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稲沢市への移住やUIターンはおすすめ?特徴や補助金について解説 2024/8/8版

移住:稲沢市

愛知県稲沢市への移住・UIターンを検討している人にとって、稲沢市に移住するメリットや家賃相場、おすすめのエリアなどは事前に知っておきたい情報でしょう。

名古屋市に近く、市民が楽しめるレジャーやイベントも豊富な稲沢市は、移住先としてはどのような場所なのでしょうか。
本記事では、愛知県稲沢市の基本情報をはじめとして、移住の際に役立つ補助金などの情報を紹介します。

【基本情報】稲沢市ってどんなところ?

稲沢市は、濃尾平野のほぼ中央に位置する、豊かな自然と深い歴史を持つ地域です。江戸時代には東海道と中山道を結ぶ美濃路の宿場町として発展し、多くの旅人で賑わっていたことが知られています。

産業面では、稲沢市は植木や苗木の産地として有名です。恵まれた気候を活かし、植木・苗木・盆栽の生産や、野菜等の栽培が盛んに行われています。

稲沢市の特産品としては「祖父江ぎんなん」が有名です。大粒でもっちりとした食感が特徴で、その品質の高さから東京の一流料亭でも高く評価されています。

また、2023年末にはご当地グルメ「稲沢カレー」が誕生し、稲沢市の新たな特産品として注目されています。

他にも、全国的に有名な「国府宮はだか祭」や「そぶえイチョウ黄葉まつり」といったイベントも豊富です。祭りの開催中は市民や観光客で賑わっており、稲沢市ならではの伝統や文化を感じられます。

稲沢市の人口

稲沢市の人口は以下の通りです。

全人口133,098人
男性65,905人
女性67,193人
世帯数56,972世帯

(2024年7月31日現在)

人口の推移を見ると、1985年には13万人を突破し、2005年に稲沢市・祖父江町・平和町が合併したことでピークを迎えました。その後は約13万人でほぼ水平に推移しています。

参考:「人口と世帯数」稲沢市

稲沢市の家賃相場

稲沢市の家賃相場は、愛知県内の平均より低いといえます。ワンルーム・1Kは4~5万円、ファミリー向けの2LDK・3LDKは6~8万円弱で住むことができます。

都市部である名古屋市の場合、ワンルーム・1Kは5~6万円、2LDKは6~12万円、3LDKは6~20万円の相場感となっています。そのため、稲沢市は特にファミリー向けの物件では比較的安く住めるでしょう。

稲沢市の家賃は、豊橋市や岡崎市と比較しても全体的に安いため、愛知県の中で経済的な負担を抑えて暮らせる地域といえます。

稲沢市の交通

稲沢市は、バス・電車・道路といった交通手段が整備されています。

市内の移動には、コミュニティバス・名鉄バスが便利です。中心部では、主要な施設まで複数の路線が運行されており、南部につながる千代田線や、北西部のふれあい郷につながる祖父江・稲沢線などもあります。

電車も便利で、JR東海道本線・名鉄名古屋本線・名鉄尾西線の3路線が通っています。名古屋へのアクセスに優れており、稲沢駅から名古屋駅までは名鉄名古屋本線の直通で約12分で移動できます。

道路に関しては、名神高速道路と名古屋高速16号につながる一宮ICや、市を縦断する国道155号線があります。名岐バイパスを利用すれば、名古屋市まで約30分で到着します。

稲沢市の魅力

ここでは、産業・食・イベントなど、暮らしを豊かにする要素が多い稲沢市の魅力を紹介します。

名古屋まで最短10分でアクセスできる恵まれた立地

JR東海道本線を利用すれば、稲沢駅から名古屋駅まで約10分で到着します。名鉄名古屋本線の特急を利用しても約12分で到着するため、稲沢市は名古屋市のベッドタウンとして最適です。

また、稲沢市は岐阜方面へのアクセスも良好です。JRを利用すれば岐阜駅まで最短で約15分、名鉄を使えば約18分で到着します。そのため、岐阜方面への通勤・通学にも適しています。

また、名神高速道路や東海北陸自動車道のICが近くにあるため、市内外への車移動もスムーズに行えます。

名古屋市をはじめ、周辺地域へのアクセスの良さが稲沢市の魅力の1つです。

豊富な子育て支援

稲沢市では、2023年4月から子どもの医療費の助成範囲が拡大され、18歳年度末(18歳に達した日以降の最初の3月31日)までの子どもの医療費が無償化されました。

また、2015年度より、公立の保育園の給食費が無料化されています。私立の保育園などでも、月額上限900円の負担軽減が実施されています。

加えて、公立・私立の認可保育園等で使用する紙おむつを無償で用意・提供しています。未就園児にも、月2,000円分のおむつ券を配布しています。

他にも、中学校3年生を第1子とした場合、第2子は市町村民税所得割が71,000円未満の場合に保育料が無償化されます。第3子以降は、所得に関わらず保育料・給食費が無償化されます。

稲沢市では、特に医療費や保育に手厚いサポートを受けられます。

充実した娯楽環境

稲沢市には、ショッピング・娯楽・スポーツ・アウトドアなど、さまざまな年齢層やライフスタイルの市民が楽しめるスポットやイベントが豊富にあります。

稲沢駅近くにある「リーフウォーク稲沢」は、ショップや飲食店が出店しており、買い物や食事を楽しめます。子ども向けの遊び場やイベントスペースも設置されているため、ファミリーで訪れても楽しめるスポットです。

アウトドアや自然環境を楽しむなら、ウインドサーフィンや水上バイクなどの水上スポーツを楽しめる「サリオパーク祖父江」がおすすめです。バーベキューエリアも完備されており、家族や友人とアウトドアを満喫できます。

さらに、国府宮で行われる「はだか祭」が稲沢市の特徴的なイベントとして挙げられます。約1250年前から続く伝統的な祭りで、楽しみながら地域のつながりを深める機会になります。

稲沢市で住むならここがおすすめ!人気エリアを紹介

ここでは、稲沢市でも特に人気のある3つのエリアを紹介します。エリアごとに特色が異なるため、確認しておきましょう。

JR稲沢駅・名鉄国府宮駅周辺エリア

JR稲沢駅・名鉄国府宮駅周辺エリアは、名古屋にスムーズにアクセスできるエリアです。そのため、特に名古屋市への通勤・通学をする人に向いているでしょう。

また、JR稲沢駅・名鉄国府駅周辺には大型商業施設が営業しており、食品から日用品、衣料品まで幅広い買い物ができます。飲食店も出店しているため、さまざまな用途で利用できます。

木曽川周辺エリア

木曽川周辺エリアは、自然環境を活かしたアクティビティや景観が魅力の地域です。

「サリオパーク祖父江」は、木曽川の河岸砂丘にある公園で、さまざまなアクティビティを楽しめる人気スポットです。ウインドサーフィン・水上バイク・SUPなどのウォータースポーツを満喫できます。

また、バーベキュー広場やキャンプ場も整備されています。遊具や広場もあるため、小さな子どもを連れたファミリー世帯も楽しめるでしょう。

他にも、木曽川周辺の祖父江地区は日本有数の銀杏(イチョウ)の産地としても知られており、一万本を超えるイチョウの樹が点在しています。秋に見られる黄金色に染まったイチョウの景色は圧巻で、稲沢市の名所となっています。

木曽川周辺エリアは、自然が豊富な地域で暮らしたい人におすすめのエリアです。

一宮IC周辺エリア

一宮IC周辺エリアは、稲沢市と一宮市の境に位置しており、交通の結節点となっているエリアです。

一宮ICからは名神高速道路・名古屋高速16号線・国道22号線が通っており、自動車による名古屋市や周辺地域へのアクセスが良好です。車移動がメインの人には便利な地域でしょう。

一方で、商業施設が少ない点には注意が必要です。スーパーやコンビニは点在しているため、日常生活に不便を感じるほどではありませんが、大型の商業施設を利用したい場合は近隣の地域に出かける必要があります。

稲沢市への移住に活用できる補助金制度

稲沢市へ移住する場合は、対象となる要件を満たせば、補助金を活用できます。ここでは、稲沢市へ移住する際に活用できる3つの補助金を解説します。

補助金制度の詳しい支給要件や申請方法は、各補助金制度の特設ページや稲沢市の公式サイトで確認できます。

就業・起業者移住支援金

就業・起業者移住支援金は、東京23区(在住者又は通勤者)から稲沢市に移住し、対象法人に就業した方に、移住支援金(補助金)を交付する制度です。市内へのUIJターン促進と、地元企業の人材確保に資することを目的としています。

支給金額は、単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円です。さらに、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、1人につき100万円が加算されます。

稲沢市住宅用地球温暖化対策設備設置費補助事業

稲沢市住宅用地球温暖化対策設備設置費補助事業は、市内にある地球温暖化対策設備が設置された住宅を購入、または居住する住宅に設置する市民に対し、補助金を交付する事業(制度)です。

環境にやさしいエネルギーの利用を促進し、循環型社会の構築に向け市民の意識を高めることを目的としています。

対象設備および補助金額は以下の通りです。

区分対象設備補助額(上限)
単体設置家庭用燃料電池システム(エネファーム)50,000円
単体設置リチウムイオン蓄電システム(蓄電池)50,000円
単体設置電気自動車等充給電設備(V2H)50,000円
単体設置家庭用エネルギー管理システム(HEMS)10,000円
一体的導入太陽光発電システム+HEMS+蓄電池140,000円
一体的導入太陽光発電システム+HEMS+V2H112,800円
一体的導入太陽光発電システム+HEMS+高性能外皮等(※1)160,000円
一体的導入太陽光発電システム+HEMS+断熱窓改修工事(※2)120,000円

※1:高断熱外皮、空調設備、給湯設備(家庭用燃料電池システムを除く)および換気設備

※2:既存の戸建住宅の窓に対し、内窓の取付け若しくは外窓の交換またはガラスの交換による断熱窓改修

三世代すまいる支援

三世代すまいる支援は、親子三世帯が同居する住宅を市内に新築する子世帯に対し、50万円を補助する支援制度です。

世帯間が支え合える環境を促進することにより、子育てや介護における不安・負担を軽減し、地域コミュニティの維持と空き家問題の抑制を図ります。

支援を受けるには、対象者・対象建物・交付条件それぞれの要件を満たす必要があります。

まとめ

稲沢市は、名古屋へのアクセスに優れ、通勤・通学のベッドタウンとしておすすめの地域です。また、市内にも魅力的な施設や自然環境が揃っているのも嬉しいポイントでしょう。

さらに、市の政策として子育て支援に力を入れています。単身世帯からファミリー世帯まで、幅広い世帯が豊かに暮らせるのが稲沢市の特徴といえます。

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