20代未経験からのITエンジニア転職を失敗しないために ~理想と現実を理解する~ 2023/9/15版
未経験からITエンジニアを目指したいという人にとって、年収やスキル、安定性などを重視して選択する人も多いのではないでしょうか。実際に、ITエンジニアの転職においては、そのような観点も重要です。
しかし逆に、現役のITエンジニアが会社を辞めたいと思っている理由を理解することも重要ではないでしょうか。場合によっては、ITエンジニアになった後に皆さんが感じる現実かもしれません。
ITエンジニアとして、いい面と厳しい現実の面を2つ知っておくことは、これからの未経験ITエンジニア転職に役に立つはずです。
今回は、そんな理想と現実を調査データから見ていきたいと思います。
ITエンジニアの転職理由と辞めたい理由から見る、理想と現実
人が転職をしたいと思う理由は多様です。それぞれの仕事では大変なこと、楽しいこと、どうしようもできなことがありますし、人の感じ方も様々です。
ITエンジニア転職も例外ではありませんが、実際のITエンジニアがなぜ転職を決めたのか、なぜ会社をやめたいと思っているのかを知ることは、自分がITエンジニアになったときのミスマッチを減らし、自分のキャリアプランを確立していくためにとても重要です。いくつかの調査データから見ていきます。
ITエンジニアが転職を決めた理由
まずは、レバテック株式会社のレバテックキャリアが社会人エンジニア300名を対象に実施した、ITエンジニアの転職意識調査です。
この調査では、ITエンジニアに対して転職を決めた理由を聞いており、第1位は「収入アップのため」と回答しています。2位の「会社や業界の将来性に不安を感じて」という回答も含めると、収入の問題やより安定して働くために転職を決めているケースが多いということになります。この傾向はITエンジニアだけでなく、多くの業種の転職と共通ですね。
【転職を決めた理由(1位から5位までを抜粋)】 1位:収入アップのため(42.4%) 2位:会社や業界の将来性に不安を感じて(22.4%) 3位:キャリアアップのため(16.5%) 4位:技術スキルが伸ばせないと感じたから(14.7%) 5位:休日出勤や残業が多い(13.5%) |
また、3位にはキャリアアップが入っていますので、今の会社でできることは一通り経験し、新しい技術や環境で自分を磨いていきたいというモチベーションも大きな理由になっている事がわかります。
転職先に求めることを聞いた調査では、1位が給与や待遇の向上になりました。ここでも収入に関する回答が圧倒的に多く出ています。
収入アップを行うためには、今の会社でスキルアップや実務経験を積み、その実績を持って転職を行うというのが、ITエンジニアの一般的なキャリアプランになりそうです。
【転職先に求めること(1位から5位までを抜粋)】 1位:給与や待遇の向上(64.7%) 2位:やりたい仕事ができる環境(35.9%) 3位:長く安心して働ける環境(24.1%) 4位:知識や経験を活かせる環境(23.5%) 5位:リモートワークやフレックスタイムなどの自由な環境(23.5%) |
ITエンジニアが「会社を辞めたい」と思った理由
次に、リクナビNEXTのTech総研の調査である、「会社を辞めたい!エンジニアが本気で転職を考えた瞬間」から見てみます。
この調査は、ITエンジニア400名へのアンケートで、「会社を辞めたい!」と思った瞬間について聞いたものです。1位は、「給与が上がらなかった・下がった」でした。先程のレバテックキャリアの回答でも1位でしたがITエンジニアになってからの収入については、しっかり考えていく必要がありそうです。
給与体系は会社によって基準がありますし、長期間同じ会社で働いているからといって、給与が理想の形で上がっていくとは限りません。戦略的にスキルアップや転職も入れながらキャリアを作っていく必要があります。
また、2位は「自社では技術やスキルを伸ばせないと思った」でした。
【あなたが「会社を辞めたい」と思った理由はなんですか?(1位から3位までを抜粋)】 1位:給与が上がらなかった・下がった(43%) 2位:自社では技術スキルを伸ばせないと思った(36%) 3位:仕事で理不尽な目に合わされた(35%) |
転職活動を成功させるためにしたこと
レバテックキャリアの調査に戻ります。
転職活動を成功させるためにしたこと、という質問には以下のような回答になりました。
【転職活動を成功させるためにしたこと(1位から3位までを抜粋)】 1位:自分が働きたいと思う企業を厳選して受ける(32.9%) 2位:転職エージェントや専門家などに相談する(31.2%) 3位:できる限り多数の企業情報を調べる(23.5%) |
未経験ITエンジニア転職を目指す場合は、1位の項目はまだ難しいと思います。ただし、2位と3位は今からでもできそうですね。特に何をやったらいいのかを道筋を作って進めていくことが重要ですので、まずは2位の専門家への相談をしていくことが大事になってきます。
未経験ITエンジニア転職の進め方として、専門家を味方につけよう
今回は、実際のITエンジニアが転職を決めた理由や仕事を辞めたいと思っている理由について、いくつかの調査データをもとに見ていきました。
未経験でのITエンジニア転職は、分からないことだらけだと思います。そういった場合には、すでにITエンジニアとして活躍している人たちの声を聞くことが重要です。道標がないと自分でいざ行動しようと思っても、正しい努力ができているのかが自分だけでは分からないため、効率的ではないケースも多くあります。
未経験からのITエンジニア転職は、個人の戦いでは難しいこともたくさんあります。そのため、一人ひとりのキャリアから一緒に考えてくれるサービスを使い、技術や転職のことをまとめて相談して決めていくほうが効果が高いです。プログラミングやITエンジニア転職に必要な知識を2ヶ月ほどかけて短期集中で学ぶことができるサービスの1つにAchieve Techがあります。
20代後半、未経験からのITエンジニア転職はAchieve Tech
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未経験からITエンジニアへの転職を目指す20代の方向けのサービスで、おすすめなのが Achieve Techです。
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また、単純にプログラミングを覚えるためのIT研修という立ち位置ではなく、ITエンジニアとして就職することを目的としたIT研修なので、ドキュメントの書き方やビジネスマナーなども取り扱います。更にこのIT研修後はITエンジニアの就職支援のための「エージェントサービス」も無料で受けることができるため、皆様のキャリアをサポートできるサービスです。
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Achieve Tech