紹介します。

静岡市(葵区・駿河区・清水区)全体についての紹介コラムはこちら↓↓↓

【移住先で人気の静岡県】中部エリアで人気№1! 地方暮らしの良いとこ取りが叶う静岡市 2025/07/28版https://achieve.atimes.co.jp/career/column/5402?slid=e8c039eae63f4057bbca27e163450047

清水区ってどんなところ?~静岡市清水区の基本情報~

静岡市清水区は、静岡市の南東部に位置し、海・山・川に囲まれ自然を身近に感じられる区です。

平成の大合併により、旧清水市は2003年に旧静岡市と合併。その後、2006年に旧蒲原町、2008年に旧由比町も合併し、現在の静岡市清水区が誕生しました。

首都圏からのアクセスは、東海道新幹線で東京駅から静岡駅まで1時間、静岡駅から清水駅まで11分。新幹線利用もスムーズです。

週末ふらっと自然を満喫♪清水区内で楽しめる自然スポット(海・山・川)

清水中心市街地は、海の近さが魅力です。JR東海道本線清水駅ホームからも海を望め、下車して徒歩数分で海を間近に見ることができます。三保半島には、駿河湾越しに美しい富士山を望むことができる「羽衣伝説」で知られている世界文化遺産三保松原があります。国内外からその絶景を一目見ようと多くの人々が訪れるとても美しい景勝地です。三保松原がある三保エリアには、三保内浜海水浴場があり、小さなお子さまでも海を満喫できます。

夕刻の三保松原 撮影:清水区長

市街地から車で30分ほどのところには、黒川キャンプ場や『清水西里温泉浴場「やませみの湯」』

や川遊びができる川があります。

筆者が子どもの頃、清水区北東部の自然豊かなエリアにある興津(おきつ)川で川遊びをした楽しい思い出が今も鮮明に残っています。

歴史・文化・祭りを大切に守り続け、伝え続ける清水の人々

清水区内には、宿場町だった頃の面影が残るエリア(江尻・興津・由比・蒲原)があります。

街道沿いを歩くと当時の風景を目にすることができ、歴史を肌で感じられます。また、歌川広重が描いた『薩埵(さった)峠の景色を展望台から望むこともできます。今と昔、変わらない景色を楽しめるだけではなく、薩埵峠がある由比では、駿河湾で漁獲された「桜えび」を堪能することができます。美しいピンク色の生の桜えびや桜えびたっぷりのかき揚げは、海からの恵み、ごちそうです。

 

由比漁港と生桜えび丼

毎年、七夕の時期には、清水駅・新清水駅近くの商店街を中心に、「清水七夕まつり」が開催されます。約70年もの歴史があるこのまつりは、商店街全体が七夕飾りで彩られ、人々を楽しませてくれる清水の夏の風物詩となっています。

「清水七夕まつり」 全国的にファンが多い清水区広報キャラクターシズラ撮影:畑田相談員

また、清水の夏!でもっとも盛り上がるのが清水みなと祭りです。こちらも70年以上続く市民参加型の祭りで、清水区のメインストリートである「さつき通り」を通行止めにし、老若男女問わず踊りつくす「港かっぽれ総おどり」は、清水の人たちの持つ “熱い思い” が伝わる踊りで、圧巻です!また、「神輿」や「次郎長道中」、祭りの最終日には、清水港に浮かべられた台船から打ち上げられる、迫力ある「海上花火大会」で盛大に祭りが締めくくられます。

清水はお祭りだけではなく、スポーツでも熱く燃え上がります!Jリーグ「清水エスパルス」のホームスタジアム「IAIスタジアム」が「日本平」にあることもあり、ホーム戦の時は、オレンジ色のユニフォームやグッズを身に付けたサポーターで街中がいっぱいになりオレンジに染まります。

 また、庵原地区にある「ちゅ~るスタジアム清水」を本拠地とする、ウエスタンリーグに所属するプロ野球チーム「くふうハヤテベンチャーズ静岡」も2023年に設立。野球人気も高まってきています。

清水区の交通利便性

清水区内の東海道線停車駅は6駅(草薙駅・清水駅・興津駅・由比駅・蒲原駅・新蒲原駅)あり、新静岡駅~新清水駅までを約25分で結ぶ私鉄(静岡鉄道)の駅は、(県立美術館前駅、草薙駅、御門台駅、狐ケ崎駅、桜橋駅、入江岡駅、新清水駅)の7駅あります。

東海道線や私鉄は通学・通勤や中心市街地(静岡市葵区)へのお出かけに利用され、車を持たない生活をする人もいます。

新東名・東名高速道路を利用すれば、首都圏や中京圏、関西圏へアクセスしやすく、2021年8月に中部横断自動車道(静岡~山梨間)の全線開通により、山梨県・長野方面へもアクセスしやすくなりました。

週末山梨旅、長野旅…。

“シャインマスカット狩りへ山梨県まで♪”など、気軽に思いたっての日帰り旅ができるようになったため、遊びの選択肢がぐっと増えた!とよく聞きます。

清水区へ移住した人たちの声

今回、コラムを書くにあたって、清水区移住相談窓口(清水区役所地域総務課地域振興係)の畑田相談員と職員の長谷川さんにお話しを伺いました。畑田相談員が対応した清水区へ移住をした方々の声をお聞きしたのでご紹介します。

大分県から清水区へ移住して1年半のご夫婦からのお話です。
「スーパーや市場の魚が新鮮で美味しい!(特にまぐろ、鰹、鯵)。無人販売で、新鮮な果物や野菜が手に入ります。富士山を見られる場所が多く、特に「三保松原」の景色が美しいです。」

東京都から清水区へ移住して半年の女性は、みかんスタンド(主にみかんが置いてある無人販売所)が多数あるのが静岡らしいと思いました。

また、歩いていると川沿いや海の近くで海の香りを感じられるのが清水ならではだと思います。他県から遊びに来た友人が、『空気が美味しい』と言っていました。海風のおかげなのか、夏は案外涼しく感じられます。体感的には、以前住んでいた東京の方が暑く感じました。

清水は、人口が過密過ぎず過疎すぎずちょうどよくて居心地が良いです。夏は、花火がよく上がっているのも良いと感じます。また、24時間受け付けている古紙や資源ごみの回収スポットがいろんなところにあって便利だと感じます。資源の日まで待つ必要がないのがいいと思いました。」

「日本平夢テラス」からの風景

群馬県から清水区へ移住して2年半のご夫婦は、「自然が身近に感じられるところが良いです。買い物帰りの道のりや電車に乗っている時など、ふと、視線を遠くに向けると山や海が視界に入り、その美しさ、雄大さにいつも癒されています。そして!なんと言っても富士山!!富士山を前にすると小さな悩み事がどうでも良いような気持ちになります。「三保松原」や「日本平」もすごく好きで、夫婦でよく出かけています。車で出かけた際に、ドライバーが道を譲ってくれたり、関わる人たちが親切な印象です。新鮮な魚介類や果物等、移住をしてから堪能しています。」

移住した方の声から、清水の魅力が伝わってきたでしょうか。

清水区の子育て支援と遊び場

清水駅西口から程近いところに、仕事体験やものづくり体験ができる施設静岡市こどもクリエイティブタウンま・あ・るがあります。0歳から高校生までの幅広い年齢の子どもたちを対象にしたプログラムを実施しています。季節毎のイベントや近くにある商店街の店舗で実際にお仕事体験ができるイベントの開催など、施設内外で魅力的な体験ができます。

清水駅前銀座商店街の中に、“つながり・あそび・まなび・居場所”をテーマにした『JR清水駅西口子どものあそびば まなびば ビバしみず”では、おもちゃや絵本、小型の遊具などが設置された『ビバしみず1』と中・高校生を対象とした勉強や遊び、歓談など、自由に過ごせるフリースペース『ビバしみず2』があります。様々な講座やイベントが開催され、地域交流の場にもなっています。

清水区内には、子育て支援センターが8か所設置されており、交流や子育てに関する相談などもでき、気軽に利用することができます。

―記録的猛暑を観測した2025年夏。公園の滑り台が熱を持ち、日陰以外では遊べないことも多かったと思います。涼しい室内で遊べるところが複数ある清水区。暑い夏や寒い冬に行く場所として、子ども連れのご家庭にとって強い味方になるはずです。

移住相談員と担当職員が伝えたいこと

左:畑田移住相談員 右:職員の長谷川さん

神戸市出身の畑田相談員にとって、海を身近に感じられる清水は、雰囲気や気質がとても合い、心地が良いと言います。

「清水のファンが増えて欲しい!と思いながらお話をしていますが、移住を本格的に考え始めたら数回は清水に来ていただき、春夏秋冬、季節毎の清水を体感してもらった上で、移住をしていただくよう伝えています。」

「清水区の移住相談での一押しは、“まち歩き” です。相談者から要望をヒアリングし、希望に合わせてコースを作成するオーダーメイド型まち歩きは、『自分では知りえない街の様子がわかった』『ネット検索で出てこない生の声が聞けて良かった』『清水の魅力を気付くことができた』等、とても好評です!まち歩きでご案内できなくても情報提供もしていますので、気軽にご相談ください。」

※まち歩きについては、まち歩き案内in清水区』をご参照ください。

職員の長谷川さんは、現在子育て中です。

「清水区内には、長い滑り台が人気の秋葉山公園や春には富士山と桜の絶景が楽しめる『清水船越堤公園といった大きな公園があり、市民に親しまれています。また住宅街にも自然を生かした小さな公園が点在しているため、子どもと一緒に季節を感じながら気軽に遊べるもの魅力です。」

「移住者の方の声にもあるように、清水区の一番の魅力は、海や富士山のある風景、歴史文化、人々の情熱、それらが日々の暮らしの中にあることだと思っています。都会とも田舎とも観光地とも違う、一見ありきたりな暮らしですが、その豊かさを、ぜひ見て感じていただけたら嬉しく思います。」

グルメとまち歩きの魅力

清水港は明治時代にお茶の輸出で栄え、現在では多くの外国客船が寄港する国際的な港町へと発展し国際海洋都市となり、ビルのような大型の客船を間近に見ることができます。客船の乗船客の多くは、外国人。寄港の際は、商店街や観光地を訪れ楽しまれているそうです。

清水駅前銀座商店街とシズラのマンホール

全国的に知名度が高い桜エビやマグロ(水揚げ量は全国第一位と言われています)だけではなく、驚くほどに種類が多い缶詰(清水は、まぐろ油漬缶詰発祥の地!)やご当地グルメの清水もつカレー、徳川家康公が好んだ折戸なす、清水区三保・駒越で栽培している枝豆「駒豆(こまめ)」などここでしか味わえない魅力的な食がたくさんあります。

富士山を望むことができるところも多くあり、海風を感じながら目の前に広がる壮大な海と山、そして富士山が心を癒してくれます。筆者も何度となく、その美しい光景に心が洗われました。

静岡市清水区には、他にない魅力が多くあることがおわかりいただけましたでしょうか。人と触れ合えば、温かさと人情に触れることができるでしょう。

是非、清水のまちを体感しながら清水の人々と話し、清水の魅力を体感してみてください。

―清水をもっと知りたい!と感じた方や足を運んでみたい!と思った方は、清水区移住相談窓口をぜひご活用ください。

◆清水区移住相談窓口

https://www.city.shizuoka.lg.jp/s2978/s012471.html

静岡市移住・定住サイト『いいねぇ。静岡生活』

https://shizuoka-seikatsu.jp 

Achieve Career(アチーヴキャリア)は、静岡県・愛知県への移住時の転職をサポートしております。地場の求人媒体社である株式会社アルバイトタイムスが運営し、3,100案件を超える豊富な案件ラインナップを含め、移住時の支援金に関する情報提供もさせて頂いております。又、静岡県が推進する「ふじのくにに住みかえる推進本部」構成員として、国内・海外から静岡県への移住者の転職サポートを行っております。


移住時の転職に関しては「移住アドバイザー・藤原啓之(ふじわらひろゆき)」までお問合せ下さい。

【コンサルタント紹介】
藤原啓之 https://achieve.atimes.co.jp/career/consultant/fujiwara
お問合せ 0120-887-708
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執筆者:齋藤綾(Aya Saito)

静岡生まれのUターン移住経験者。社会人2年目に上京し、「静岡県移住相談センター静岡窓口」で移住コーディネーターとして3年間務めた後、本業を持ちつつ社会的課題をミッションとする団体の広報やサポートを行うパラレルキャリア。旅行と音楽、季節の手仕事が好き。

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