転職ノウハウ・コラム

【ネットワークエンジニア】職務経歴書の書き方!見本テンプレート付きでポイントを解説。 2023/4/28版

転職時に提出を求められることが多い職務経歴書ですが、何を書いたらいいか分からないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、ネットワークエンジニアが転職する際に役立つ職務経歴書の書き方やポイントを解説します。見本テンプレートも紹介しているので、上手に活用して魅力的な職務経歴書を作成しましょう。

【アチーヴキャリア】IT 職務経歴書フォーマット

職務経歴書の見本テンプレート【ネットワークエンジニア】


職務経歴書

20●●年●●月●●日現在

氏名:●● ●●

■ 職務要約

大学卒業後の2018年4月、株式会社●●に入社。研修を経て、エンジニアサービス課に配属され、ネットワークエンジニアとしてお客様の課題解決に努めてまいりました。NEC製やCisco製といったネットワーク機器を、設計から機器の導入まで一貫して経験しています。2020年4月より★★ソフト株式会社に転職。開発だけでなくコンサルティングやマネジメント業務も実施しています。

■ 活かせる知識・スキル

◆Cisco製やNEC製、Alaxala製といったネットワーク機器を用いた開発・運用
◆基幹システム運用保守
◆進行フローの策定や品質管理など、マネジメント業務
◆顧客へのヒアリングや現地調査
◆語学力:TOEIC800点(英語でのビジネス会話が可能)

■ 職務経歴

勤務先名:株式会社●●(期間:2018/04~2020/03)
◆事業:システム開発
◆従業員数:50名
◆売上高:3億円
◆雇用形態:正社員

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期間 案件名/業務内容 環境/規模 職位/役割/人数
2018年8月

2019年2月
部署名:ITインフラ事業部 エンジニアサービス課 配属
1ヶ月の研修後、エンジニアサービス課に配属される。

<目的・役割>

大手製造業の既存ネットワークリプレース

<成果>

既存ネットワーク機器がメーカーによるサポート終了を迎えるため、対象ネットワーク機器のリプレース作業を行った。

<担当フェーズ>

構築、テスト

<環境>

  • OS/UNIX
  • OS/WindowsXP

<取扱機器>

  • Alaxala AX3600
  • Cisco Catalyst 9800
  • Fortigate 60F
役割:エンジニア
職位:一般職
チーム人数:6名
2019年3月

2019年9月

<目的・役割>

2019年3月~2019年9月
保険会社のビデオ会議システム導入

<成果>

ビデオ会議システム導入に伴い、既存ネットワーク機器の接続設定変更や通信経路の設定。

<担当フェーズ>

設計、検証、構築、試験

<取扱機器>

  • NEC IX2106
  • Cisco C3750
  • Nexus 7000
2019年10月

2020年2月

<目的・役割>

大手ITグループ会社の基幹システム運用保守

<成果>

機器のリプレースでは、更改機種の候補選定、更改スケジュールの調整、現地調査、ネットワーク論理構成図作成、機器のラッキング、配線作業立ち合い、更改作業手順書作成、現地リプレース作業までを行った。

<担当フェーズ>

サーバ構築、運用、基幹システム監視

<環境>

  • Windows Server
  • Linux
<退職理由>
より上流工程に携わりたいと思ったため。
勤務先名:★★ソフト株式会社 (期間:2020年4月 ~ 現在 )◆事業内容:システム開発、コンサルティング(東証プライム上場)

◆従業員数:9,000名

◆売上高:1,800億円

◆雇用形態:正社員

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期間 案件名/業務内容 環境/規模 職位/役割/人数
2020年4月

2020年12月
部署名:ビジネスソリューション事業本部 第1営業部 配属
1ヶ月の研修後、ビジネスソリューション事業本部に配属される。

<目的・役割>

大手薬品メーカーの移転に伴う新規ネットワーク環境構築

<目標・成果>

新社屋建設と移転に伴い、ネットワーク環境のリニューアルが必要となったため、基幹システムのネットワーク構成変更を行った。

<担当フェーズ>

ヒアリング、要件定義、詳細設計、構築、単体試験、結合試験、機器導入

<環境>

  • OS/Windows Server 2019

<取扱機器>

  • Cisco 892J
  • C3750
  • C2950
  • ISR4331
役割:エンジニア
職位:一般職
チーム人数:30名
2021年1月

2021年6月
<目的・役割>
私立大学のDX化に伴うオンライン授業システム導入、およびプロジェクト管理

<目標・成果>

オンライン授業実現のための既存ネットワーク機器の接続設定変更や通信経路の設定。また、顧客・ベンダー等、ステークホルダーとの調整やスケジュール管理を実施。

<担当フェーズ>

ヒアリング、現地調査、要件定義、設計、検証、構築、テスト、プロジェクト管理

<内容・手段>

電子カルテシステムの開発に関するヒアリング
システム連携、データ移行
環境構築、検証等
現地での設定作業、操作説明

<環境>

  • OS/Winodws Server 2019
  • DB/Oracle

<取扱機器>

  • Cisco 892J
  • C3750
  • C2950
  • ISR4331
<退職理由>
両親の介護の必要があり、フルリモートワークを希望するため。

■テクニカルスキル

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OS Windows 5ヶ月 環境構築、開発が可能
Linux 5ヶ月 環境構築、開発が可能
NW ルーター 4年10ヶ月 ネットワーク設計・運用管理が可能
スイッチ 4年10ヶ月 OSアップデート、設定が可能
ファイアウォール 7ヶ月 基本的なポリシー設計が可能
プロトコル HSRP 4年10ヶ月 ネットワークの構築が可能
VLAN 4年10ヶ月 ネットワークの構築が可能
BGP 4年10ヶ月 ネットワークの構築が可能
QoS 4年10ヶ月 ネットワークの構築が可能
RIP 4年10ヶ月 ネットワークの構築が可能
PPPoE 2年 基本的な設定が可能

■ 保有資格

  • シスコ技術者認定(2021年2月合格)
  • TOEIC800点(2022年4月)

■ 自己PR(以下の点でお役に立てます)

【エンジニアとしての経験】

大手システムインテグレータにて3年間、顧客へのヒアリングから要件定義、ネットワークの設計、検証、構築、運用、保守までを一貫して行った経験があります。顧客へヒアリングを行う際には「このシステムによって何を実現したいのか」「利用するユーザーはどのような層か」といった点まで綿密に聞き出し、そのうえで設計業務に取り組むようにしていました。その結果、お客様から高い評価を得ることができました。

【向上心】

お客様の要望をただ満たすだけでなく、お客様のために何か一つでもできることはないかを能動的に模索できる向上心が私の強みです。お客様企業の生産性の向上や利便性の向上を実現するために、エンジニアとして、プラスアルファの提案をするよう心がけてきました。さらに、自らのネットワーク技術力を向上させるため、今年度中のCCIE合格を目指して現在勉強中です。

ネットワークエンジニアならではの職務経歴書の作成ポイント

魅力的な職務経歴書を作るには、「現職の経験がいかに応募先の企業で活きるのか」という点を分かりやすく伝える必要があります。まずは、ネットワークエンジニアならではの職務経歴書を作成するポイントを確認しましょう。

経験領域や取り扱い可能機器は具体的に書く

職務経歴を書く際は、「自分が担当した領域がどこまでなのか」「使用できる機器は何なのか」などをできるだけ具体的に書きましょう。

ネットワークエンジニアと一口にいっても、要件定義や設計まで任される方もいれば、運用・保守などを主に担当してきた方もいます。そのため、ただプロジェクトの概要だけを書いても、採用担当者にはどこまでの工程経験があるのかはっきり分からず、アピールに欠けてしまいます。

また、プロジェクトごとに取り扱った機器を書き、どのように利用したのかまで示すと、人事担当者は応募者がどの程度のスキルを持っているかイメージしやすくなります。たとえば、オンライン授業システム導入に際し、担当は「要件定義、設計、構築、テスト」、取扱機器は「Cisco 892J、C3750」といった形で箇条書きすれば、シンプルかつ具体的に自身のスキルを示せます。

アピールできる資格は失効したものでも書く

「資格」と聞くと、現在保持しているものだけを書くと考えている方も多いでしょう。ただ、アピールにつながるものであれば、失効した資格でも積極的に記載しましょう。

たとえば、「過去に取ったベンダー資格の更新をしていないが、実務では役立っている」というケースでは、失効した旨を明記したうえで、実績と関連付けて書くと大きなアピールになります。また、現在勉強中の資格で応募職種に役立つものがあれば、自己PRの欄などで言及しましょう。自ら学んでいく姿勢が評価につながることがあります。

もし、同じネットワークエンジニアへの転職を考えているのであれば、英語力をアピールするのも有効です。TOEIC〇〇点以上など実務英語の資格をアピールすれば、海外の顧客とのやりとりが必要な企業からは歓迎されることもあります。

コミュニケーションやマネジメントの能力もアピールする

職務経歴書では、コミュニケーションやマネジメントの能力も積極的にアピールしましょう。

ネットワークエンジニアの場合、どうしてもテクニカルな面でのアピールに終始してしまう傾向があります。しかし実際の現場では、クライアントやチームとの折衝能力や、プロジェクトのスケジュールを決めて運営するマネジメント能力なども必要とされます。

中途採用は新卒とは違い、即戦力となる人材を探しているケースがほとんどです。そのため、こうした社会人経験から得られるスキルをアピールするのも有効です。

ネットワークエンジニアの職務経歴書の書き方

では、実際の流れに沿って、職務経歴書の書き方について解説します。各項目の役割を理解し、効果的な職務経歴書を作成しましょう。

職務要約

職務要約とは、職務経歴の要点を簡潔にまとめたもののことです。職務経歴書の冒頭部分に書くことで、採用担当者が応募者について把握しやすくなる効果があります。数ある応募書類に目を通している採用担当者の注目をひき、「この人の話を聞いてみたい」と思えるような内容を記載するよう心がけましょう。

職務要約を書く際のポイントは、次の2点です。

  • 3~4文にまとめる
  • 具体的な数字を用いる

特に社会人経験の長い方や転職経験が何度かある方は、つい職務要約を長々と書いてしまいがちです。しかし、あまりに長いと採用担当者が最後まで読んでくれなかったり、話の要点が伝わらず印象に残りづらかったりしてしまいます。そういう場合は、直近の職務や最もアピールしたい職務について重点的にまとめると、すっきりとして読みやすい職務要約となります。

ネットワークエンジニアの転職活動では、テクニカルスキルやマネジメントスキルを強調すると、自身の能力をうまくアピールできます。たとえば、「NECやCisco製品のリプレース作業を実施し、お客様の課題解決に貢献した」「マネジメント業務にも携わり、ステークホルダーとの調整も経験した」といった内容を記載しましょう。また、対象のネットワーク環境が、何名位か?クライアントPCが何台位あったのか?など、規模感等も伝えると、より力量や適性が伝わると思います。

活かせる知識・スキル

活かせる知識・スキルの欄は、職務の羅列だけでは伝えきれない自分の強みをアピールするために使いましょう。ポイントは、キーワードを押さえ取り扱えるネットワーク機器や具体的な数字も併せて書くことです。

「Cisco製やNEC製、AlaxalA製といったネットワーク機器を用いた開発・運用」「進行フローの策定や品質管理など、マネジメント業務」といった形で記載すれば、どういった製品を扱ってきたのかなど、具体的な業務内容を示すことが可能です。

どんなものを書いたらよいか迷ったときは、応募職種にマッチしたものから優先的に書きます。もし、書けるような資格や実績があまり思いつかないのであれば、テクニックや知識以外でネットワークエンジニアならではのスキルに注目してみましょう。たとえば、トラブルを見越して設計を行った経験を述べれば、論理的思考能力がアピールできます。また、チームやクライアントとの折衝能力の高さについて書くのもおすすめです。

語学力に関して記載する場合も、単に「語学力」とするのではなく、「語学力:TOEIC800点(ビジネス会話を英語で行えます)」など、具体的にどの程度の語学力があるのか伝わる表現を心掛けましょう。

職務経歴

職務経歴の欄では、これまでに関わってきた職務やプロジェクトについて具体的に記述します。

中途採用は入社後に任せられる職務がすでに明確になっているケースがほとんどです。「このポストを任せても大丈夫な人材だ」と感じられるような内容になるよう心がけましょう。

職務経歴は職務経歴書の中で最もボリュームを割くうえに、記述内容が多岐にわたる箇所です。そのため、より分かりやすさを意識する必要があります。プロジェクトごとに以下の内容をまとめると、過不足なく必要な情報を伝えることが可能です。

  • 基本情報:勤務先、勤務期間、勤務先の事業内容、資本金、売上高、従業員数
  • プロジェクトに関する情報:プロジェクト名、目的と自身の役割、担当フェーズ、成果
  • その他の情報:開発環境、規模、メンバー数

プロジェクトにおいて独自に取り組んだものや成果があれば、併せて記載しましょう。

就業当初に関わっていたプロジェクトが応募職種からあまりにかけ離れている場合は、直近のものから遡る形式(逆編年体形式)で書くと、まとまった印象になるのでおすすめです。

得意分野

得意分野は、これまでの経歴の中でも特にアピールしたいものを記載するための箇所です。3~5項目に厳選し箇条書きにすることで、採用担当者の目に留まりやすくなります。

「どのような領域でどのようなレベルの業務ができるか」という点について具体的に言及すると、知識や経験の深さをアピールできます。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは、実務に関する知識や能力、技術レベルなどのことです。この欄では、自分がこれまでに培ってきたスキルに関してアピールしましょう。

ネットワークエンジニアの場合、ここで書くことが非常に多くなってしまう場合があります。しかし、長く書いても内容が伝わらなければ意味がありません。表を使いながら、できるだけ視覚的に分かりやすい作りにすることが重要です。

テクニカルスキルの表を作るポイントは次の2点です。

  • OS、NW、プロトコルなど、項目ごとに分類してまとめる
  • 使用期間(〇年〇ヶ月)、技術レベル(〇〇が可能)についても書く

技術レベルに関してもできるだけ簡潔に書き、分かりやすいビジュアルになるよう努力しましょう。

保有資格

保有資格は、応募職種で活かせるものから書きます。採用担当者は、「資格が実務に活かされるかどうか」という視点で見ています。そのため、たとえ難関資格であっても全く関係のないものを書いてもあまり意味がありません。

実務とセットになる資格は高く評価される可能性があるため、積極的に書くようにしましょう。たとえば、「シスコ技術者認定」や「ネットワークスペシャリスト試験」、「情報セキュリティマネジメント試験」、「ITパスポート試験」などから職務に活かせる資格を書きましょう。語学力に関わる資格も歓迎されます。

なお、同一資格で等級が違うものを保有している場合は、等級の高いもののみを書くと、読みやすくまとめられます。

自己PR

自己PRの内容は、面接に進んだときに質疑応答で使われることが多い箇所です。そのため業績の大きさというよりは、自分なりの課題を見つけて努力し解決に至ったというエピソードを用意しておきましょう。

ネットワークエンジニアであれば、テクニカルなアピールと一般的なアピールを示すと効果的です。テクニカルな部分はエンジニアとして自分がどのような経験をし、そこから何を得たのかを記載します。一般的な内容としては、コミュニケーション能力や向上心、マネジメント能力などが挙げられます。

自己PRでは、それぞれ5行ほどの簡潔な文章を記載しましょう。どんなエピソードを選ぶかは、転職先で求められるスキルに合わせます。課題解決のための取り組みに関して記載する際は、実施した結果、どのような成果につながったのかを客観的な数字を交えて書くと効果的です。

また、現在勉強中のことなど自己研鑽につながる話を記載しておくと、職務に対して前向きに取り組んでいると評価されやすくなります。

ネットワークエンジニアの職務経歴書を作成するときの注意点

効果的な職務経歴書を作るには、注意しなければいけない点もあります。「せっかく作った職務経歴書があまり採用担当者に響かなかった」「トラブルの原因になってしまった」ということがないよう、以下の3点に気を付けましょう。

プロジェクトが多いときは厳選して記載する

応募者の経験によっては、全てのプロジェクトについて書いていると職務経歴書が長くなりすぎることがあります。採用担当者の視点で考えると、これでは読みにくいうえに、どこに注目すればよいのかも分かりづらくなってしまいます。

こういった場合、プロジェクトを絞ることで効果的にアピールできます。たとえば、直近のものや応募先の職務に関連のあるものなどをピックアップします。目安としては、職務経歴書全体で2~3枚にまとめることを心がけましょう。

なお、入りきれなかったプロジェクトは一覧として別紙にまとめておきます。面接時に手元に持っておけば、その他の実績について質問されたときにも安心です。

客先常駐のプロジェクトは実名を控える

クライアントと守秘義務を結んでいる場合は、いくら職務経歴書といっても、実名を出してはいけません。もし守秘義務に違反すると、トラブルに発展する可能性もあります。特に客先常駐や派遣では、このようなケースが多いので、事前に確認することをおすすめします。

企業名を明記できない場合は、代わりに業界・業種を書きましょう。ただ、企業名が明らかにできないとしても、プロジェクトの大きさやメンバーの規模、担当領域、開発環境などについてはしっかりと記述する必要があります。こうした具体的な情報は、採用の可否を判断する際の重要な決め手となります。

今後のキャリアを考えてアピールをする

ネットワークエンジニアといっても、その職務内容は多岐にわたります。そのため、職務経歴書を書く際は、応募先の職種や今後のキャリアを見据えてアピールポイントを絞り込むことが大事です。

現職で運用・保守だけでなく設計や構築などの上流工程まで任されているのであれば、ただ単に経験職務を羅列するよりも、転職先で活かせそうな経験を重点的に記述するとより効果的にアピールできます。これから上流工程を目指すために転職するのなら、いままで上流工程に関わった経験や現在勉強中の資格などを書くと、意欲的であると評価されます。

ネットワークエンジニアに求められるスキル

最後にネットワークエンジニアに求められるスキルにはどのようなものがあるのか、以下で改めて確認していきましょう。エンジニアとしての専門知識以外にも、コミュニケーションやマネジメントのスキルも重要なアピールポイントとなります。

コミュニケーション能力

ネットワークエンジニアには、チームプレーや顧客へのヒアリングなどを通じて培ったコミュニケーション能力が求められます。

ネットワークエンジニアが単独で業務を行うことはほとんどありません。スムーズにプロジェクトを進めるためには、チームのメンバーや上司などと細かいコミュニケーションをとる必要があります。また、専門的な知識を持たない顧客へ分かりやすい言葉で説明し、ニーズを引き出した経験は大きなアピールポイントになります。

マネジメント能力

これまで設計・構築などの上流工程を担ってきたのであれば、スケジューリングやチーム運営、品質管理といったマネジメントスキルも備わっているはずです。マネジメント職への転職を目指している場合は、積極的にアピールしましょう。

実績のほかに「プロジェクトマネージャ試験」などの資格を取得していると、マネジメント能力に対する評価はさらに高くなります。

論理的思考力

ネットワークエンジニアには、顧客の要望を聞きながら筋道を立てて考える論理的思考が求められる場面も多くあります。起こりうるトラブルを未然に回避するリスクヘッジ能力や、問題点にいち早く気づき冷静に対処できる課題解決能力などをアピールしましょう。

専門分野に関する知識

ネットワークやセキュリティに関する知識と同様に、クラウドの知識などを持ちあわせていることも強みとなります。近年急速に進むネットワークのクラウド化に対応できるスキルは、多くの企業からも重要視されているためです。

また、日々新たな技術が登場するIT業界において、積極的に知識を獲得しようとする姿勢も、評価の対象になることがあります。

まとめ

ネットワークエンジニアは職務領域が広いため、応募先の企業に併せてアピールポイントを絞ることが重要です。専門的な知識だけでなくコミュニケーションやマネジメントのスキル、論理的思考力など、ネットワークエンジニアとして業務中に求められてきた能力を上手にアピールし、効果的な職務経歴書を作成しましょう。

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