【移住先で人気の静岡県Part.3】東部エリア・沼津市周辺への移住 2023/7/26版
移住を検討している方にとって、移住先の生活環境はもちろん、どんな地域柄でどんな移住者さんが多いのか、馴染めるのか?など気になりますね。
静岡県は東西に広く、東部、伊豆、中部、西部に分かれています。
今回は東部エリアで、転職を伴う移住者も多い沼津市への移住についてお伝えします。
沼津市へ移住する理由、どんな移住者がいる?
①観光、旅行で訪れて好きになった
国内有数の観光地・伊豆半島の玄関口で、首都圏からのアクセスの良さもあり、熱海と並んで知名度の高さは静岡県内でもトップクラスです。
食べ歩きが楽しい沼津港周辺、散策も気持ちいい千本浜、ダイビングスポットとして有名な大瀬崎、三津や淡島にはテーマパーク、静浦・内浦・西浦など水質が良いビーチがある海岸線など、JR沼津駅からバス1本でアクセス可能。車を運転しない人も訪れやすく、年代を問わず人気がある街です。市街地からすぐの美しい海と里山、富士山の風光明媚な景観が広がり、新鮮な魚介や伊豆の温泉地が身近にある都会過ぎないのどかさと便利さが魅力です。
観光や旅行で頻繁に訪れるうちに好きになったという理由が、静岡県内の主要都市の中では圧倒的に多いのが沼津市の特徴でしょう。
②趣味や「推し」をきっかけに、地元の方との繋がりから移住
ダイビングや釣りなどの趣味で頻繁に訪れるうちに、専門ショップや釣り具店の人、共通の釣り場でいつも一緒になる人と仲良くなった、という声も聞きます。
また、アニメの「聖地巡礼」で頻繁に訪れるようになった若い世代の方が、商店街など地元の人と触れ合ううちに沼津の街も人も好きになり、移住や就職の相談をするケースが実はかなり多いです。地元の人たちの気さくな人柄も魅力の一つですね。
沼津移住のメリットって?
なんといっても首都圏への近さ!
東京・横浜など首都圏への通勤者が多いのが特徴。JR沼津駅の東隣の駅、JR三島駅からは新幹線通勤者も多く、朝は始発、夜は最終の三島止まりの新幹線から沼津へ東海道本線の接続があります。
親御さんがいるなどで首都圏へ頻繁に行き来をする必要がある方には距離的に近いという安心感があるようです。
アウトドアのアクティビティが豊富な観光地に近い!
沼津の周辺は伊豆、箱根、富士山、御殿場や山梨県など、国内有数の魅力的な観光地に近いのも魅力ですね。
観光客が多い温泉地の熱海・伊東・修善寺には1時間圏内、秘境や絶景、穴場のビーチやキャンプ場が多い下田、南伊豆、伊豆西海岸へも車で1時間半~2時間圏内です。
観光地に近いため、移住後に家族や友人に旅行がてら気軽に遊びに来てもらいやすいのも嬉しいですね。
“沼津暮らし経験”を持つ筆者が語る「沼津・推しポイント」はココ
①香貫山 低山ハイキング
富士山と駿河湾、市街地を眺めながらの低山ハイキングは、美しい自然を楽しみつつ歩けます。JR沼津駅からバスで10分ほどでアクセスできる香貫山は初心者向けなのでピクニックにもおススメです。
参考:沼津観光ポータル https://numazukanko.jp/course/40143
②ユネスコ・ジオパーク認定の伊豆半島の自然や文化がすぐそばに
伊豆半島全体がユネスコのジオパークの認定を受け、興味深い地質が身近にあります。筆者がゲストハウスに泊まった際、長期滞在してジオを巡る海外の旅行者と知り合い、伊豆半島の素晴らしさを外国の方から教わったことがあります。日本にいながら、雄大な自然をきっかけに海外の人とリアルで繋がれる貴重な経験でした。
③Bar文化
沼津駅周辺は、知る人ぞ知るBarの街。一人でも立ち寄りやすく雰囲気のいいバーが数多くあります。
https://numazukanko.jp/feature/frankbar/top
そんな文化を楽しめる、「NUMAZU ZIMAN FESTA」の開催が復活します。食の生産者、料理人、バーテンダー、アーティストが一堂に集まり、沼津愛に溢れる素敵なイベントなので足を運んでみてくださいね。
観光地ならではのデメリット
あえてデメリットを挙げるとすると、観光地に近いだけあって休日や長期休暇期間は、特に市内で道路渋滞や公共交通機関の混雑が発生しやすい傾向があります。移住相談や市内見学で渋滞しやすいポイントを知り、実際に現地で確かめておくと、エリア検討の際に参考になりますよ。
かゆい所に手が届く!沼津市独自の移住支援
①「ぬまづ暮らしオススメ隊」
沼津市では、移住Welcomeな民間事業者や団体をはじめ個人の方々が「ぬまづ暮らしオススメ隊」として、それぞれの得意分野を活かしサポートしてくれます。住まい、仕事や宿泊情報など移住に直結するサポートはもちろん、移住相談や先輩移住者の紹介、地域イベントやサークルなどの情報提供など、移住検討段階で地域とのつながりが欲しい方にとっては嬉しい情報ですね。
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/iju/osusumetai.htm
上記ページ内に、それぞれのオススメ隊の支援可能なサポートの一覧表があります。
②沼津市内無料タクシー案内
沼津市独自の取り組みとして、移住担当の市職員さんがタクシーに同乗して市内を案内をする無料サービスを実施しています。
観光だけでは実際の生活のイメージはわかりにくいもの。ニーズに合わせて市街地や海沿い、スーパー、病院、学校などの生活に直結する場所も実際に見学できます。移住後の生活イメージや、各エリアの雰囲気がつかみやすくなりそうですね。
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/iju/taxi.htm
③静岡県移住・就業支援金制度
首都圏からの移住(対象要件などの詳細はこちら)の場合、以下いずれかに該当する方は申請できます。
※こちらの情報は、起業・テレワーク移住を除きます。
・県のマッチングサイトに支援金対象求人の掲載がある市内の企業に就職。
・SHIZUOKA YELL STATIONを通して申込みをし、沼津市を活動場所とするプロジェクトの参加が、移住前に通算3回以上ある。
・移住する直前5年間のうち、複数年にわたり沼津市にふるさと納税をした。
移住就業支援金制度の交付決定を受けた方に対して、移住に要した交通費(最大10万円)を補助する制度があります。
移住する先の住宅の取得か賃貸の契約をした日からさかのぼって3か月間の往復代1回分と、移住前に住んでいた家から移住後の新居に移動した交通費(公共交通機関利用料金か高速道路通行料金)が対象です。
例えば、住む物件の内見や契約のためにかかった往復交通費1回分、引っ越しの際に移動した交通費、などの経費を申請できますね。
このほか、空き家のリフォーム補助など各種ありますので、移住・定住ポータルサイトをご覧ください。
沼津周辺で働く人同士がゆるく繋がれるおすすめの場所!
①移住希望者も多く訪れるコミュニティ型シェアオフィス「シンマチ」
沼津駅や市街地から近く、見学やドロップインができる場です。市内見学の時などに立ち寄ってみるのもいいですね。
https://kinarishay.wixsite.com/shinmachi4
沼津駅や市街地から近く、見学やドロップインができる場です。市内見学の時などに立ち寄ってみるのもいいですね。「シンマチ」に関わっている、ファミリーで移住した方と、単身で移住した方の実際の声を聞いてみましょう!Iターンのお二人のきっかけや経緯、出会いのリアル、移住後の生活や人や場のゆるい繋がりについてお話しされています。
「Podcastぬまずっきゅーん」YouTube https://youtu.be/iiZwwo-kIk4
②企業に勤める方が関わりやすい、新規事業や副業、小商いを考えている方におすすめ
多様な学べるイベントがたくさん!地元信用金庫が運営する「ぬましんCOMPASS」
セカンドキャリアや複業、副業系のイベントも定期的に開催されています。オンライン開催もあるので、参加しやすいですね。
③サラリーマンも多く利用する 「下土狩コワーキングスペース」
沼津で起業支援「Antique door」や「小商い研究室」を立ち上げたコミュニティマネージャーが運営しています。空き家活用、遊休地活用、商店街を使ったリノベーションなどに興味がある方におすすめです。
https://shimotogariekimae.akiya-asobi.net/
気になる! 沼津市における子育て情報
①沼津市子育てポータルサイト
沼津市の子育てポータルサイトには、保育園の募集状況が一覧表にまとまっています。
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/kyoiku/kosodate/azukeru/bosyumap.htm
毎月更新されているので、お子さん連れの方は要チェックですね。
静岡県東部子育て情報サイト「ママとね♡」
静岡県東部に移住したママが立ち上げ、運営している「ママとね」は、子育てを楽しみながらママ自身が自分らしく生きたい、そんなイベントやコミュニティの情報発信をしています。
沼津はもちろん近隣エリアのいろいろなママと知り合い活動したい方におすすめです。
以上、沼津に住んだ経験がある筆者の目線を交えてお伝えしました。
自然豊かで人も街もあたたかい沼津。仕事、生活、仲間作りも充実した移住が叶う一助になれば嬉しいです。
Achieve Career(アチーヴキャリア)は、静岡県・愛知県への移住時の転職をサポートしております。地場の求人媒体社である株式会社アルバイトタイムスが運営し、3,400案件を超える豊富な案件ラインナップを含め、移住時の支援金に関する情報提供もさせて頂いております。
移住時の転職に関しては「移住アドバイザー・藤原啓之(ふじわらひろゆき)」までお問合せ下さい。
【コンサルタント紹介】
藤原啓之 https://achieve.atimes.co.jp/career/consultant/fujiwara
お問合せ 0120-887-708
https://achieve.atimes.co.jp/contact/
執筆者:宮嶋千恵美(chiemi miyajima)
浜松移住コーディネーター。国家資格キャリアコンサルタント。沼津市、浜松市、静岡市、富士宮市に転職&移住経験を経て、2015年~認定NPOふるさと回帰支援センター内の静岡県移住相談窓口にて移住相談員を務めた後、2020年浜松市へUターン。移住した方々との交流や、地元食材を使った料理とドライブが趣味