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尾張旭市への移住やUIターンはおすすめ?メリットや補助金について解説 2024/7/12版

愛知県尾張旭市への移住やUIターンを検討している人にとって、尾張旭市の家賃相場や移住するメリット、おすすめのエリアなどは事前に知っておきたい情報でしょう。

地方ならではの自然環境に恵まれ、都市部である名古屋市に隣接する尾張旭市は、移住先としてはどのような場所なのでしょうか。

本記事では、愛知県尾張旭市の基本情報をはじめ、移住のメリットやおすすめのエリア、移住に活用できる補助金など、移住する際に役立つ情報を解説します。

【基本情報】尾張旭市ってどんなところ?

尾張旭市は、愛知県北西部に位置する、生活のしやすさと豊かな自然環境が特徴の地域です。

市内を名鉄瀬戸線が横断しており、名古屋市の中心地である栄駅まで約18分で移動できます。アクセスの良さから、名古屋市のベッドタウンとしても人気の地域です。

尾張旭市は、自然環境が豊かで、愛知県森林公園・城山公園・小幡緑地東園など、多くの公園や緑地があります。川や池などの水辺も多く、都市生活の中で豊かな自然を感じられます。

また、スーパーやホームセンターをはじめ、飲食店、病院などの施設も揃っています。便利で良質な生活環境が整っているため、持ち家の購入をきっかけに移住する人が多く、「住宅都市」として人気を集めています。

尾張旭市の人口

尾張旭市の人口は以下の通りです。

全人口83,744人
男性40,984人
女性42,760人
外国人数1,585人(令和5年3月末)
世帯数37,304世帯

(令和6年5月31日時点)

尾張旭市の人口は、1960年代から2010年代初頭まで増加し続けてきました。その後、2020年に人口増加はピークを迎え、減少に転じています。この背景には少子高齢化の影響があると推測されます。

将来的な人口減少に対応するため、市として出生率回復に向けてさまざまな施策を実施していく方向性のため、今後の動向に注目です。

参考:「人口・世帯」尾張旭市

参考:「尾張旭市人口ビジョン 概要版」尾張旭市

尾張旭市の家賃相場

尾張旭市の家賃相場は、1人暮らし向けのワンルームから1LDKで約4〜5万円台、ファミリー向け物件の2LDK・3LDKは約6〜7万円台となっています。

名古屋市では、ワンルームや1Kでも5〜6万円台、1DKや1LDKになると6〜8万円台になります。ファミリー向け物件の2LDKや3LDKは6万円~20万円と幅広く、中区などでは20万円台の物件も見られます。

尾張旭市は名古屋市と比較して、1人暮らし向けの物件では1~2万円、ファミリー向け物件では1~6万円ほど家賃を抑えて暮らせるでしょう。

尾張旭市の交通

尾張旭市は、電車・バス・道路網が充実しており、市内の移動や名古屋をはじめとする周辺地域へのアクセスが良好です。

電車は、名鉄瀬戸線が市内を横断しており、三郷駅・尾張旭駅・印場駅・旭前駅の4駅があります。名古屋市の中心部である栄町駅までは20分、JR名古屋駅までは乗り換え1回で40分ほどで移動できます。

バス路線も充実しています。尾張旭市営バス「あさぴー号」をはじめ、名鉄バス・名古屋市営バスが運行しています。これらのバス路線により、電車の駅から離れた地域でも市内をスムーズに移動できます。

また、名古屋市と岐阜県を結ぶ国道363号線が市の南側を通っているため、市外への車での移動も便利です。

尾張旭市に移住するメリット

生活の利便性が高く、自然環境も豊富な尾張旭市に移住するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは尾張旭市に移住するメリットを紹介します。

名古屋のベッドタウンとして最適

尾張旭市は、名古屋市へのアクセスに優れ、生活しやすい環境が整っているため、名古屋市のベッドタウンに最適です。

隣接する瀬戸市と名古屋市を結ぶ名鉄瀬戸線を利用すれば、名古屋市の中心にある栄町駅まで約20分、JR名古屋駅までは約40分で到着します。

また、尾張旭市の駅周辺には落ち着いた住宅街が広がっており、静かな環境で生活できることも魅力の1つです。市内各所に公園が点在し、矢田川沿いには芝生の河川敷と遊歩道が整備されています。

スーパーや飲食店なども多数あり、生活の利便性が高いため、名古屋市のベッドタウンとして人気です。

自然豊かな公園が多数

豊富な自然環境を楽しめることも魅力です。市内には自然豊かな公園が多数点在しており、自然を感じながら暮らしたい人にうってつけの環境です。

中でも、愛知県森林公園は市域の約15%を占めており、日本の森林浴100選にも選ばれています。公園内には、植物園・運動公園・乗馬エリアなどがあります。BBQも楽しめるため、休日に家族や友人と息抜きできるでしょう。

その他にも、城山公園や小幡緑地東園など魅力的な公園が多数あります。城山公園には市内を見渡せる展望台があり、小幡緑地東園には広大な芝生広場があります。それぞれに特色があるため、さまざまな楽しみ方ができます。

尾張旭市に移住するならどこがおすすめ?人気エリアを紹介

ここでは、尾張旭市の中でも特に人気のある3つのエリアを紹介します。各エリアで特色が異なるため、確認しておきましょう。

名古屋に最速でアクセスできる「印場駅周辺エリア」

印場駅周辺エリアは、名古屋市へのアクセスに優れた地域です。名鉄瀬戸線の停車駅であり、名古屋の中心部である栄町駅まで約20分、JR名古屋駅へも乗り換え1回で約30分と、通勤通学に便利な立地です。

生活に便利な施設も充実しており、 印場駅から南に徒歩10分の旭街道沿いには、ピアゴ印場店やアロス尾張旭店などのスーパーがあります。ドラッグストアや飲食店も多数あり、日常生活を送る上で必要な施設が豊富に揃っています。

大型商業施設に近い「南部エリア」

尾張旭市の南部エリアは、大型商業施設が近くにあり、買い物に便利なエリアです。三郷駅周辺には、イトーヨーカドー尾張旭店やユニクロ尾張旭店があり、食品や日用品、衣料品などを手軽に購入できます。

また、南部エリアは、隣接する長久手市のイオンモール長久手が自転車で通える範囲にあることも魅力です。イオンモール内には、アパレルショップ・ホームセンター・無印良品・映画館などがあり、買い物や休日のレジャーに利用できます。

瀬戸市側に目を向けると、県道75号線を南下し、矢田川を渡った場所にニトリ瀬戸店があります。そのため、家具・生活雑貨の購入に困ることもありません。

自然豊かな「北部エリア」

尾張旭市の北部エリアは、豊かな自然環境を楽しめる地域です。

北部エリアの最大の特徴は、市域の約15%を占める愛知県森林公園の存在でしょう。広大な森林地帯を有していながら、公園内には、テニスコート・乗馬施設・BBQ広場・植物園・湿地帯・カフェ・ボート乗り場などが設けられています。

公園内の森は、区域ごとにテーマがあり、それぞれ異なった四季折々の自然を楽しめます。ヨーロッパ庭園のような花壇や植物園もあり、植物が織りなす美しい景色や雰囲気を味わえます。

また、公園はジョギングやサイクリング、犬の散歩にも利用できます。休日に身体を動かしたり、家族や友人とアウトドアをしたりと、自然を活かしたレジャーを満喫できるエリアです。

尾張旭市への移住に活用できる補助金やサービス

尾張旭市へ移住する際は、要件を満たせば、補助金や便利なサービスを活用できます。ここでは、尾張旭市へ移住する際に活用できる補助金やサービスを解説します。

尾張旭市移住支援事業補助金

尾張旭市移住支援事業補助金は、東京23区から尾張旭市に移住し、対象法人に就業した方に、移住支援金(補助金)を交付する制度です。市内へのUIJターン促進と中小企業などの人材確保に資することを目的としています。

補助金の額は、単身で移住する場合は60万円、2人以上の世帯での移住の場合は100万円です。

支給対象になるには、移住に関する主な要件を満たし、かつ就業に関する要件、テレワークに関する要件、 関係人口に関する要件、起業に関する要件のいずれかを満たす必要があります。テレワーク就業者も対象になるのは嬉しいポイントでしょう。

民間木造住宅等耐震改修促進事業

民間木造住宅等耐震改修促進事業は、東海地震などの大規模地震に備えた「安全で安心なまちづくり」を実現するために、尾張旭市が推進している事業です。

補助制度の種類と補助内容・補助金額は以下です。

補助制度の種類補助内容
民間木造住宅耐震診断診断は無料
民間木造住宅耐震改修費補助耐震改修工事費の80%(上限100万円)
民間木造住宅段階的耐震改修費補助補助対象工事1に該当する耐震改修工事費の80%(上限60万円)補助対象工事2に該当する耐震改修工事費の80%(ただし、補助対象工事1との合計が100万円を超えない額を限度とする)
民間木造住宅木造住宅耐震シェルター整備費補助1戸当たり(長屋または共同住宅の場合は1棟当たり)上限30万円
木造住宅除却費補助1戸当たり上限20万円
ブロック塀等撤去工事費補助補助事業に要した経費と撤去したブロック塀等の延長に1メートル当たり1万円を乗じて得た額のいずれか少ない額の2分の1の額(上限10万円)

工事契約・着手は、補助金交付決定後に行う必要があり、同年度2月10日までに完了報告を提出する必要があります。

受付は随時行っていますが、予算を超過した場合は翌年度扱いとなります。また、対象となる住宅は事業によって異なります。

住宅用地球温暖化対策設備設置費補助事業

住宅用地球温暖化対策設備設置費補助事業は、省エネルギーの推進や温室効果ガスの排出抑制を目的とする事業です。尾張旭市が、地球温暖化防止対策の一環として、市民の効率的なエネルギーの利用を支援します。

環境に配慮した設備を低コストで導入でき、長期的な光熱費の削減にもつながります。尾張旭市への移住を考えている方や、既存の住宅をリノベーションする予定の方におすすめの制度です。

設備の種類と補助金額は以下です。

住宅用太陽光発電設備補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、太陽電池モジュールの公称最大出力(上限4kW)に下記金額を乗じた額を上限太陽電池モジュールの公称最大出力1kWあたり10,000円
家庭用エネルギー管理システム(HEMS)補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、8,000円を上限
家庭用燃料電池システム(エネファーム)補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、80,000円を上限
定置用リチウムイオン蓄電システム補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、80,000円を上限
電気自動車等充給電設備(V2H)補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、40,000円を上限
太陽熱利用システム自然循環型補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、12,000円を上限
強制循環型補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、38,000円を上限
高性能外皮等補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、80,000円を上限
断熱窓改修(既存住宅のみ)補助対象経費の合計額に4分の1を乗じて得た額であって、48,000円を上限

複数の設備を同時に申請することが可能です。ただし、予算額は800万円で、先着順の受け付けとなっています。

尾張旭市空き家バンク

尾張旭市空き家バンクは、空き家の有効活用と地域の活性化を目的として開設された仕組みです。利用されていない空き家の情報を広く紹介することで、空き家の再利用を促進し、定住人口の増加や産業振興、地域の活性化につなげることを目指しています。

対象者は、空き家の売却・賃貸を希望する所有者と、空き家の利用を希望する人です。取引は宅地建物取引業者を通じて行われるため、安心して利用できます。

尾張旭市空き家バンクのホームページで空き家の状況を調べ、空き家総合相談窓口を通じて、物件の詳細情報の入手や見学の手配を行えます。

まとめ

尾張旭市は、生活の利便性と豊かな自然環境をあわせ持つ地域です。市内には名鉄瀬戸線が通っており、名古屋の中心部である栄駅まで約20分でアクセスできるため、名古屋市のベッドタウンとしても人気があります。

生活環境も充実しています。スーパーやホームセンター、飲食店、病院などの施設が点在しているため、日常生活で不便を感じることは少ないでしょう。

また、植物や野鳥などの自然を楽しめる愛知県森林公園も魅力です。市域の約15%を占め、スポーツや自然鑑賞、バーベキューなど、さまざまなアウトドア活動を楽しめるため、市民の憩いの場として利用されています。

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