小牧市への移住やUIターンはおすすめ？メリットや補助金について解説 2024/7/12版
愛知県小牧市への移住やUIターンを検討している人にとって、小牧市の家賃相場や移住のメリット、おすすめのエリアなどは事前に知っておきたい情報でしょう。
自然環境が豊かで、日本三大地鶏の1つである名古屋コーチンの発祥地として知られている小牧市は、移住先としてはどのような場所なのでしょうか。
本記事では、小牧市の人口や交通利便性などの基本情報をはじめ、移住の際に役立つ情報を紹介します。
【基本情報】小牧市ってどんなところ？
小牧市は、愛知県北西部に位置する人口約149,000人の都市です。名古屋市から約15km北方の濃尾平野中央にあり、交通の要所として発展してきました。小牧市のシンボルとしては、織田信長が小牧山に築城した小牧山城が挙げられます。
小牧市は、落ち着いた住環境と高い利便性を兼ね備えていることが特徴です。病院やスーパー、子育て施設などの施設が整っています。また、山や公園なども数多くあり、自然豊かな環境でアウトドアやレジャーも楽しめます。
さらに、豊年祭や小牧城見市など、年間を通じてさまざまなイベント・行事が開催されていることも小牧市の特色でしょう。
小牧市の人口
小牧市のおおよその人口は以下です。
| 全人口 | 約149,000人 |
| 男性 | 約75,000人 |
| 女性 | 約74,000人 |
| 外国人数 | 約11,000人 |
| 世帯数 | 約70,000世帯 |
（令和6年5月1日現在）
小牧市の人口は、1985年の約114,000人から増加を続け、2015年に約154,000人でピークを迎えました。しかし、2015年以降は、少子高齢化の影響もあって減少に転じています。
参考：「小牧市の人口」小牧市
小牧市の家賃相場
小牧市の家賃相場は、愛知県の平均より安くなっています。1人暮らし向けのワンルーム・1K・1DK・1LDKの相場は4〜5万円、ファミリー向けの2LDK・3LDKの物件も6〜7万円前後とリーズナブルになっています。
名古屋市では、ワンルームや1Kでも5〜6万円、2LDKになると6〜20万円ほどに金額が上がります。特に中区などの栄えている地域では、同じ間取りで20万円台の物件も珍しくありません。
小牧市は、名古屋市と比較すると、特にファミリー向けの物件で家賃を抑えて暮らせます。
小牧市の交通
小牧市内は、バス・電車・高速道路が整備されており、市内外への移動が比較的スムーズに行えます。
市内の公共交通手段として、こまき巡回バス「こまくる」が運行されています。主要施設や駅を結び、市民の日常生活をサポートしています。大人200円・子ども100円・65歳以上と幼児は無料と、利用しやすい値段設定となっています。
電車では、名古屋鉄道小牧線が利用できます。小牧駅から名古屋駅までは乗り換え2回で約45分、名古屋の中心街である栄駅までは乗り換え1回で約35分で到着します。また、小牧線は市内に5駅あり、市内の移動手段としても便利です。
また、小牧IC・小牧東ICなど複数のICがあり、東名高速道路や名古屋高速道路へのアクセスが良好です。国道41号線や国道155号線も通っているため、市内の車移動もスムーズに行えます。
小牧市に移住するメリット
小牧市は、豊富な自然環境と生活利便性の高さが魅力の地域です。ここでは、小牧市に移住する具体的なメリットを紹介します。
名古屋市まで40分以内でアクセスできる交通利便性
小牧市の魅力は、名古屋市まで40分以内にアクセスできる交通利便性の高さです。
名古屋鉄道小牧線を利用すれば、小牧駅から名古屋市の中心部である栄駅まで、乗り換え1回、約35分でアクセスできます。通勤や通学をはじめ、休日に名古屋市へ出かける際の移動手段として便利です。
また、自家用車を所有している場合は、市内にあるICから名古屋高速道路を利用することで、約15分で名古屋市に移動できます。
電車と車、どちらの移動手段でも簡単にアクセスできるため、小牧市は名古屋市のベッドタウンとして適した地域ともいえるでしょう。
加えて、名古屋空港へ車で約15分でアクセスできる点も魅力の一つです。
日常生活に便利なスーパーやホームセンターが豊富
小牧市は、スーパーやホームセンターなどの商業施設が豊富に揃っています。
全国チェーンのマックスバリュや業務スーパーに加え、地元で人気の高いカネスエ小牧清水屋店、惣菜が豊富な生鮮館やまひこなどがあります。また、コーナンやカインズなど、10店舗以上のホームセンターが営業しており、日用品やDIY用品をいつでも購入できます。
イオン小牧店やラピオといった大型ショッピングセンターも営業しています。ショッピングだけでなく、休日に遊びに行くスポットとしても利用できます。小牧市は、商業施設が数多くあり、便利な生活が送れます。
手厚い子育て支援
手厚い子育て支援も、小牧市の特徴の1つです。令和元年10月より無償化の対象となっている3～5歳児の保育料に加え、令和5年度より0～2歳児の保育料も無料となっています。
医療費支援も手厚く、高校生など（18歳年度末まで）の医療費が無料となっています。また、予防接種の無料化にも注力しており、愛知県では唯一おたふくかぜの予防接種が無料です。
その他にも、全小学校区に児童クラブを設置し、共働き世帯や母子家庭の子どもたちを、放課後や長期休暇中に預かるサービスも提供しています。市内には多くの公園や子育て施設が整備されており、子どもたちが安全に遊べる環境が整っています。
小牧市では、育児・医療の両面からサポートが受けられるため、子育て中のファミリー世帯にとっても魅力的な移住先といえるでしょう。
小牧市に移住するならどこがおすすめ？人気エリアを紹介
ここでは、小松市の中でも特に人気のある3つのエリアを紹介します。各エリアで特徴・魅力が異なるため、しっかりと押さえておきましょう。
徒歩での暮らしに便利な「小牧駅周辺エリア」
小牧駅周辺エリアは、駅を中心に多様な商業施設が徒歩圏内に立地しています。
駅の東側にはイオン小牧店や業務スーパー新小牧店があり、西側にはMikawayaラピオ小牧店やマックスバリュ小牧駅西店、MEGAドン・キホーテUNY小牧店などが立ち並んでいます。また、駅の西側には小牧市役所もあり、各種行政手続きや相談などを行えます。
小牧駅周辺エリアは、日常生活に必要な施設やサービスに徒歩でアクセスできるため、特に車を所有しない世帯にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
名古屋空港付近の「牛山駅周辺エリア」
牛山駅周辺エリアは、名古屋空港へ車で約15分でアクセスできることが特徴です。名古屋空港からは、札幌や福岡といった主要な地方都市への定期便が就航しており、飛行機での出張が多い方にとって便利な地域です。
また、近隣には航空自衛隊小牧基地もあり、定期的に航空イベントが開催されています。飛行機好きにとっては、近くに空港・自衛隊基地があることは魅力的なポイントでしょう。
ただし、空港や基地に近いという立地上、飛行機の騒音については避けられません。騒音に敏感な方や静かな環境で過ごしたい方は、移住を検討する際に注意が必要です。
自然豊かな「東部エリア」
東部エリアは、豊かな自然環境が揃っており、四季を感じながら暮らしたい方におすすめの地域です。
山や田畑が広がり、市民四季の森や桃花台中央公園といった施設が整備されています。これらの施設では、自然の中でバーベキューやゴルフなど、さまざまなレジャーを楽しめます。
また、東部エリアは農業が盛んで、桃やぶどうの産地として知られています。グリーンセンター桃花台店では、新鮮な地元野菜を購入でき、朝市や産直軽トラック市では、旬の野菜を直接生産者から購入できます。
住宅環境としては、閑静な住宅街の桃花台ニュータウンがあり、落ち着いた環境で暮らせます。桃花台の中心には大型商業施設のピアーレ桃花台があるため、日用品の買い物にも困りません。
小牧市への移住に活用できる補助金やサービス
小牧市へ移住する場合は、要件を満たせば、補助金・サービスを活用できます。ここでは、小牧市へ移住する際に活用できる補助金・サービスを紹介します。
小牧市移住支援事業費補助金
小牧市移住支援事業費補助金は、東京23区から小牧市に移住し、対象法人に就業した方に、移住支援金（補助金）を交付する制度です。市内へのUIJターン促進と中小企業などの人材確保に資することを目的としています。
補助金の額は、単身で移住する場合は60万円、2人以上の世帯での移住の場合は100万円です。18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、1人につき100万円が加算されます。
支給対象になるには、移住元・移住先・就業・その他要件の、それぞれの要件を満たす必要があります。詳しくは交付要綱をご確認ください。
小牧市定住促進補助金
小牧市定住促進補助金は、若年層の定住促進と子育て世帯の支援を目的とした制度です。小牧市に定住するために、住宅を新築・増築・改築・リフォームまたは取得する場合に、費用の一部を補助してもらえます。
補助金は、「三世代同居住宅支援タイプ」「三世代近居住宅支援タイプ」「市内就業者定住促進タイプ」「中古住宅活用タイプ」の4つに分かれています。条件を満たせば併用も可能で、最大で120万円の補助が受けられます。
| 補助タイプ | 補助金額の上限 |
| 三世代同居住宅支援タイプ | 上限60万円（補助率2分の1） |
| 三世代近居住宅支援タイプ | 上限30万円（補助率2分の1） |
| 市内就業者定住促進タイプ | 上限30万円（補助率2分の1） |
| 中古住宅活用タイプ | 上限30万円（補助率2分の1） |
対象となるのは、親世帯が1年以上小牧市内に定住している子育て世帯で、50歳未満の世帯主またはその配偶者、および義務教育修了前の子どもと同居している世帯などです。また、市内事業所に1年以上継続して勤務している方も対象となります。
小牧市空き家バンク
小牧市空き家バンクは、空き家の有効活用と地域の活性化を目的として実施されている制度です。利用されていない空き家を広く紹介することで、空き家の利活用を促進し、定住人口の増加や産業振興、地域の活性化につなげることを目指しています。
小牧市空き家バンクでは、公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会が運営する不動産情報サイトを活用しており、インターネットを通じて空き家情報を紹介する仕組みとなっています。
まとめ
小牧市は、生活・自然・子育て環境が揃った地域で、単身世帯からファミリー世帯まで、幅広い層が暮らしやすい街です。
名古屋市へは、電車で40分以内、車では高速道路を使って約15分でアクセスできるため、ベッドタウンとしても人気があります。日常生活に便利なスーパーやホームセンターなどの施設が整っていることも魅力でしょう。
小牧市には、四季折々の景色を満喫できるレジャー施設も多数あります。また、年間を通じて豊年祭や小牧城見市などのさまざまなイベントが開催されており、市民が一体となって活動する機会が多いことも特徴です。
0～5歳児の保育料無料化、18歳年度末までの医療費無料化など、子育て支援も充実しています。
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