ITエンジニアの種類を一覧でわかりやすく解説!役割や仕事内容の違いを理解しよう 2025/10/24版
企業活動に必要なシステムを支えている存在はITエンジニアです。
ITエンジニアは専門的なスキルを用いて、業務を効率的にするアプリケーションの開発、及びサーバ、ネットワークの設計・構築・運用に加え、システムに不具合が起きた際のケアなどを行います。
ITエンジニアには、対象としている領域や目的によってさまざまな職種や呼称があります。
この記事では、ITエンジニアの種類やそれぞれの業務内容について解説していきます。
ITエンジニアの種類を大きく6つに分類
ITエンジニアの種類は多種多様です。
今回は、多数あるITエンジニアの職種を以下のように大きく6つに分類して説明していきます。
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- 社内SE
- 組込/制御系エンジニア
- その他のIT関連エンジニア
- プロジェクト管理を行うエンジニア
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システムエンジニアの種類と役割・仕事内容
システムエンジニアと一言で表しても、その役割や仕事内容は多岐にわたります。
一般的なイメージは、プログラミング言語などのコードを用いて、アプリケーションの設計・開発を行っている姿かもしれません。しかし、実際は対象とする分野や目的に違いがあり、細かく分類することができます。
ここではそれぞれのシステムエンジニアの役割や仕事内容を解説します。
システムエンジニア
システムエンジニアは「SE」と呼ばれ、主にクライアントから依頼を受けてシステム設計を行うエンジニアです。
業務の上流工程を担当し、システム開発の要件定義や基本設計(外部設計)、詳細設計(内部設計)などを行います。
ただし、システムエンジニアには明確な定義がありません。
システムエンジニアは広義の職種名として用いられており、アプリケーションエンジニアやフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、Web系エンジニア、オープン系エンジニアなど、複数のエンジニアを含めた総称ともいえます。
ただ、一方でアプリケーションを担うエンジニアという視点から、インフラエンジニアとは分けて使われるケースが多い呼称です。
<参考>
システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や求められるスキル、やりがいを紹介
【システムエンジニア】職務経歴書の書き方!見本テンプレート付きでポイントを解説
汎用系エンジニア
汎用系エンジニアは、汎用系システムの開発や保守、運用を行うエンジニアです。
汎用系システムとは「汎用機」と呼ばれる、大手企業や官公庁、金融機関などの基幹システムで用いられてきた大型のコンピュータのことで、膨大なデータを処理できるシステムのことです。
近年はハードウェアのオープン化が進み、ハードウェアメーカー独自の規格に伴う制限が掛かる都合で「汎用機」を用いた開発はあまり行われなくなりましたが、官公庁や金融機関など、大量のデータを正確に扱う必要がある環境で利用されてきた過去があります。また、インターネットと接続されないクローズドな環境で脈々と使われてきた事情もあります。
それゆえに、需要こそ限られるものの、現在でも求められるケースがあるエンジニアです。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、システムエンジニアの中でもアプリケーション開発を対象としたエンジニアのことを指します。主な業務としては、Windowsアプリ、スマホアプリ、ゲーム etc などのアプリケーションの設計や開発を行います。
システムエンジニアがシステム全体の開発を担うエンジニアを包含して呼称するのに対して、アプリケーションエンジニアは設計・開発の対象がアプリケーションに限定されるケースで呼称される点に違いがあります。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、システムエンジニアの中でも、Web系システムを開発するエンジニアのことを指し、Webの画面などユーザが直接触れられる画面回りやスマホアプリのクライアント側開発などを行います。
CSSやHTML、JavaScriptなどを用いて、WebサイトやUI/UXなどを実装します。
また、WordPressやWixといったCMSの構築やカスタマイズも担当します。
<参考>
フロントエンドエンジニアの言語やフレームワークを解説!スキルや勉強方法も紹介
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、システムエンジニアの中でもWeb系システムの開発するエンジニアのことを指し、ユーザがWebの画面上で行った操作に応じて、サーバ側で行われる処理の設計や開発、構築などを行います。
ユーザが直接触れられる画面を担当しているフロントエンドエンジニアに対し、バックエンドエンジニアは、ユーザに見えない領域の開発を行うエンジニアです。
サーバ側の処理を行うソフトウェアの開発や、サーバやデータベースなど基盤回りの構築、リリース後のシステムの運用・保守を担当することもあるため、業務の幅が広いことも特徴です。
なお、バックエンド、フロントエンドの両面をこなせるエンジニアをフルスタックエンジニアと呼びます。
<参考>
バックエンドエンジニアへのロードマップ|IT未経験向けの具体的な学習手順も解説
プログラマ
プログラマは、システムエンジニアが準備した仕様書をもとに、実際のプログラミングを行うエンジニアのことを指します。そのため、システムエンジニアの枠組みの中で説明するのは、やや誤解があるかもしれません。
ただ、基本的にほとんどのシステムエンジニアは、プログラマの経験を経ているため、いわばSE候補生ともいえます。
システムエンジニアとの違いとしては、システムエンジニアが基本設計からプログラミングまでの実務をこなすエンジニアのことを指すのに対して、プログラマは詳細設計以降のいわゆるプログラミングを専門で担うエンジニアのことを指します。
<参考>
プログラマへの転職、プログラマからの転職は難しい?プログラマの平均年収を年齢別・経験年数別などから詳しく解説
【プログラマ】職務経歴書の書き方!見本テンプレート付きでポイントを解説
インフラエンジニアの種類と役割・仕事内容
インフラエンジニアは、セキュリティ対策を含めたシステムの基盤となる技術(インフラ)を支えている職種です。
システムエンジニアが主にアプリケーション開発に係わるエンジニアを指すのに対して、インフラエンジニアはそのソフトウェアを動かすためのITインフラ環境を構築する役割です。
ここからは、インフラエンジニアのそれぞれの役割や業務について解説します。
<参考>
インフラエンジニアへの転職、インフラエンジニアからの転職は難しい?平均年収を経験年数や雇用形態別などに分けて解説
【インフラエンジニア】の職務経歴書の書き方!見本テンプレート付きでポイントを解説
サーバエンジニア
サーバエンジニアは、サーバの設計や構築、運用、保守などを行うエンジニアです。
サーバは、ユーザ視点でいえば、ネットワークの向こう側にある装置です。
アプリケーションが動くためには、そのアプリケーションが動くために必要な土台がなければなりません。
家にたとえるならば、家の躯体を作るにしても、固い基礎の上で無ければ安定しません。
また、躯体が出来あがあったとしても、電気・ガス・水道などがなければ、家としては機能しません。
まさにそれと同じで、サーバはアプリケーションを機能させるために必要な環境を提供しています。
それだけに、サーバに障害が発生してしまうと、影響範囲が広く、そのサーバ経由で稼働させている多くのクライアント端末に問題が及びます。
そのため、セキュリティやバックアップ体制が非常に重要になります。
サーバエンジニアは、OS、クラウド、ミドルウェア、ハードウェア等の専門知識を用いて、サーバの動作に問題が起こらないよう管理する役割を担っています。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワークシステムの設計や構築、運用保守を行うエンジニアです。
主な業務は、ネットワークシステムの通信設備を整備することです。
ルーター、スイッチ、ハブ、ケーブル類といったネットワーク機器を選んだり、運用保守を行ったりします。
社内のPCをつなぐローカルなネットワーク(LAN)もあれば、スマホゲームのようにたくさんのユーザが使うアプリケーションを、サーバからネットワークを介してスマホに提供するといったこともあります。
皆さんも電車に乗りながらスマホアプリでゲームをしていたところ、トンネルに入ったらゲームも停止してしまったという体験をしたことがあるのではないでしょうか?
アプリはスマホにダウンロードしてあるはずなのに、動かなくなるのはなぜなのでしょう?
それは、そのアプリの本体は「ネットワーク」を介したサーバ側にあるためです。
したがって、スマホにダウンロードしているアプリケーションというのは、あくまで画面回りをつかさどるアプリケーションという訳です。
このように、実はネットワークは様々なところで使われている技術です。それゆえに、ネットワークエンジニアは、インターネットが生活必需品となった現代において、より必要性が高くなっていく仕事ともいえるでしょう。
<参考>
ネットワークエンジニアの仕事内容とは?必要なスキルや未経験から目指す方法も解説
【ネットワークエンジニア】職務経歴書の書き方!見本テンプレート付きでポイントを解説
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、データベースの設計、構築、運用保守などを行うエンジニアです。
Web系システムでは、データの検索や抽出、格納の機能が必須です。Webの動作レスポンス、安定性、安全性などを確保するためにも重要な役割となります。
また、ディープラーニングや機械学習、AIといった技術が登場した昨今は、ビッグデータの活用が重要視されています。
そのような時代背景もあり、データベースに関する業務を専門とするデータベースエンジニアは、インフラエンジニアの中でも重宝される存在になってきています。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、外部のサイバー攻撃から社内ネットワークを守るために対策を施すエンジニアです。
セキュリティに配慮したシステムを設計し、不正なアクセスを未然に防止する役割を担っています。
世界中からサイバー攻撃や不正アクセスを受ける可能性がある近年では、大手メーカー企業などのグローバル企業であるほど、そうしたリスクが高まってきています。
それゆえに、専任のセキュリティエンジニアを配置するケースも増えてきています。
社内SEの役割・仕事内容
社内SEは、社内システムの開発や保守を行います。
システム開発を通して、自社が抱える経営課題や事業課題を解決する役割を担っています。
一般的なシステムエンジニアが、お客様(ユーザ)からの依頼によってソフトウェア開発を行うのに対して、社内SEは対象となるお客様(ユーザ)が社内である点が呼称の違いです。
「情報システム部(略称:情シス)」と呼ばれることも多く、IT関連の企画から開発、運用、保守までを一貫して手がけているのも社内SEの特徴です。
また、社内システムの操作方法や不具合への対処、PCや周辺機器の使い方など、社員からの問い合わせに対応する、ヘルプデスクとしての役割も担います。
<参考>
社内SEへの転職、社内SEからの転職は難しい?社内SEの年収・年齢別の相場と高年収を目指す戦略を解説
【社内SE】の職務経歴書の書き方!見本テンプレート付きでポイントを解説
組込/制御系エンジニアの種類と役割・仕事内容
組込/制御系エンジニアは、機械などの「モノ」を動かすことを目的としたソフトウェア開発を行う職種です。
ここからは、組込/制御系エンジニアの役割や具体的な仕事内容を解説します。
組込系エンジニア
PCやスマホ、家電製品、自動車などには、機器が正しく作動するためにコンピュータユニットが組み込まれています。組込系エンジニアは、そのようなコンピュータに組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニアです。
主な業務としては、機器が設計通りに動作するためのソフトウェアやハードウェアの開発を行います。
自動車や家電製品などに組み込まれるソフトウェアの開発、ネットワーク機器( Wi-Fiルーターなど)の処理用ソフトウェアの開発、工場などの産業用機械やロボットに組み込まれた装置のソフトウェア開発などを手がけています。
<参考>
組込エンジニアの転職は難しい?必要なスキル・資格や成功のコツを紹介
制御系エンジニア
制御系エンジニアも、組込系エンジニア同様、各種の機械を動かすためのソフトウェアを開発するエンジニアです。
組込系エンジニアが、機械を動かすための装置に埋め込まれるソフトウェア開発を行うのに対して、制御系エンジニアは、それらの装置などへ命令を与えて、機械自体を制御し動かすためのソフトウェア開発を行います。
制御系エンジニアが作った命令(ソフトウェア)に応じて、組込系エンジニアが作ったプログラムが埋め込まれたユニットが作動するといったイメージです。
主な業務は、電源のオン・オフや機械のコントロールなど、ユーザが操作することで反応する箇所の機器を正常にコントロールできるよう、必要な仕組みを構築することです。
プログラミングスキルはもちろん、担当している機器の知識も求められます。
<参考>
制御設計への転職、制御設計からの転職は難しい?必要なスキル・資格や成功のコツを紹介
IoTエンジニア
IoTとは「Internet of Things」の略語であり、日本語では「モノのインターネット」と訳されます。
つまり、IoTエンジニアは、機械とWebを連携させるためのエンジニアと言えます。
モノがインターネット経由で通信することにより、遠隔操作や遠隔監視、自動化の利便性が高まり、生活における利便性や効率が高まります。
IoTエンジニアは、モノや機械を動かすための制御系開発に加え、機械とWebをつなぐネットワークやサーバの設計・構築、そしてWeb側のソフトウェアの開発など、守備範囲の広いエンジニアです。
製品の企画や設計から携わるケースもあり、業務は多岐にわたります。
組込系エンジニアや制御系エンジニア、アプリケーション、ネットワーク、セキュリティといった複数の関連スキルを活用する専門性の高いエンジニアで、今後より重宝されるエンジニアとなっていくことが予想されます。
その他のIT関連エンジニアの種類と役割・仕事内容
システムエンジニア、インフラエンジニア、社内SEの他にも、ITに携わるエンジニアは存在しています。
ここでは、その他のIT関連のエンジニアを紹介します。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、あらゆる統計から経営や計画に役立つデータを解析し、企業や組織における意思決定者のサポートをする役割を担います。
分析したデータをレポーティングし、企業の経営層などにプレゼンすることもあります。
統計解析の知識やITスキルはもちろん、市場トレンドやビジネスに関する知識など、幅広い領域への見識が求められます。
テクノロジーの普及に伴い、ビッグデータが重要視されるようになってきた昨今、とくに重宝される業種の1つです。
テストエンジニア
テストエンジニアは、製品やソフトウェアが仕様書どおりに動作するかテストを行い、不具合などを見極め、品質向上につなげるエンジニアです。
従来設計者が行ってきた「テスト」の工程を、第三者が抜き出して行います。
そうすることで、先入観からくる点検漏れなどを予防し、より高い品質を求められるようになります。
「テスト計画を立てる」「実際にテストを行う」「テスト結果の確認」「結果をもとに改善する」といったPDCAサイクルを回して業務を進めていきます。
フィールドエンジニア
フィールドエンジニアは、お客様に対してアプリケーションやハードウェア等の導入や設置、定期的な点検などを行うエンジニアです。
具体的には、アプリケーションや、PC・プリンタ、制御装置、医療機器など、電子機器の不具合を解消することが業務になります。また、社員や関係者に対し、定期メンテナンスの方法や製品の使い方といったレクチャーを行うケースもあります。
他のエンジニアとの大きな違いは、現場で製品を利用するユーザに直接対応する立場であることです。
現場(フィールド)で作業する様子から、フィールドエンジニアと呼ばれています。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、セールス(営業)とエンジニア(技術的なフォローなど)の両方を実行するエンジニアです。エンジニアと名付けられていますが、実際の業務は営業寄りになります。
主な業務内容は、電子機器やソフトウェアのセールスを行うことで、顧客の意見や課題に適した電子機器やソフトウェアを提案します。
製品購入後も、不具合などの対応をするケースがあるため、各サービスや製品に対する専門的な知識を持つ必要があります。
プリセールス
プリセールスも、営業寄りの職種です。
セールスエンジニアがどちらかと言えばハードウェア寄りの支援を行うエンジニアとするならば、プリセールスはアプリケーションの導入提案時に、営業活動を技術的な側面から支援する職種と言えます。
「販売(セールス)の前(プレ)」という意味の通り、契約前の段階で、技術的な専門知識を活かして顧客の課題解決をサポートします。
IT業界では、システム提案において「PoC」という手法が用いられます。
PoCとは、Proof of Concept(概念実証)の略称で、該当の技術やサービスが実際に実現可能かどうか? について、正式な導入や開発の前に、小規模な試作・検証を通じて確かめることを指します。
こうしたPoCのスタートに繋げつつ、技術的に実現可能な環境確認や調整などを行うこともプリセールスの役割です。
AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能(AI)技術を活用して、ビジネス上の課題を解決するシステムやアプリケーションを開発するエンジニアのことを指します。単にAIモデルを構築するだけでなく、データ分析、アルゴリズム開発、システムへの実装まで、幅広い業務を担当します。
ChatGPTの登場以降、加速度的にAIの利用機会は増加しています。
そうした市場環境において、AIの有効な使い方や、個社単位でのカスタマイズ、プロンプト設計などを担うのもAIエンジニアの役割です。
ノーコードエンジニア / ローコードエンジニア
「ノーコードツール」や「ローコードツール」を用いてアプリケーションを開発するエンジニアのことを「ノーコードエンジニア」や「ローコードエンジニア」と呼びます。
ノーコードツール(ローコードツール)は、視覚的なインターフェース(画面操作)を使って、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作でアプリケーションやウェブサイトを作成できます。それゆえに、エンジニアでは無くてもアプリケーションを作ることは可能だったりしますが、一定レベルの本格的なアプリケーションを実現しようと思うと、各ツールごとの特徴や機能を活かした開発が必要となります。
そうしたケースで、ノーコードエンジニア(ローコードエンジニア)が活躍します。
したがって、ノーコードエンジニア(ローコードエンジニア)は、所定のノーコードツール(ローコードツール)特有の機能や特性に関する知識が求められます。また、プログラミングの基礎知識や、ビジネス課題の解決能力、UI/UXデザインなどのスキルを備えることも重要です。
<参考>
おすすめのノーコードツール5選!注目されている背景や「ノーコードエンジニア」へのキャリアパス
プロジェクト管理を行うエンジニアの種類と役割・仕事内容
ここでは、プロジェクト管理を担っているエンジニアについてお伝えします。
具体的にはPM、PL等のことを指しますが、厳密には職種ではなく職位と解釈した方が分かりやすい役割です。
システムエンジニア(職種)のリーダーがプロジェクトリーダー(職位)の役割を果たすといったイメージです。
<参考>
PMとPLの違いとは?業務範囲や必要なスキル・キャリアパスの違いまで解説
PM(プロジェクトマネージャー)
PM(プロジェクトマネージャー)は、システム開発に係るプロジェクト全体の管理を行います。
プロジェクトの計画を立て、顧客から求められた要件や仕様を満たした成果物を、契約上の納期やコストの範囲の中で実現する役割です。それゆえ、プロジェクトの管理項目やKPIを設定し、その実行状況を監視・管理することなどを行います。
プロジェクトで起こりうるリスクをあらかじめ予測し、実際のリスク発生時に対策を講じられるように準備しておく必要があります。また、プロジェクトに必要な製品、サービス、要員等の資源を手配したり、各ステークホルダーとの関係性を構築したりするなど、プロジェクトの下地作りも引き受けます。
品質、コスト、納期を管理しつつ、全体を統制しながら監視する役割を担うため、プロジェクトにおける、すべての責任を担う重要な役割です。
PL(プロジェクトリーダー)
PL(プロジェクトリーダー)は、PMの作成した計画を実行する実務者の中のリーダーです。
システム開発におけるプロジェクトにおいては、成果物を完成させるために、該当システムの機能や工程に応じてチーム分けされ、複数のチームで役割分担をしながら進捗スピードを合わせる形で完成を目指します。
PLはそのチームにおける陣頭指揮を執る立場と言えます。
該当チームに求められる成果物の品質や納期を守るべく、チーム内の進捗を管理しつつ、チームのメンバーへの指導やフォローなども行います。また、問題や不具合が生じた際に解決策を探ったり、若手の人材育成にも携わったりします。
一般的には、PMがQCD(品質管理、コスト管理、納期管理)までを責任範囲とするのに対し、PLはQD(品質管理、納期管理)までを責任とするケースが多いのが特徴です。
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本記事では、「ITエンジニア」の様々な職種について違いを紹介してきました。
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